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『戯曲を味わう 〜大石Dの勉強会〜』vol.22(オンライン版)

(ヘッダー画像撮影:脇田友)


こんにちは!
『戯曲を味わう』の講師を務めています、大石です。
このワークショップは2018年10月より行っています。毎回テーマを変えながら、戯曲に書かれている歴史や、文化、作者の背景などについて知る事で、戯曲をもっと楽しく読む(味わう)ことを目指しています。
2020年5月からは少し形式を変え、オンライン版として実施をしています。

次回は、年が明けての最初の勉強会となります。2021年もたくさんの戯曲を味わって行きたいと思います!

勉強会22-1

※vol.21の配信の様子。ソーシャルディスタンスを意識しています。

さて、今回は、久しぶりの勝手にコラボシリーズです。2021年2月27日(土)、28日(日)にTHEATRE E9 KYOTOで行われる「若だんさんと御いんきょさん」の公演にちなんで、安部公房の『棒になった男』を味わおうと思います。

安部公房はかつて、「ノーベル文学賞に最も近い作家」と国際的に評価されていた作家で、シュルレアリスムの手法を先進的に用いたことで知られています。芥川賞を授賞した『壁』や、読売文学賞を授賞し二十言語に翻訳された『砂の女』などが有名でしょうか。
そんな安部公房の作品に僕が出会ったのが、国語の教科書に載っていた『棒』でした。当時、高2だったか高3だったかの僕は「なんじゃこりゃ!?」とエラい衝撃を受け、その時手に入る本をほぼ全て読み漁った記憶があります。今回味わう『棒になった男』は、この『棒』を戯曲化した作品です。なので、僕にとっては10年の時を経た、満を持して的なテーマでもあります(笑)

安部公房はどちらかと言えば小説家としてのイメージが強いと思いますが、劇団を主宰したり、岸田國士戯曲賞を授賞するなど、演劇界でも数々の功績を残していました。
今回の勉強会では、そんな“劇作家・演出家”の安部公房にもスポットを当て、味わいたいと思います。

この勉強会に参加すれば、『棒になった男』をより楽しめるかも……?

勉強会22-2

※vol.20の様子。この時からセットが少し変わりました。

今までは会場が遠くて参加できなかったという方も、ぜひぜひこの機会にご参加ください!
これまで勉強会に参加したことのない方にも、どんな雰囲気でやっているのかを知っていただきたく、つまみぐい版として、vol.16.5の一部を特別公開しています。
https://www.youtube.com/watch?v=jui1TtJtGUM&t
こちらをご覧になってご興味を持っていただけましたら、ぜひ本編もご参加ください。


講師 大石達起(IN SITU)
日程 1月22日(金)18:30~20:00
会場 zoomミーティングルーム(URLは有料部分に掲載)
金額 500円
定員 20名
主催 IN SITU
   一般社団法人フリンジシアターアソシエーション
お問い合わせ 075-344-8970

以下の有料部分に、zoomミーティングルームのURLとパスワードを記載しています。当日は、そちらのURLからご入場ください。
(※記事を購入していただければ、それが参加費となります。)

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