クエストのことば

作者だ!!ログを上げろ!!!!エゴサに引っかからない伏字を使うな!!!!!伏せ太の鍵を外せ!!!!!!!

この記事はクエストノーツアドカレ2022参加記事です。

こんにちは。末広です。またの名をacht8811@masterと言います。
レベリング御用達クエスト「月下の再殺」「レーヴェリングの指輪」、ほかレベリングの役には立たない「風戯えの高地」などを作っていました。風戯えの読みは「かぜそばえ」です。おぼえてかえってね。

さて、今回は……何の話をしようか直前まで決めきれないまま今(15日)になってしまったんですが……普通に自クエ語りでいいか? いいですね。自語りで貴重なアドカレ枠と皆さんの時間をいただいていきたいと思います。諦めてください。
「自分のクエストについての諸々と、クエスト中のお気に入りの一文」って感じで書こうと思います。当然のようにバレを含みます。

月下の再殺

ともあれ、その金は明け方の憂さ晴らしに消えた。

初製作クエスト。中レベル帯かつソロクエストと、レベリング御用達にしてくださっている方も多いのでは。(アクセス数的に)
このクエストを作った目的はまさにそれで、「分厚い冒険者の手帳(過去)のたった1ページとなる、ありふれた依頼」になってほしかった、のを覚えている。
具体的な目標は、「レベリングでさらっと踏まれ、無言レビューがたくさんつく」こと。無言レビューは文句なしに達成してますね! レベリング用クエストとして言及いただいているのも見たことがあります(エゴサで)。こちらも達成していると言って差し支えないでしょう!
マスターデビュー時には先輩マスターたちにとても優しくチヤホヤしていただき、レビューでもお褒めの言葉をたくさんいただいたんですね(やさしい)。でも、いえ、だからこそかもしれません。そういった特別扱いでない、ありふれた依頼を目指していたんです。ぜ、贅沢な……。
もちろんコメント付きレビューは震えるほどうれしいです。
エゴサもめちゃくちゃしているぞ
お前を見ている

冒頭で挙げた一文は、シナリオ的に報酬を上乗せしたいが、できないので整合性を取るためのもの。※できます。
赤ちゃんマスターだったのでクリア時の入手ルドの反映ルールを知らず……。
赤ちゃんだった頃でないと出てこない一文だと思って面白いので、いまだに残してあります。今も赤ちゃんですが。

ちなみに赤ちゃんマスターエピソードとしては、「パブリックボード」の意味を知らなかったことで事故が起きたりしましたね。
開始ボードの事件現場のパブリック設定をオンにしてクエストを公開し、その上公開してあー疲れた! と寝ちゃったので、公開後ひと晩くらい事件現場はパブリックでした。
どうも多くの先輩マスターたちが公開直後にプレイしてくれたようでした(やさしい)。
ので、みなさん事件現場で顔を合わせてパブリックじゃんwwwてなってたんではないでしょうか。だったらいいな。おもしろいので。

風戯えの高地

彼らは風の中にて生まれ、
天災のかいなに抱かれて育ち、
閉塞のもたらす安寧を知らず、
よどんだ空気を嫌って、
自由と冒険を愛した。

クエストの張り紙の中でもわりと異色かもしれません。何の説明にもなってない。
でも名文ですね!(迷いのない自賛)
というのもつくったのが10年前なので、実質書いたのは私じゃないわけです。10年前の自分、別人ですよ。賛辞を送っても問題ない相手でありましょう。

……10年前……?

風戯えの高地公開は4年前ですね。いや、もうそんなに!?
というのもこの風戯えの高地、原作があるんです。

画像素材:Valdla様


そう、元々はカードワースの街シナリオだったんです。(CWシナリオ版は未完成・未公開)(エタりともいう)
当時は自覚はなかったんですが、今風戯えを歩くと、「設計思想が街シナリオだな〜!」となって面白いです。カードのUIを前提にしてそうな部分とかちょいちょいある。
街全体の雰囲気としては「忘れ水の都」さん、そして設定面はMartさんの世界観に、それぞれものすご〜く影響を受けています。タイトルは完全に忘れ水の都さんリスペクトとなっています。忘らるる水の都、戯れる風の高地。
飛行スキルなども、街シナリオで見られるようなキーコードイベントを再現したくて実装したものです。また飛行シーンは「砂を駆る風となれ」さんの、砂漠での移動シーンを参考にしています。
こうして書くと本当にカードワース育ちだな〜という感じがします。吸血鬼好きになったのもカードワース由来で、そこから月下が生まれてますしね。
クエストノーツアドカレなのにメチャクチャ他ジャンルの話してすみません。でも、風戯えの高地はカードワース抜きに語ることはできないんです。

逆にクエストノーツ版のみに存在するのは、カフェや花畑、酒場、路地裏(現在は旧市街)ですね。こちらはパブリックボードであることを加味して、RP場として新たに製作したものです。
RP場として、「ここでPCさんが何をしているところが見たいか」を意識して作っていたのを思い出します。たとえば酒場は、激せまの酒場で席を詰めたり道を譲り合ったりするPCさんたちが見たくて作りました(ピンポイントすぎる)。
でも、「何をしているところが見たいか」は、そのままボードのロールフックにつながりますから、いい考え方だったのかもしれません。今にして思えば。
「さりとて」などは、特に好きだとお言葉をいただける、風麓都市カバルーンの象徴のような場所になっています。もしカードワース版を作り直す日が来たら、その時はどのボードも逆輸入したいところ。

ちなみにクエストノーツ版は作成開始から7日で仮公開まで漕ぎ着けています。(創世神)
かなり早いと思うんですが、それはカードワース版もおおよそ完成していて、街全体の設計が頭に入っており、必要な素材がほぼ出揃った状態から作り始めたためだったりします。
あと夏休みだった。
製作期間、5年と7日でした。

彼らは風の中にて生まれ、
天災のかいなに抱かれて育ち、
大空に明日を見て、
風の果てに散って死ぬ。
閉塞の齎す安寧を知らず、
解放という危険を冒し、
よどんだ空気を嫌って、
自由と冒険とを愛す。
ようこそ。
風の民は、冒険者を親しみを持って迎えるだろう。

開始時のこの詩は、張り紙の言葉に、5年ぶりに加筆したものでした。

村長救出の依頼

大丈夫よ、私が娘だったころからよくあることだったから。

どうも。人生で初めての創作が長命種とおばあちゃんのカップリングだったオタクです。
おばあちゃんヒロインはいいぞ。以上。

月下の簒奪

このおやじ…………できるぞ!!

何だったんだろうこのシーン。
製作後しばらく経って再プレイし、例の選択肢を選んでみたときの感想は、「これ作った時なんか変なもん憑いてたな」でした。

「月下」は、同じものを何回もリメイクしているというより、作る過程でエンド・展開違いがいくつも生まれてしまったのでそれをひとつひとつ消化している感じで作っています。
そのひとつとして、こんな文章があります。書いた時期は、再殺を作った後、簒奪を作る前です。



「ああそうだ、ニンニク抜きな」
「なんだい、明日も肉体労働じゃねえのか。ニンニク、嫌いだったっけか?」
 閑散とした食堂で、暇そうな店主が言った。口寂しくて、何の気なしに、といった調子だった。俺は微笑み返す。「今夜は女の子に会いに行くのさ」
「かわいいのか?」
 などと抜かす店主に、返事の代わりに腹づつみを打って催促した。あまり音が出ない。
窓の外は雲が立ち込めている。黒い雲が。

 はたして肉料理はまるごと俺の腹に入る。
だが収め切るまで随分時間がかかっていた。窓の外はとっくに暗い。店主は注文に次ぐ注文に、表情ばかり呆れている。
「客はお前ひとりなのに、随分忙しいもんだ。今日は給仕にも休み、出しちまったしな。
だいたい今日は、外出禁止令が出てるんだぞ……。日没後からってことは、もう時間切れだ。おまえさん、知らなかったのか?  今夜、女の子に会うって本当か?」
「本当さ」俺は口元を拭いた。「秘密の逢引だよ。こっそり歩くにはこういう日しかない」

この「月下」は、簒奪とはまた違うルートを辿ります。この「俺」は、「再殺」の掃除夫だっもしますが、ここが元ネタになって、簒奪でもそれはもうたらふく食わせたらしいです。

ちなみに。また違うルートを辿る「月下」が、もうひとつあります。

存在


実体〜!!!!!

「月下の裁決」。本になっています。ノベライズです。
創作物を物理的に存在させるのって、嬉しいですね。
ただの紙束、こんなにもうれしすぎる。どうしてうれしいんでしょうね。本というかたち、ページをめくる動作。それらが無数の物語、体験、人生と紐付いていしまって、不可分となってしまったのかもしれません。
ましてや自分の頭の中にあったものがそれらと同じかたちをとっているのですから嬉しくないはずがない。うれし〜〜!!!!(ベラベラベラベラ)

ベラベラやりすぎて変な形にひん曲がっちゃったんですよね、本……。

レーヴェリングの指輪

どんな街にも、暗い顔はあり──
ここは、リーンのそれだ。
まだ浅くとも、影はたしかに君の上に覆いかぶさる。

地味に好きかもしれません、レーヴェリングの文章。全体的に。(自賛)
クエスト全体の出来も、レベリングめんどくさすぎてレベリングクエスト作る!!!が動機の割にはわりといいと思います。(自賛2)
ちなみに、マスターとキャラクターでアカウントを分けていないので、自分のレベリングの役にははぼ役立ちませんでした。なので自賛しても許してください。

「簡単なクエストに追加経験点20積むと文句つける勢力を黙らす説得力を持つレベリングクエスト」が設計思想。
こんなことしなくても好きに経験点つけられる世界になった方がいいと思います。
追加経験点は当然のように20配りますが、それに加えてこのクエストは基礎経験点がやたら高いのも特徴です。
なんでこんな高いんだろう……。

あくのまほうつかいたいじ

作中の自分の言葉で、特にこれといったものはないかなという感じなのですが……

[QuestNotes]あくのまほうつかいたいじ

あくのまほうたかいたいじでは、死の力を扱う闇の魔法使い(公式)のウォーロックのみなさんがこどもたちとあそんでるログがたくさん見られます。
非常に栄養価が高いので、みなさんも冬の夜のお供としてぜひお読みになってください。そしてプレイしアップしてくださったみなさんありがとうございます。作者は浮かばれました。
そしてよろしければ、あなたのおうちの死の力を扱う闇の魔法使い(公式)さんも、こどもたちと遊んでみてくださいね!そしてログをアップしてくださいね〜!!

ウォロだけテンション違いすぎ

以上です。
無駄に4500字あるなか、最後まで来ていただいた方、いるんでしょうか。本当にありがとうございます。
一応感想としては、過去作を振り返るのはものすごく楽しかったし、今考え直すことで新たな発見もあり、良い機会をいただけました。
クエスト制作って面白いなあ……と思い出したりもしました。またそのうち作りたいですね。
しばらくやってな……いわけではなく、作りかけではエタっているので……そのうち……。

では風邪に気をつけて、ログをあげ、エゴサに引っかかるようタイトルはフルで呼び、、伏せ太の範囲はだれでもにし、あたたかくしてお過ごしください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?