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JPXプライム150指数始動

皆さまこんにちは。

今回は先日7月3日より算出が開始されたJPXプライム150指数について簡単に説明をしていきたい思います。

本指数は「価値創造が推定される我が国を代表する企業を選定し、投資家に示すことで価値創造経営の浸透、日本株市場の魅力向上に寄与すること」を目的に作成されました。

概要は以下になります。

【出典】JPXホームページより引用

特徴は銘柄選定の際、資本収益性(エクイティ・スプレッド基準)と市場評価(PBR基準)の2点が重視されることです。

(ご参考)
●資本収益性(エクイティ・スプレッド基準)による銘柄選定

▶適格銘柄、かつ、当期及び一期前の推定エクイティ・スプレッドが正の値の銘柄(ROEが8%を超える銘柄に限る/以降「エクイティ・スプレッド基準適格銘柄」と表記)を抽出する。
▶エクイティ・スプレッド基準適格銘柄のうち、当期の推定エクイティ・スプレッドの上位75銘柄を構成銘柄として選定する。

●市場評価(PBR基準)による銘柄選定
▶エクイティ・スプレッド基準により選定された銘柄を除き、適格銘柄、かつ、当期のPBR及び二期(当期・一期前)のPBRの平均値がいずれも1倍を超える銘柄(以降「PBR基準適格銘柄」と表記)を抽出する。
▶PBR基準適格銘柄のうち、上場時価総額上位75銘柄を構成銘柄として選定する。

【出典】JPXホームページより引用

これがすなわち「価値創造が推定される我が国を代表する企業を見える化」するためにJPXが考え出したものになります。

詳細な銘柄選定のフローは以下になります。

【出典】JPXホームページより引用

2023年5月26日時点の組入銘柄は以下になります。

ウェイト上位銘柄としては、ソニー、キーエンス、日本電信電話、第一三共、武田薬品工業が並んでいます。

【出典】JPXホームページより引用
【出典】JPXホームページより引用

【参考資料】
「JPXプライム150指数」も構成銘柄及び算出要領の公表について 
JPXプライム指数

本指数には関しては、様々な投資家が注目している指数かと思います。
今後も引き続き注視していきたいと思います。


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