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「竜王戦2024挑戦者決定戦」の没構築

1/19-1/21の期間で開催された竜王戦予選のインターネット大会。
最上位を目指してはいなかったものの、プロセス含めて納得できるパーティを作れないかと模索はしていたので、その記録になる。

どちらかと言えば、ミライドンの方が使いやすいパーティにしやすいと思ってミライドンの試行錯誤をしていたので、主にその記録になる。



■実際に試したパーティ

1.HBミライドン+HDドオー

◯ミライドン(妖)@ 食べ残し
…パラボラ/マジシャ/瞑想/挑発
◯ペリッパー(鋼)@ 脱出ボタン
…ウェザボ/暴風/蜻蛉/電光石火
◯ドオー(水) @ オボンの実
…地震/毒々/毒菱/自己再生
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【経緯】
ミライドン+物理受け+特殊受けのパーティに使いづらさを感じていたので、ミライドンでそのどちらかをこなせないかと考えて、テラスタルを前提にした控えめHBベースのパラボラチャージ持ちミライドンを思いついた。火力高い物理で特に不安に残るのはコライドンなのでペリッパーを採用、ミライドンが得意ではない地面もある程度は見れる。特殊受けはボルトチェンジを許さずハバタクカミも相手にできるドオーとした。
【感想】
HBミライドンは使いやすかった。瞑想で地面タイプを自ら突破することができて、挑発で低速を起点にしながらパラボラチャージでHPを維持して相手の後続と打ち合うようなこともできるので、手広く対応できた。
ドオーは天然で使うとミライドンの流星群が受からないので当初は貯水だったが、ハバタクカミに瞑想をされて困ることが多々あったので結局天然。それても役割対象のミライドンやハバタクカミ(今度はサイコショックめっちゃ打たれた)が受からず、自分で使うには難しいと感じた。
ペリッパーはミライドン構築相手にも味方の交代負担を減らす役割を持たせるために脱出ボタンで使った。雨下のフェアリーテラスミライドンやドオーが、コライドンを相手にできるのでそれでも機能はしたが、やはり1匹腐るケースがあるのはイマイチだと感じた。

2 .役割集中・ツツミミライ

◯テツノツツミ(妖) @ 拘り眼鏡
…ハイドロ/冷凍ビーム/フリドラ/クイタン
◯カバルドン(妖) @ 突撃チョッキ
…地震/氷の牙/テラバ/地割れ
◯ミライドン(妖) @ 食べ残し
…パラボラ/マジシャ/瞑想/挑発
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【経緯】
一つ前で使った控えめHBミライドンが一般枠を手広く見れた一方で、単体ではコライドンを見れずに受け2枚な構成になってしまった。ので、両伝説へのクッション枠を1匹に圧縮してもう1枚アタッカーを入れることを考えた。
ドラゴンタイプが必ず構築に入ったり地面の需要が高いことからも氷の一貫性が高いことは知っていたので、テツノツツミを採用した。クッション枠は天候を書き換えて電気の一貫を切れるカバルドンをチョイス。主要アタッカーは特殊に偏っているが、瞬発火力と展開火力でタイプが分かれているので、寧ろどちらかでの過負荷突破が図れると考えた。
【感想】
基本的に先発テツノツツミのクイックターンでテンポを取って戦うが、圧力の高さからテラスタルを強要させることができるので計算を立てやすかった。拘り眼鏡は打ち分けできない不便さはあるが、物理耐久を活かして地面タイプに交代で投げる機会もあるので反動が痛手となる命の珠は使いづらく感じていた。
カバルドンはHP振りでコライドンの攻撃を2発耐えるので、チョッキで特殊耐久を補えばクッションとしては十分に使えた。攻撃に努力値を振っているので、炎テラスしたコライドンやハバタクカミへのダメージも大きい。地割れによる誤魔化し性能も嬉しい。
ミライドンの型は変わっていないので特に使用感の変化もない。周り2匹のテラスタルへの依存度は高くないのも良い。
毒菱など搦め手への対抗手段が弱いが、他に納得度の高いパーティもなく、比較的命中安定で組めていたので、大会で使う最有力候補にはなっていた。

3.ゴリランダーサイクル

◯ミライドン(氷) @ 命の珠
…イナドラ/流星群/テラバ/金属音
◯ゴリランダー(鋼) @ 食べ残し
…ドラムアタック/蜻蛉/宿り木/守る
◯ソウブレイズ(妖) @ ラムの実
…無念の剣/影打ち/剣の舞/身代わり
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【経緯】
瞬間火力の高いミライドンをあまり使ってこなかったので、少しくらい考えてみようという取り組み。ミラーでの交代先が必要になるが、フィールドを奪取できるゴリランダーなら半減でも電気を受けられると思って着目。蜻蛉帰りからミライドンを再展開しやすいのが良いと思った。残りをコライドン受けにすると対ミライドンで腐ることを経験していたので、アタッカーとして活躍できる余地があるソウブレイズでの対策を選んだ。
【感想】
大会で使うような強さは感じなかったが、ゴリランダーでサイクルする動きは楽しかった。HD振りならミライドンやハバタクカミに交代で出すことができて、そこから宿り木の種+蜻蛉帰りで味方のHP管理ができる点も嬉しい。また、ゴリランダーがグラスフィールドを展開することで、ミライドンを再展開する時にエレキフィールドを展開しやすいのが瞬間火力が高い型と相性が良かった。
ソウブレイズはコライドンとの打ち合いを考えてHB振りになっているが、それによって剣の舞を使う展開になりやすい。後攻で身代わりを残してから影打ちで相手を倒せると、後続に対して身代わりを盾にしつつ無念の剣でHPを回復して打ち合えるため、ミライドン構築に完全に腐るわけではないのは良かった。
ミライドンは拘りスカーフも一応試した。ソウブレイズがテラスタルするとコライドンが素早さを上げる手段がなくなるので、万が一倒されてもミライドンで切り替えせる点は面白い。ただ、ゴリランダーソウブレイズでは受け回しに勝つ手段がないので、金属音珠ミライドンでそれを実現するのが良いかと思っている。

4.チョッキミライドン+ママンボウ

◯ミライドン(地) @ チョッキ
…イナドラ/流星群/ボルチェン/テラバ
◯ママンボウ(妖) @ 万能傘
…冷や水/クイタン/守る/願い事
◯パオジアン(悪) @ 拘り鉢巻き
…氷柱落とし/噛み砕く/不意打ち/氷の礫
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【経緯】
最初にHBミライドンで物理を手広く見ることをしていたが、逆にチョッキを持たせれば特殊を手広く見れないかと考えた。その際の物理受けとしてママンボウを選択、チョッキで回復手段がないミライドンを願い事で回復させてサイクルを回すことを狙った。最後の1匹はクイックターンから出せるアタッカーということで、パオジアンを選んだ。ここは「前々から興味があった」程度の理由しかない。
【感想】
仲間大会で1回だけ使ったが、とにかく勝てなかった(
まずママンボウの型が悪かった。晴れコライドンを相手にするにあたって、起点にならないように万能傘+C振り冷や水を採用しているが、持ち物が食べ残しでないこともあって単純に物理耐久が足りなかった(というか当時計算を間違えてたのか冷や水が思ってるより全然弱い)
パオジアンは氷技が通る対面を作って噛み砕くを押すポケモンだと思っていたが、思ってるより氷柱落としを選ばなくてはな場面が多い印象で少なくとも大会で使いたいポケモンではないと感じた。それを意識して悪テラスで採用しているが、ミライドンやママンボウにテラスを回しがちで火力を十分に発揮できていないとも言える。
ミライドンもチョッキを持たせた程度では言うほどミラーに強くできている感覚はなかった。

5.ミライドン+パオジアン

◯ミライドン(電) @ 気合いの襷
…イナドラ/流星群/ボルチェン/ミラコ
◯ランドロス(妖) @ 突撃チョッキ
…地震/蜻蛉/テラバ/地割れ
◯パオジアン(氷) @ 拘り鉢巻き
…氷柱落とし/噛み砕く/不意打ち/氷の礫
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【経緯】
仲間大会でランドロスの使用率が異様に高いが、自分では使いたいと思ったことがなかったので、一応試してみることをした。ミライドン+パオジアンの組み合わせが便利なクッション役を要しているので、そこに当てはめる形となった。
【感想】
感触が悪いわけではなかったが、パーティの性質から動きに再現性が出ないことが気になった。受けがないのだから仕方ないが、そういうパーティは好んで使えない。
鉢巻きパオジアンは先述の通り悪技を通す印象だったが、今回は氷の礫を強く使える氷テラス。実はテラス依存度が高いポケモンなのかと思い始めた(あまり試せてはいないので
ランドロスは物理特殊の両方のクッションになれるようHB振りチョッキ。ただ、これでは対コライドンが結構不十分で、そもそも自分がコライドンを使ったときにランドロスに困った記憶もあまりなかったので、ますます強さが分からなくなった。
受けがないパーティなので先発に置くミライドンには気合いの襷を持たせた。ミラーコート自体はちょっと強いとは思えた。


■その他試したかった案

◯オオニューラ+ミライドン+テツノツツミ
→ポケモンで一番好きな技が毒々であるくらいなので、毒+みがまもで戦うようなパーティが理想ではあった。毒菱役とミライドンが地面を同時に苦手にするなどもあって形にできなかった。

◯ミライドン+カバルドン+キョジオーン
→毒に耐性を持ちながら定数で削る手段を持つキョジオーンにはとても興味があった。カバルドンと併用することで、砂による特防アップも含めて両伝説を強くマークできる。真面目に考えるとTODをかなり視野に入れる必要があるが、経験もなければ時間測るツールも導入していないので、それ以上に何も進まなかった(

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