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The Pedestrianクリアくだまき

先日ヘヴィなゲームをクリアしたのでちょっと軽めのゲームがやりたいなと思い、ゲームカタログを漁っていたら気になるソフトを発見。
プレイ時間的には確かにライトな感じでしたが、結構頭を使うゲームでした。そんなわけで早速感想を。
※以下ネタバレを含みます。


まえがき(評価の前提・やりこみ度合いなど)

トロフィーコンプリートまでプレイ。(本編クリアすると自動的にトロフィーコンプリートします)
隠し要素があるらしいですがそこは特にプレイせず。

評価

ストーリー:★☆☆☆☆(語られる物語が無い、の意)
キャラクター:★☆☆☆☆(そもそもキャラクターが存在しない、の意)
システム:★★★★★
難易度:★★★☆☆

ストーリー

テキストレスなゲームで、ゲーム中、チュートリアルやコンフィグ、オプション等に至るまで一切言葉が出てきません。(背景の看板などには文字がある)
何とな〜く語られる、というか察せるようなディストピアっぽい世界観はありますがストーリー的なものは一切なし。

キャラクター

ネタバレになるのでちょっと控えますが、そもそもキャラクターがほぼ存在しません。操作キャラとなるピクトグラム(男女2種類)と・・・
ということで特に語ることは無いのですが、ピクトグラムを操作するというのは新しくてよかったですね。
20年前に流行ったFLASHの小小作品(小小系列?)を思い出しますね。
インターネット老人会か・・・?

システム

家の中や街なか、工場や駅構内など様々な場所の看板を操作してパズルを解いていく2Dパズルゲームです。
これがめちゃくちゃ面白い。
ただパズルを解くだけといえばそれまでなんですが、背景がかなりきれいなグラフィックで表現されていることや、一部除きクリアする順番を自分で選択出来るのも非常に良いです。(ブロックをクリアするために各ステージをクリアして必要なアイテムを集めてくる。全部集まると次ステージへ進む、といった感じ)

難易度

ゲキムズというほどではありませんが何箇所か詰まってしまい、15分〜20分ほど足止めを食らうシーンがありました。
個人的にはちょうどよい歯ごたえだったと思います。

特に中盤に出てくる「看板を重ねることで任意のエリアに移動することが出来る」というどこでもドア的なギミックが非常に厄介でした。
普段はドアや梯子の向き(例えば右に出るドアは左向きのドア=右から入るドアしか繋げられない、上向きの梯子は下向きの梯子としか繋げられないといった制限がある)である程度移動の選択肢を絞り込めるんですが、どこでもドアは看板が重ねられればどこへでも行けるため(しかも一方通行)選択肢が多く難易度が跳ね上がる可能性がある。
また、終盤に出てくる看板の緑化(汚染されているらしい)による初期化の妨害もギミックを理解するまでかなり苦戦させられてしまいました。

まとめ

非常に良質なパズルゲームだったと思います。
5〜6時間もあればクリア出来そうなボリュームなので微妙に物足りない感じもしますが、「もっとプレイしたい!」と思えるのはそれだけ良いゲームだったんだなと思いました。
PSplusのゲームカタログや、Xboxのゲームパスでも配信されている(らしい)そうですし、PC版もあるので各々やりやすい環境で是非プレイしてみてもらいたいなと思いました。

余談:タイトルは「歩行者」という意味らしいです。

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