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「いのちに触れていると楽しい。元気が出るね。」

『花とみどりでつながろう!府中コミュニティガーデン講座(宮町中央公園)』第9回「植栽ワーク」…講座としては最終回です。

 12月とは思えないほどの暖かさ。空も抜けるように青いです。2022年5月に始まったこの講座も、いよいよ年明け2月に開催されるミニ交流会を残すのみとなりました。講座としては最終回です。

 宮町中央公園の「楽らくガーデン府中」は、講座の修了生を中心とした自主ガーデン活動グループに引き継がれます。

 皆さん、コミュニティガーデンの長続きのコツを覚えていらっしゃるでしょうか?「ローコスト」「エンジョイ」「ローメンテナンス」でしたね。
 今後、少しでもお世話が楽しくラクチンになるように、多年草中心の花壇にしていきます。とは言え、多年草ばかりではさみしくなってしまうので、エリアを縮小して一年草も植え込みます。

 これまでの講座で作成した班ごとのデザインと花苗のリストを元に、実際に担当エリアをアレンジしていきます。配布された図面のコピーが小さすぎて眉間にシワを寄せながら、和気あいあいと作業は進みます。

班ごとに担当エリアをデザイン

 思っていた苗の大きさと違っていたり、南側の花壇では「公園の外(道側)から見てもキレイに見えるように植えましょう」と新たな任務が追加されたり…そんな予想外の展開にも、講座生たちはへこたれません。むしろ楽しんで笑顔がこぼれます。

 一年草の花苗が並べ終わった後には、多年草です。今の時期に咲いていない多年草も、ちょうど一年草の花が終わる頃には咲き始めるとのこと。今のバランスではなく、それぞれの居場所を考える、そんな作業です。

 そして一通り並べ終わったら、いよいよポットから花苗を外して植栽…「いのちに触れている~」のセリフはこの時に聞かれました。毎回、いろいろな方から名言が聞かれるのですが、最終回にして、なんと素晴らしい一言に出合えたのだろう、と思いました。心の底からのため息のような一言でした。「いのちに触れていると楽しい。元気が出るね。」

多年草エリアを一からデザイン、貴重な体験です。

 続いて、南西の多年草エリアを、先生と講座生全員とで一緒に考えながらデザインしていきます。多年草花壇を一から配置する経験はあまりできないことなので、大変貴重な機会です。
 要領としては、常緑のもの→大きくなるもの→季節ごとにどの花が咲くかイメージしながら間を埋めていくという流れです。先生方は、葉っぱだけのポットを「これは春に〇〇のような花が咲く」とか「これは小さく見えるけど1メートル以上になる」とか、今、見えているかのように説明してくださるのですが、私たちには想像もできません。この多年草花壇が季節ごとにどんな顔を見せるのか、とても楽しみです。

ハートマーク、どこにあるか、見つけられるかな?

 ところで、今回の植栽で『宮町中央公園の映えポイント』が一つできました。葉ボタンのハートマークです。ぜひどこにあるのか探してみてくださいね。

修了証書授与式…いい笑顔ですね。

 講座の最後には修了証授与式がありました。12名が2年間、7名が1年間の講座を修了し、なんと!2年間皆勤賞もお一人いらっしゃいました。
  最後に植え付けた花壇の前で集合写真を撮影しました。
 この19名が、ご自身のおうちのご近所でコミュニティガーデン活動を継続・推進してくださることで、わが町府中がますます「花とみどりのまち」になっていく。そして、この講座は2年では終わらない、修了生たちの一生の糧になることを信じてやみません。

(文責 丸山美佳)


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