GIGAスクール構想に乗り遅れるな!

学習指導要領の改定に合わせるように、2019年12月19日、文科省から『教育の情報化に関する手引』と『GIGAスクール構想』が出された。教育のict活用をすすめる国の大きな施策である。ハードソフトの両面からの教育改革であり、教師・学校現場によるict活用を加速させ、子ども1人1台学習者用端末を持つ環境を整備させようとするものである。そのための財源措置として、一般財源は10%程度で可能だという全国的な大きな環境整備の列車なのである。これに乗り遅れると、10年は環境整備が遅れると思う。ここ、北海道、十勝は、ただでさえ地域的ハンデがある。この環境整備はありがたい。市町村長さん、教育長さん、わかってますか?大丈夫ですか?

文科大臣が、このメッセージで言っているように「子ども一人ひとりに個別最適化され、創造性を育むict環境の実現へ向けて」「society5.0時代を生きる子ども達にとって、pc端末は鉛筆やノートと並ぶマストアイテム」であり、「1人1台の端末環境が令和のスタンダード」であることを私たちは理解しなくてはならない。学校は考え方を変えることには、抵抗があり、最も変わる必要があるのは、教員なのである。
もちろん、教育において、ictが万能ではないし、機器を使えばいいという話ではない。プログラミングも、pcでプログラミングを教えることが全てではない。ictがなくても、できる人は同等以上のスペックを発揮できるし、論理的思考や主体的な学びは、プログラミングでなくても可能だ。
しかし、ictは、確実に時間短縮に役立つし、子ども達の思考を加速させる。子ども達が、自分の学びや学び方を見つけることが教育の目的だとして、必要な環境整備である。
特別支援教育が始まる時も、大人のパラダイムシフトが必要だと言われ、未だに格差が大きな現実があるが、今回のこれは、待ったなしだと思う。

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