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「公園やきゅう」をコンセプトに、全力キッズベースボールカップ 開催

「野球が楽しい!」と思う環境づくり

12月10日、県立柏の葉公園野球場にて、全力キッズベースボールカップ in 柏を開催した。

4月から野球を中心としたスポーツコミュニティ「さいたまインディペンデンツジュニア」を立ち上げ、8ヶ月。各種イベントや体験会なども定期的に実施していく中で、事業としてのスピード感と規模感をもっと広げていけないか(認知を上げ、多くの人に知ってもらう、参加するにはどうしたら良いか)また、実際に参加する子どもたちの欲望をどう叶えてあげられるだろうか?とぼんやりと構想を描いていた。
普段、隔週日曜日2時間のみの練習を行なっているインディペンデンツメンバーでもスタート当初に比べたら見違えるほど上手くなっていて、成長していて、かつ野球が好きになっている。
組織の歩みとしては想像以上の1年目を迎えられているのだが、今ひとつ目標を作り切れてないことがどうも引っかかっていた。
「周りのチームはどういう活動をしているのだろうか?」
「試合を通して、いろんな場面を経験することで今の成長をもっと加速させられるのではないか?」
「仮にうまくできなかったとしてもそれが一つの目標になって、日頃の練習や試合にさらに熱を入れてくれるのではないか?」
そんなことを思いながら構想を温めていく中で、ようやくいろんな縁が繋がり、広がり、この12月に開催することができた。

コンセプトは「公園やきゅう」。
一昔前にあった様々な環境の子供達が一つのボールを追いかける。
野球が上手い子もそうでない子もボールを投げる・打つ・捕るを純粋に楽しみ、いずれ真剣勝負へと発展していく。
そんな野球本来の環境を創っていきたいと思い、立ち上げました。

以下の5つの指針を掲げて、子どもたちだけでなく関わる大人たちも楽しめる環境を意識した。
1. その場にいる大人(指導者・保護者・関係者)も子どもたちも皆が「楽しい!」と思える環境を協力して創る

2. 試合という特別な環境の中で、子どもたちの真剣な表情ややる気、挑戦心を育むことを目的とする

3. 自チーム、他チーム関係なく、良いプレーや頑張ったプレーには承認・賞賛し、「次はもっと頑張ろう」と子どもたちが思えるような声かけを心がける

4. 野球という競技を通じて、仲間を思いやり、他チーム含めて尊重する気持ちを学ぶ

5. 今発揮できるすべての力”全力”で結果に恐れず立ち向かっていく気持ちを養う

総勢120名を超える参加者を集めての交流戦

背景や設立趣旨を理解して、賛同いただけるチームさんへお声かけをして集まったのが7チーム。
我らがさいたまインディペンデンツジュニアとポジティブベースボールクラブ(埼玉県・富士見市)、松葉ニューセラミックス(千葉県・柏市)、新柏ツインズ(千葉県・柏市)、柏ボーイング大船コンドルズ合同チーム(千葉県・柏市)、四小地区少年野球クラブ(千葉県・柏市)

柏市を本拠とする5チームが参加して、6チームの総当たりリーグ戦を実施。今大会はMLB®️オフィシャルサプライヤーのローリングスジャパン、野球用品店・ベースマン柏店様も協賛という形で優勝チームはじめ各賞に景品を協賛いただいた。

全勝した四小地区少年野球クラブが見事優勝

大人も子どもも気軽に楽しめる試合を

景品がかかってはいるが、そこは幼児&小学生低学年生の試合。
外野にボールが転がったり、送球がままならなかったり。そんなことは当たり前。広いフィールドの中で一つのボールを追いかけ、仲間と協力して「一点でも多く獲る」「一点でも少なく防ぐ」ことを意識するだけで良い。
大量点になり、集中が切れてしまう子もいたが、仲間が励まし、また試合に戻り、打者で活躍する。そんな光景があちらこちらにみられてとても嬉しかった。
大人がガミガミと怒って、子どもたちが渋々野球をする。そんなシーンを至る所で見てきたので、少しでも子どもたちが自分の考えで行動してプレーして、スポーツを少しでも楽しんでくれたらと思って企画したので、何かを掴んで帰ってくれたらこの企画の価値が出るのではないかと思う。

試合の模様はメディアパートナーの総合野球メディア「Full-Count」「First-Pitch」でも取り上げていただき、多くの反響の声をいただいた。
次回はチーム数はもちろん、さらに多くの人に知ってもらい参加してもらいながら、我々が伝えていきたい「公園やきゅう」のコンセプトを知ってもらう機会を創っていきたいと思う。


電光掲示板に自チームの名前が映る


総勢120名近い方々が参加した全力キッズベースボールin柏


インディペンデンツメンバーも5試合を通してチームの絆が高まる


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