見出し画像

共同住宅の二次喫煙対策①

この記事が、共同住宅のタバコの煙で困ってる人に少しでも役立ちますように。

検索でこの記事にたどり着いた方、こんにちは!
インターネットで解決策を探しているのに「文句あるなら共同住宅から出ていけ」「じゃあお前も焼魚や焼肉等においの漏れる行為は一切するなよ?」「隣の煙や臭いがそんなに入ってくるわけないだろ」等の意見で心折れたりしてませんか?
私は折れました。

確かに、他人に「禁煙を強いる」ことはできません
世の中気分よく喫煙した者勝ちみたいですが、「禁煙の共同住宅」でない限り、確かにどうしようもない。

かといって喫煙者でもないのにタバコ臭い部屋に住みたくないし、二次喫煙リスクも受忍したくない……それではどうするか?

共同住宅の二次喫煙対策について私なりの検討と対策、結果をここで共有したいと思います。


タバコの煙はどこから来るのか?

共同住宅の構造、周辺環境(風の流れ)等に左右されます。
まずは「タバコの煙がどこから来るのか?」をリサーチしましょう。

私の住む共同住宅の場合、「ベランダ(と窓サッシの隙間)」「台所の換気扇」からでした。

ちなみに喫煙者は隣人で、ベランダ換気扇の下の2カ所で喫煙するようです。頻度は在宅時1時間に1度(深夜~早朝を除く)、そしてベランダ喫煙した後はほぼ必ず換気扇の下でも喫煙するというパターン。なんでやねん!
ベランダ禁煙の物件なんですが、管理会社曰く「こちらとしては禁煙のご協力をお願いすることしかできない」とのことでした)

侵入ルートを塞ごう…その前に

タバコの煙の侵入ルートが分かれば次は簡単!塞ぐだけ!(と思ってました)

ベランダからの煙ならば、窓(とシャッター)を閉めれば解決……と思いきや、全然全くの効果なし。
窓サッシの隙間からすごい勢いで入ってくる。何で???

24時間換気システムのデメリット

私は24時間換気システムの共同住宅に住んでいます。
最初は同じ共同住宅内に喫煙者がいなかったこともあり、24時間換気システムの恩恵だけを享受して生きていました。
数日不在の後の帰宅であっても空気がどんよりせず、爽やか!
夕飯時に他の部屋の食事のおいしそうな匂いがめっちゃするけど!(フラグ)

しかしこのシステムがまさかの落とし穴!!!

私の住む共同住宅の24時間換気システムは、浴室の天井に設置されていて、停止ボタンはありますが押してもしばらくすれば勝手に再始動する仕様です(別のボタンの長押しでずっと止めることも可能ですが非推奨とのこと)。
それはそれでいいとして。

どうして上記のように「窓サッシの隙間からすごい勢いで」空気が入ってくるのか?

24時間換気システムで常時室内から吸気して排気しているので室内の気圧が下がるため、大きな窓を閉めるとサッシの僅かな隙間から勢いよく外気が吸い込まれてくる。
(隙間から勢いよく……というのは、ホースの口を狭めたら水が勢いよくブシューッと出る仕組みと似たような仕組みです)

なので、24時間換気システムの共同住宅で隣人等のタバコの煙にお困りの方は、室内の気圧を意識して、給気と排気のバランスを調整するとよいです。

ちなみに私の部屋は、隣人が換気扇を使い始めると何故かこちらの窓サッシから入ってくる隙間風がパワーアップする(隣室の気圧が下がると連動してこちらの気圧も下がる)という珍現象もあったため、壁にある給気口を「閉」にしたところ、それが少し収まりました。なんでやねん!

侵入ルートを塞ごう

隣人はベランダで喫煙するとき、自分の部屋の窓をパァンときっちり閉めています。自分の部屋にタバコの煙を入れたくないんですね。

奇遇だな、私もそうだよ(怒)

隣人がベランダに出て、自分の部屋の窓を閉める音がしたら、それは私にとって「窓を閉める合図」です。
私は爽やかな外気を取り入れたいのに!と思いますが仕方ない。空気の綺麗な住宅街を選んだのに台無し……!

それはさておき、私が実行したベランダ喫煙に対する24時間換気システム共同住宅の対策は以下の通り。

対策その1:窓を閉める

これだけで解決するならまだよかったよね。。。

対策その2:隙間テープ

ベランダ側の窓サッシに隙間テープ詰めます
賃貸なので貼れませんから。
私はDaisoのグレーを使用しました。

画像1

私の部屋の場合、もっぱら左側の窓サッシの隙間から入り込んで、右側(網戸側)からは入ってこなかったので(網戸についてるモフモフの効果?)、左側を開かずの窓にして隙間テープを詰めた状態にしています。洗濯物等では右側だけ開閉。ちょっと不便だが仕方ない。
<どうしても貼りたい場合>
マスキングテープ
を先にサッシに貼ってからその上に隙間テープを貼ると良いと思います。
マスキングテープも長期間貼っていると粘着が残りますが、その場合はキッチンタオルに水を含ませてしばらく貼り付けてふやかした後にシリコン製スクレーパーでキュッとこすれば比較的容易に原状回復できると思われます。

対策その3:別の窓を開ける

ベランダ喫煙の影響がない窓があれば、開けてください。給気口確保です。
24時間換気システムの気圧関係で、大きな窓を1つ閉めると、隙間テープを詰めていてもサッシの隙間から容赦なく入ってくるので。

対策その4:24時間換気システムを一時停止する

室内気圧が下がるとわずかな隙間からでも勢いよく外気が流れ込むので、止めちゃいましょう。
(こちらが風呂上がりでとても換気したいタイミングで隣人が喫煙開始したら不幸です)

さぁ、これらで解決したらまだよかったんですが、強敵が現れました。

室内の換気扇の下で喫煙するなら問題ない?

喫煙者の立場で考えてみましょう。
「ベランダ喫煙してたら他の部屋の住人から文句を言われた。仕方ないから室内の換気扇の下で吸った

配慮の気持ちが現れていますね。
単に「ベランダ出るの怠いから雨降ってるから寒いから暑いから」もあるでしょうけど、配慮してくれるのはとても嬉しいです。

が!!!!!

換気扇の排気口はどこにあるか?

天は我を見放しました。
賃貸物件決めるのに完全に見落としていました。

私の住む共同住宅では、台所の換気扇の排気口がベランダについています。
さらに運の悪いことに、隣(角部屋)の排気口がこちらとの境界から僅か5cmの位置!近い!!!!せめて反対側に付けてくれよ!!!
隣人がこちらに配慮して室内喫煙しても、排気口からベランダに出てくるのでベランダ喫煙と変わらない。いいえ、寧ろ「勢いよく右上から噴射」されるので被害増大

ベランダに隣と隔てる遮蔽板はありますが、上にも横にも下にも隙間がある。

対策その5:大型ツッパリ棒とビニール

賃貸ゆえにDIYには限界がある為、試行錯誤を繰り返した結論です。
まずは遮蔽版の上を塞ぎます。
予算は4千円ほどかかります。ちくしょう。
ホームセンターで売っている3m級の大型ツッパリ棒2本を隣との遮蔽板の両端に設置します。
ツッパリ棒2本の上部に感染対策のようなビニールを張ります。
ベランダの遮蔽板緊急時の避難ルートなので、遮蔽板自体を覆うのは避けています。

対策その6:プラダンと重石

次に遮蔽板の下と横を塞ぎます。
私はセリアの半透明プラダンを当てて、L字型ブックスタンド重石ミニツッパリ棒とで仮固定しました。

★プラダンを屋外で使用する場合は隙間に虫等が入らないように、縁をガムテープなどで塞いでおくことを全力推奨します。縁をぐるりと覆っておくことで経年劣化でプラダンが砕けても比較的回収しやすくなります。

画像2
画像3

対策2(隙間テープ)と対策5&6(排気口防御)で、ベランダ&排気口からのタバコ侵入ルートほぼ制圧できました!!!

対策その7:換気扇ガード

これで解決じゃないんですよね……

私の住む部屋の場合、隣の換気扇とこちらの換気扇はどうやら壁一枚隔てた向かい合わせの設置のようでして。
あちらが換気扇を使うとき、こちらが換気扇をつけていないと、なかなかモンワリとタバコの臭いが漂ってきます。

換気扇ダクトの逆流防止弁とかがあるとかないとかネット情報で見かけましたが、調べてもよくわからなかったので……

短絡的に「使用していないときは塞ぐ」ことにしました。
相手が使ったときに合わせてこちらも換気扇をONにすることも考えましたが、1時間に1度という頻度に電気代的な意味でつきあってられない。

換気扇使う=室内気圧を下げて隙間風をパワーアップさせてしまう、ですし。

用意したのはDaisoのA3クリアファイル、ガムテープ、強力磁石です。
隣人の喫煙から逃れるために地味な支出が続きます。

画像4
画像5

磁石でくっつくので簡単着脱式。使わないときは冷蔵庫に貼り付けてます。
個人的に裏表を決めておきたいのでマステで目印をつけています。
★追記★
この方法よりも「マグネットシート」の方が密着率が上がってらくちんです。マグネットシートは1枚数百円しますので、カレンダー販売時期(秋~年末)であれば、Daisoなどの百均で「マグネットシートタイプの月カレンダー(マジックで日付を書き込むタイプ」が販売されているので2枚で220円で済みます)

この対策7(換気扇ガード)と対策3(別の窓を開ける)、対策4(換気システムを止める)の組み合わせで、換気扇からのタバコ侵入ルートほぼ制圧できました!!!

ほぼ」に留めたのは、これだけきっちり封鎖したのに、
隣が喫煙を開始すると壁側からもんわりとタバコ臭がするんです……
コンセント穴は使ってない箇所は百均のお子様いたずら防止キャップつけてるけれど、それでも臭う……ドウシテ…

まとめ

共同住宅の構造によって、隣人のタバコの煙の侵入ルートは異なります。
・まずタバコの煙の侵入ルートを特定するべし
24時間換気システムがある場合は気圧調整(一時停止等)が必須
賃貸の場合、原状復帰が容易なDIYでタバコの煙をガードしよう

つづき↓



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?