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Aぇ! groupというネバーエンディングな冒険〜Aぇデビューに寄せて

2024年3月16日。私はこの日を一生忘れないと思う。春を感じる陽光が差す大阪の地で、私の大好きなAぇ! groupは、デビューという大きな夢を掴み取ったことを発表した。



僕らAぇ! group_____

「CDデビューします!!!!!」


この言葉をどれほどの人が、待ち望んだだろう。会場にいた55000人、そして画面の向こうにいた計り知れない数のファンが、息を飲んだ。静寂を切り裂く彼らのその一言で、会場のボルテージは最高潮に達した。

京セラでのイベントが決定してからというもの、デビュー発表への期待は膨らみながらも、期待しすぎて何も無かった時の虚無感を想像し、あまり期待はしないでおこう、、、という空気感があったと思う。私自身も、そう思っていた。
(一応デビューおめでとう団扇はバックに忍ばせとくけど、使わないだろうな…)
そう思いながら、トートバックに団扇を入れた3.15。しかし、この団扇が日の目を浴びることを切に願っていた。

3.16。個人的な話にはなるが、この日は私の卒業式でもあった。そのため、現地には足を運んでいない。お世話になった学校を離れる寂しさ、新たな世界への出発の希望。様々な感情を抱え、私は学校を巣立った。友人との打ち上げを楽しみ、退店の準備をしている時、徐に開いたTwitterのトレンドに私は目を丸くさせた。

【Aぇ! group デビュー】

え、マジか。嘘じゃない。え、マジか。え、夢?
その場で腰が抜けてしまい、座り込んだ。

期待もしていたし、そろそろだとも思っていたし、この日が来ることを待っていた。しかし、思考の整理がつかずに、知能指数が0になるのが現実である。
公式Xが開設されており、TLの動きの速さたるや。とりあえずフォローボタンを押す。デビューツアーまで決まっていて、現実味の薄さに何も考えられず、友達に泣きついた。

おめでとう。おめでとう。おめでとう。本当に嬉しかった。これほどまで嬉しいことは無いと思うほどに嬉しかった。1人になった途端に涙が止まらず、深夜の人の少ない電車の端の席で声を殺しながら泣いた。Aぇ! groupのデビューで喜びの涙を流すのが夢だった。私の夢もひとつ、叶ったのだ。Aぇ! groupの夢は即私の夢。3.16は私の出発の日でもあり、Aぇ! groupの出発の日にもなった。

3.17。早朝から大阪へ向かい、デビュー発表をしたAぇ! groupに会いにいく。15日にこの団扇を使わないだろうな…と思っていたことは杞憂に終わった。何も心配することなく、意気揚々と掲げられる。前日までの疲労など関係なく、軽い足取りで京セラドームへ向かった。現地では、オタク友達とデビューを喜び合った。この歓喜を共有し合うことができるコミュニティも最高だと心から思った。

公演中、Xにあげる動画を撮ることになった。全員で「Aぇ! groupでーす!」と言うことに。小島の名言を思い出す。

「6人とかやない。みんなで1つのAぇ! groupや。」

今目の前にいる彼らは5人。だけど、みんながAぇ! groupなんだと思うと、熱いものが込み上げてくる。彼も含めて、Aぇ! groupなのだと。

暗転の中、今までのパフォーマンスのダイジェストがアエテオドルのサウンドに合わせて流れる演出があった。その後デビュー発表の映像が流れ、でかでかとデビューシングルタイトル「《A》BEGINING」の文字が現れ、聞いたことの無いサウンドが流れた。会場に悲鳴が上がる。そう、デビュー曲の初披露だ。どこまでもやりやがる男たちだ。昨日でサプライズは終わりと思わせて、2日目に来たファンをいい意味で裏切る。ここに来た人しか知りえないデビュー曲。Aぇとの秘密ができたようでワクワクした。Aぇの強みが沢山引き出されていて、デビュー曲にふさわしい。バンド形式での披露もできそうなサウンドで、アレンジの可能性も感じた。だいぶ激しいダンス、末澤くんの高音が含まれ、Aぇはこういうことが出来ますよ!と世に出していくのにぴったりな曲だった。

楽しい時間はあっという間で、気がつけばPRIDEのオルゴールが鳴り始める。一人ひとりの挨拶。噛み締めながら聞いた。
末澤くんの挨拶。丈くんが末澤くんに贈った「芸歴15年だからなんや。29歳だからなんや。そういうやつがグループに一人おる方が強い」という言葉に胸を打たれた。足枷とも言われるその数字を、プラスに捉え、末澤くんを認める言葉を贈ってくれた丈くんの想いが嬉しかった。これは勝手な推測だが、口にはせずとも、本人が一番年齢を気にしていたと感じていたので、それをすくい上げる言葉は末澤くんにとってとても嬉しいものだったんじゃないかな、、、。「遅咲きは、強いですから」と本人の口から直接聞けたことも嬉しかった。自信しかないと断言出来る強いこのグループで、咲いてくれた末澤くんに拍手が止まらなかった。

本編最後の曲、ボクブルース。5人の挨拶の後、末澤くんの曲振りで始まる。
「ありふれた自問自答の日々」末澤くんのソロパート。しかし、そこまで歌った途端に末澤くんの声は続かない。マイクを握りしめて、後ろを向く末澤くん。彼は泣いていた。今にも張り裂けそうになる心臓。末澤くんのこれまでを思うと私も涙が止まらなくなる。確かに、末澤くんは真面目にずっと活動していた訳では無い。しかし、Aぇ! groupに入ってからの末澤くんは独りよがりではない、Aぇでデビューをするために一生懸命だったと思う。Aぇ! groupの結成日には必ずプレゼントを用意し、なんでもない日にユニバに行こうと深夜に個人チャットで全員を誘い、車を出すような、Aぇ! groupが大好きな人だ。何を思っていたのかは分からないけれど、あの時の末澤くんは歌えなくなるほど様々な感情が小さな体に渦巻いていたに違いない。
次に泣くのはデビューした時、と言っていた彼はデビュー発表をして綺麗な涙を流していた。

Aぇ! groupがデビュー発表をした。
現実かどうかわからなくなるぐらい、ふわふわした日々を送っている。
タワーレコードオンラインにあるAぇ! groupの表示、ユニバーサルミュージックのホームページのアーティスト欄の名だたるアーティストにならぶAぇ! group。一つひとつが嬉しい。まだまだ実感は無いけど、渋谷の大きい広告が出たり、タワレコのパネルの整理券を取ったり、CDが売られているのを見て、きっとどんどんデビューを肌で感じていくのだろう。夢にまで見た、Mステでデビュー曲を披露する日もそう遠くないところまで来てしまった。Myojoの1万字ロングインタビューも始まってしまう。
待ち望んでいた光景がすぐそこまで迫っている。Aぇ! groupがもたらしてくれた幸せを一個一個大切にしていきたい。

このデビューは紛れもなく6人で掴み取ったものである。夏頃に決まっていたことを会見で小島リーダーが話していたので、確実にそうだ。6人でがむしゃらに、真剣に、着実に、戦ってきた約5年がもたらした結果である。Aぇ! groupという名の冒険、ガチでネバーエンディングなストーリぃ!第1章を6人で戦い抜き、全クリした。時には魔物に苦しめられながら、それぞれのアビリティと団結力で一つずつコマを進めていったのだ。これからは第2章として、5人で永遠と続く冒険を進める。各々のLvと経験値を底上げしたAぇ! groupならきっと大丈夫。いっぱい笑って最高の景色を見る旅に出かけよう。
さあ、出発だ。どこまでも翔けゆくAぇ! groupの更なる飛躍を心から祈っている。

大好きだよAぇ! group!!!!!!おめでとう㊗️

ps
下に嬉しきものたちを載せておきます。


Aぇ! groupのユニバーサルミュージックofficialサイト

Aぇ! group デビューシングル《A》BEGINING

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