世界を知らない森 世界に繋がる庭
庭は狭い
外敵も居ないどころか快適で満たされる閉ざされた世界
森は広い
不快もあるが残酷な程の現実で満たされた境界の無い世界
ただ視点を変えれば森もまた庭
森から森への移動は現実的に不可能で
開かれているという可能性はあるが
やはり閉じられた系である訳です
今や庭にいて世界を知る事の出来る生き物と
閉じた系である森に住む無知な生き物
果たしてどちらの世界が広いと言えるのでしょうか?
その小さな庭の生き物は外の世界を見ています
おでかけをする準備は出来ているようです
まずはその子の産まれた庭をご覧になってみませんか?
中川理沙 『動物の庭』に寄せて
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