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お疲れ様でした

"お疲れ様でした"

この言葉は、特に社会人になると毎日聞いたり、言ったりしているような気がします。私は今までこの【お疲れ様】と言う挨拶が嫌いで、『なんで疲れてもないのに、そんなこと言われなあかんのじゃ。』って思ってました。(ちょっと捻くれてる。笑)

ですが、今回異動することになって初めて【お疲れ様】に対する捉え方が変わりました。

上の記事でも書いているのですが、私は今回、社会人生活で初めて異動になりました。正直、めちゃくちゃ戸惑ったりショックだったりで、自分が想定していたよりも感情が大きく動いてびっくりしています。

今は感情の揺れを表に出しつつも、一生懸命自分の気持ちに折り合いをつけて、前を向いて進んでいこうとしている状態です。

会社で送別してもらい、ありがたいことにメッセージカードもいただいたのですが、その中には【お疲れ様でした】という文字がありました。

いつもならなんてことないその言葉が今回ばかりは、一番心に沁みたんじゃないかってくらいグッときました。きっと今まで自分がその会社で仕事を頑張ってきたからこそ、届いた言葉だったんじゃないかなと思います。

そして、会社の先輩方や友達に【お疲れ様】と言われ、泣きそうになっている時にふと気づきました。

 私、自分に対して【お疲れ様】って言ってない。

周りの人に言ったり、言われたりしたことは何度もありましたが、特に今回の異動に関して私は自分自身に【お疲れ様】なんて思ってもいませんでした。

前を向くことに必死で、3年間自分が培ってきたものや手に入れたものを全く見ようとしていなかったことに気づきました。

ちなみに、【お疲れ様】の意味を検索してみると、

「お疲れ様です」は、相手の労をねぎらう(=慰め、感謝をする)挨拶言葉

と出てきました。言葉を多様してばかりで、意味なんて深く考えずに使っていましたが、『よくがんばったね、ありがとう』の意味が含まれてるんだと個人的に解釈しました。そう考えると【お疲れ様】に対する認識も少し変わってきます。

私は【お疲れ様】は自分にこそ向けるべき言葉だったんじゃないかなと思いました。毎日毎日言うのはちょっと違うかもしれないけれど、新しい一歩を踏み出す時には、それまでの自分に【お疲れ様】って言ってみてもいいんじゃないかなと思いました。

よく頑張ったね。お疲れ様。

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