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【夏休み企画まとめ】(仮題)すべての教師と子どもを幸せにする方法~教員こそ多趣味であれ~(1)|みつばち先生🐝

第1章 多趣味のすすめ

1.趣味がないとつぶやく若手教師

ある週末に仕事を終え、放課後職員室でまったりした時間を過ごし、同僚と談笑をしていました。
話題は自然と週末の予定の話になっていきました。
そんな時に若手教師が
「自分は趣味がないんですよね〜」「週末は何もしていません」と言っていました。
心の中で、「え〜もったいない」と叫んでいました。
私は週末を全力で楽しむために平日の仕事を頑張っています。
しかし、私も独身時代は何もすることなくぼーっと家にいた時もありました。
休日になにしたっけ?という日も多くありました。
好きなことはあったけど、趣味かといわれると趣味ではないなぁというのが多くあったと思います。

2.趣味がないという人の共通点

趣味がないと思っている人の多くが学生時代に部活動などに熱心に取り組んできた人だと思います。
いざ社会人になって何をしていいかわからない人って多くいると思います。
それは子育てをがんばってきた子育て世代が子育てがひと段落した後にも同じ現象が起こると思います。
これまで所属していたコミュニティも子どもを通じてのつながりなので、子育てが終わると自然とコミュニティも消滅することもあります。
急に孤独感に襲われ、多くの時間を持て余す事態になっていきます。
まさに趣味がない状態になってしまいます。
3.教師に多趣味をすすめる理由
一つの趣味を極める人や多くの趣味を持つ人など趣味の道の歩き方には方法があります。
そんな中で、教師にはぜひいろんな趣味を持つことをおすすめしたいと思っています。
教師に多趣味をすすめる理由は3つあります。

【教師に多趣味をすすめる理由】
①視野が広がる
②子どもの可能性を広げる
③多くの人脈を手に入れることができる
1つずつ具体的に理由を書いていきたいと思います。

①視野が広がる

1つ目は視野が広がるということです。
趣味が多いと入ってくる情報が多いです。
自分の視野を広げるためには、自分と違う考えに触れる必要があります。
趣味が多いとたくさんの考えに出会えて、いろんな環境に自分の身を置くことができます。
こっちのコミュニティでの正解は、あっちのコミュニティでも正解とは限りません。
集団によって、自分の考えや行動を変えなければいけないのは自分の柔軟性を高めてくれます。
私も様々なコミュニティに属していて、いろんな考え方に触れると勉強になるなぁと感じることが多くあります。
特に個人事業主が多いコミュニティで会話していると普段では出会うことができない考え方に出会います。
その経験が、学校での仕事にも影響したり、保護者対応に使えたりすることがあります。
学校で勤めにあたって、多くの人と出会う職場ですので、視野を広げることはとても重要なことだと思っています。

②子どもの可能性を広げる

2つ目は子どもの可能性を広げるということです。
教師は子どもの可能性を引き出す職業です。
その教員が、いろんな経験をしておくことが大切だと思っています。
教師が様々な世界について詳しく知っておくと子どもの適性を見極め、提案することができます。
以前、不登校生でイラストが好きな女の子がいました。
学校には週に1回登校し、別室で1時間程度過ごしていました。
別室でいろんな会話をしていく中で、イラストをココナラでの販売をすすめました。
以前に私の似顔絵をココナラで発注した経験からの提案でした。
このように教師が様々な提案をできるのはいろんな経験をしているからだと思います。
いろんな趣味を持つことで経験できることで子どもの可能性を広げることができると思います。

③多くの人脈を手に入れる

最後は多くの人脈を手に入れることができます。
趣味をやっていく上で、様々な人に出会います。
趣味で上達するためには、自分よりも少し上手い人や自分よりも知識が多い人に出会う必要があります。
私がやっている趣味も上達するために自分より上手い人に教えてもらいます。
いろんな人に出会い、いろな人とつながりができました。
この出会いがいろんなところにつながります。
これは前述しましたがいろんな価値観に出会うことにもつながります。
いろんな価値観に出会うことで自分の成長にもつながると感じます。
人脈を広げるためには外の世界に積極的に行く必要があります。
そのためにはいろんな趣味を持つことがおすすめです。

多趣味のメリット

趣味が多いと様々なメリットがあります。
これから多趣味のメリットをご紹介していきたいと思います。
私が考える多趣味のメリットは3つです。
・自分の成長を感じる
・毎日が楽しい
・暇がない
この3つ目のメリットについて詳しく書いていきたいと思います!

・自分の成長を感じる

1つ目は『自分の成長を感じる』ことです。
何事も初心者からのスタートです。
初心者から少しずつ上達していきます。
上達するスピードは人それぞれですが、少しずつ知識や技術が身に付いていきます。
始めはできなかったことが、少しずつできるようになっていきます。
自分の成長を感じることができることは、自分にとっての喜びです。
大人になっても自分が成長しているのを感じるのは精神的にもいいことです。
成長を感じるためにはどんなことでもいいと思います。
少しでも興味があることに、果敢に挑戦し自己成長を感じましょう。
できるという自信が、更なる高みを目指すようになっていきます。

・毎日が楽しい

2つ目は毎日が楽しいということです。
趣味が多いとやること、やりたいことがいっぱいです。
それぞれのシーズンによって、楽しめることがいっぱいあります。
【季節ごとの趣味一覧】
春 :キャンプ、魚釣り、養蜂、家庭菜園
夏 :川遊び、海遊び、
秋 :キャンプ、魚釣り、家庭菜園
冬 :外遊び
通年:DIY、ガジェット、SNS運用、note
今週末は何をしようと毎日考えるだけでもわくわくします。
毎日わくわくしたい人は絶対に趣味を多く持つことをおすすめします。
一度しかない人生、わくわくを持って生活していきましょう!!

・暇がない

最後は『暇がない』ということです。
これはマイナスに感じる人もいるかもしれませんが、私にとってはすごくプラスに感じています。
人間は忙しいほどパフォーマンスが上がると思っています。
また、忙しいと余計なことを考えずに済みます。
仕事で嫌なことがあった時も、頭の中を別のことでいっぱいにすることができます。
余計なことを考えないというのは、精神衛生上とても有効です。
あえて自分の暇をなくしてみましょう!

多趣味のデメリット

前述したように趣味が多いとたくさんのメリットがあります。
しかし、同じようにデメリットもあります。
私が考える多趣味のデメリットは3つあります。
・時間がない
・費用がかかる
・中途半端になりがち
なんとなく「そうだよね~」とうなずく声が聞こえてきそうですw
この3つのデメリットについて詳しく書いていきます。

・時間がない

人間に平等に与えられているのは時間です。
どんなに大金持ちでも、どんなに貧しい人でも1日は24時間しかありません。
24時間をどのように過ごすのかは各個人の自由です。
趣味が多いとこの24時間のうちに割ける時間がとても限られています。
色んな事に挑戦して、楽しみたいと思っていても限られた時間でしか楽しむことができません。
メリットで『暇がない』と書きました。
『時間がない』は多趣味の人たちにとって、メリットとデメリットの裏表のような存在だと思います。

・費用がかかる

次に費用がかかるということです。
趣味を継続させていくためには、たくさんのお金が必要です。
道具を購入したり、知識を得るために勉強したりお金がかかります。
これは趣味にもよるとは思いますが、費用がかかる趣味ほど楽しみが多いイメージです。
しかし、費用はかけようと思えば際限なくかかってしまうので、自分の財布と相談しながら心地よい部分を探しながら趣味を継続していってほしいです。
1つの趣味だけでも費用がかかるのに、多趣味だともっと費用がかかってしまいます。趣味を続けるためには、やりくりが重要になってきます。

・中途半端になりがち

最後は中途半端になりがちということです。
趣味が多いと、一つ一つの趣味が中途半端になってしまいます。
時間はみんな平等です。
限られた時間で、多くの趣味をやることは大変難しいです。
一つひとつの時間が少なく、途中でやめてしまっていることが多くあります。
私も趣味が多いので、やりたい気持ちはあるのですが、やる時間がないことに苦しんでいます。
毎週末の予定は、相当先まで詰まっています。
趣味が多いことで、中途半端になってしまうというデメリットがあります。

第2章 多趣味の効用

こんな時に役立った

趣味が多いといろんな場面で役立つことがあります。
これは多趣味のメリットでもお話ししたように、いろんな人とつながることができます。
人と人をつなぐことができる趣味はとても有用です。
また、教員という立場からいろんな人と出会います。
それは、子どもだったり、保護者だったりします。
そんな時に趣味はとても役立ちます。
これから私が経験した趣味がこんな時に役立った場面をご紹介したいと思います。
・生徒との関係(特に課題のある生徒)
・保護者対応
・対教師のコミュニケーション
・子育て
これから多趣味が役立った場面を詳しくご紹介していきたいと思います。

・生徒との関係(特に課題のある生徒)

趣味が多いと様々な生徒との関係を作ることができます。
学校で生徒との関係を作ることは本当に重要です。
特に課題がある生徒と関係を作ることが大切です。
人間関係を構築していくための簡単な方法は共通点を探すことだと思います。
趣味が多いと共通項目を探すことが容易になります。

私の場合は、生徒指導上課題がある生徒や不登校で家から全く出てこれない生徒と一緒に魚釣りに行って、いい関係を作れたことがありました。
また、小さい頃からゲームが好きだったので、教室でゲームの話で盛り上がったり、生徒からゲームの攻略法を教えてもらったりしています。
趣味のおかげで、生徒とつながることができます。
これこそ趣味が仕事に直結しているところだと思います。

・保護者との関係

保護者との関係も趣味で構築することができます。
生徒とは違い、あまり接触する機会がありません。
学級通信などで積極的な自己開示が必要です。
学級通信に書いた自分の趣味で意外と話が盛り上がることがあります。
先生対保護者という関係から人と人の関係になるとすごくいい関係で、子どもたちの教育効果も高まります。
また、家庭訪問の時がチャンスです。
玄関などには家族の思い出や趣味の道具が置いてあることがあります。
もしも、見つけた時には積極的に話しをしてみましょう。
生徒との関係にも書きましたが、共通項目を探すことが大事です。
自分の中にたくさんの引き出しがあれば、共通項目を探すことは容易です。
趣味が多いと人間関係は良好になると思うのでおすすめです!

・対教師のコミュニケーション

趣味が多いと教員間のコミュニケーションにも使えます。
仕事をやっていく上で、職員間の連携が欠かせないのが学校現場です。
特に年齢が上がれば、他教師との連携は欠かせないと思います。
そんな密な連携が必要な学校現場で、他教師とつながることが非常に重要です。
他の教師とつながるために様々な趣味が役立ちます。
色んな趣味があると共通項目を探しやすいですよね。
また、休日に一緒に趣味に没頭するなど、仕事以上の関係が生まれます。
関係が密になれば、仕事でもいい影響があります。
このように趣味が多いことで職員間の連携が取りやすくなることが趣味の効用だと言えます。

・子育て

最後に子育てについてです。
趣味が多いと子どもに様々なことを経験させることができます。
たくさんの可能性を秘めている子どものために多くのことを経験させることは人生とってプラスです。
親の仕事の一つに「子どもの得意を一緒に見つけてあげること」があると思っています。
自分の得意なことは、意外と自分では気づかないことだと思います。
趣味が多いと自分の得意なことを発見するきっかけが増えるということです。
子どもの得意を見つけてあげるためにも、親がいろんなことに挑戦しておきましょう!


子どもと一緒に遊べるおもちゃを買わせてもらいます😆