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今日は先月植えた植栽を楽しくお手入れ【府中CG・四谷】

 府中市コミュニティガーデン講座(四谷)では、連続講座を通して、多摩川沿いにある西府緑地に、18人の受講生の皆さんと先生とで花壇づくりをしています。
 7月14日(金)第3回講座では、植栽のお手入れについて講義と実践でした。

元気に迎えてくれる日向花壇の花々


みんなが楽しみながらできるお手入れを
前半の講義では植栽のお手入れの基礎知識を学びました。
基本はみんなが楽しみながらできることが重要ですとのこと。継続して行うにはまたやりたいという楽しみがないと続かない。そのために普段の少しの工夫、知恵を出しあうことがポイントとなります。例えば収穫したものから何かを作る、切り戻ししたものを楽しむ、地域でイベントを開催し、地域を巻き込むことで新たな交流が生まれるなどです。

講義ではたくさんのお話に耳を傾けました

お手入れのポイントは「作業の優先順位をつける」です。
コミュニティガーデンはみんなで作り育てていくもの。人数も時間も必ずしも確定しないから、少ない人数や時間で、効率的・効果的にできるように考えておく。その日の植物の状況や手順や段取りを事前に話し合って優先順位の高いことからしましょうとのことでした。
優先順位1「茶色いものを取り除く」
落ち葉や花がら、枯れてしまった部分などを取り除くことです。取り除くだけで印象が変わるとのこと。確かに後で実践したら大納得でした。
優先順位2「エッジを際立たせる」
植えた部分と他との境をきれいにして明確化すると手入れがされているように見えるとのこと。
優先順位3「大きくなった雑草をとる(選択的除草)」
小さな雑草は他の雑草の芽吹きを抑える役割があると伺い、目から鱗のところも。

また、季節に応じて切り戻しを行います。枝透かしや花がらつみの具体的な方法も教えていただきました。
さらに、みんなで行う中では活動日誌の重要性についてお話しがありました。前回の経過や状況、引き継ぎなどを記載しておけば、安心してお互いがお手入れしたり休んだりできる。そして、過去の振り返りができるので同時期の作業がわかるといったメリットもありますとのお話でした。

他にも、植物のお手入れをすることで地球環境に最も繋がっていることやSDGsを進める役割の一つを担っていることにも触れられました。

人も生き物の中のひとつというお話から、食物連鎖のお話もあり、植物と私たちの関わりの大切さも改めて確認しました。


お手入れのデモを真剣な眼差しで聴く

後半は、公園に出かけて、前半の講義の実践です。とても暑い日があったのに元気に育ち花を咲かせている花壇を見てみんな感動。

後半の始まりです。


まず、ガーデンツアーをして、早速活動日誌に今日の作業内容を書き込みお手入れ。早速、枯れ葉などを除きエッジを際立たせる作業や切り戻しを実践。積極的にあっという間にきれいな花壇に!みんなの達成感のある笑顔が素敵でした。
そして1人ひと花分の花名札付け。それぞれ関心のある花が違うのも楽しい。


ブーケつくり中


最後に、ミニブーケづくりです。
事前に先生がが持ってきてくださった植物にここの花壇のお花を使い、思い思いのミニブーケを作りました。作ったブーケはおみやげにお持ち帰り。

ミニブーケ完成


思い思いのミニブーケでいっぱい


「楽しかったー♪」という声は、皆さんの気持ちを代表したものだったに違いありません。
こうしたおみやげができるのもお手入れの楽しさだということを実感したのでした。

最後に
今日は曇り空で気温は少し落ち着いたことから公園での実践も無理なくできました。これもみなさんの日頃の行いのおかげでしょうか。次回以降も楽しみです。
次回は9月。花壇はどんな姿で迎えてくれるでしょうか。(文責  萩原康秋)

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