支援が必要であるということ

その子が、なぜ「特別支援学級」に在籍しているのかを、説明できますか。 障害があるからですか、ひどくできないところがあるからですか、人員確保のためですか、誰かがどこかで決めたからですか。たしかに、そういうこともあるかもしれません。しかし、考えてほしいのは、なぜ、「それぞれの特性に合わせたカリキュラムを組むことが可能な『特別支援学級』」にいるのかということです。困った子であったり、大人が対応に困ったり、病院で診断されたという理由ではなく、「特別支援は、本人のためのスペシャルなサポート」であり、「やがて支援が必要でなくなるための支援」なのだから、「本人のよさを活かした学びや生活を教える」ことを考えてほしいのです。
 支援が必要な子には、凸凹があるんです。それは、脳の特性として、発達検査等でわかります。凹の部分は、本人の根性や努力ではどうしようもないことが多いです。だから、凸の部分でカバーしたり、凸を伸ばして、凹の代替方法を学ぶことが必要なのです。それを、将来必要だから、努力して訓練して頑張ってと、無意味な励ましをする教員がまだまだ多いのです。無理なことを圧力で頑張らせようとする先生、それは、イジメですよ。
 こどもが育つためには、基本的に神経の安定が必要です。安定することで、学力も伸びるし、発達障害だって治るかもしれないのです。
 本当の意味で、信頼される大人、学校を目指しましょうか。

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