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ヘアカラーリング。

どうも、えーすでございます。

昨日、ずっとずっと大好きな、聖飢魔IIやface to aceでご活躍の「ACE」さんの髪形になりたくて、美容院に行ってきました。
お気付きの方もいらっしゃるかと思いますが、私のハンドルネームはACEさんから拝借しております。
それくらい大好きです。

事の発端は数年前に髪型を真似てみて自撮りしたのを知人に見せたら「本家さんと似てる!」と言われたことです。
性別は勿論、私は頭の骨格が大きいので、ACEさんの縦長ですらっとした感じにはならないはずだと思っていたのですが、気になって他の人にも見せたら「雰囲気が似てる」と。
それからずっと気になっていたのですが、神奈川にいたころの美容師さんは古いお店だったからか、あまりそういうのを受け入れてもらえないところだったので諦めていました。
何といえばいいんでしょうか、話をしても最終的にはカタログを見て顔にあったものばかりだったので少々不満でした。
だから諦めていたんです。

兵庫に移住して三年。
結婚式も終わって一年経つし、元が黒髪なので白髪も目立つし、なんと言ってもACEさん大好きだし、バットさんには似てると言われたことがあるって話しもしてて確かに似てると言われたけど、でもバットさんが明るすぎるの嫌だったらどうしようと不安を抱えながらも、ある日バットさんに思い切って相談してみました。

「ええやん、似合うと思うで」

たった一言で終わりました。
「え? やっていいの? めっちゃオレンジ? そんな色だよ?」
他にも色々言ったと思いますが「ええやん、顔のパーツも似とるし」と。
私は諸事情で専業主婦なので、バットさんから美容院代を貰いました。
余ったお金で来年の手帳も買っていいよと。
有り難いと思いながら受け取りました。

さて当日にあたる昨日。
店長さんと私の担当さんの二人だけのお店で、とても居心地のいいお店。
そのお二人にスマホに入れておいた写真をお見せしました。
「元の写真が男性なんですけど、昔からファンで一度やってみたくて……」
と、神奈川で拒否された思いからあまり大声で言えずにそっと差しだしました。
そうしたらお二人から「ええやん! やりましょやりましょ!」と。
店長さんからは「えーすさんならオレンジ系の色は似合うで。写真もあるし分かりやすい」と言われました。
担当さんからは「私もXのhideが好きで、hideが美容師だったからそれに憧れて美容師になったくらいやから、えーすさんが聖飢魔II好きで憧れるのめっちゃ分かります! 期待に応えるようにめっちゃ頑張りますね!!!」と、私の方がスイッチを入れてしまったようで張り切ってくれて。
ただ、元の写真はブリーチらしいのですが、私の予算と久しぶりの明るい色でいきなりブリーチは万が一失敗したときのことを考えると避けた方がいと言われたので、三十分くらい話し合ったうえで白髪染めの中で一番明るくてACEさんに近いカラーを作ってもらいました。

余談。
今年の二月までは別の方が担当だったんですが、お辞めになってしまったので、今の担当さんとはまだ二度目であまり話したことがなくて、同い年でロック好きということをこのときに知って意気投合。
カットのときはずっと聖飢魔IIとXの話で盛り上がってしまい、いつの間にかカラーリングに移行していました。
カラーリングのときも「良い色に染まってくれー、染まってくれー!」って楽しそうに染めてくれてました。
あとで聞いたら、色の入りが悪い方もいるらしいと。
勉強になります。

カラーの染み込ませを終え、洗髪のあとのタオルドライを始めた時点で、担当さんが「いい感じに染まりましたよー!」と笑顔で仰って下さって。
ド素人の私はブローで乾くまで全貌が分からなかったのですが、乾くにつれて「おお、おお……」とそんな言葉しか出ないくらい感動していました。
最後のカットを終えて、ヘアアイロンとワックスで整えてもらい。

「わあああああ……」

その一言でした。
担当さんも「めっちゃ似合ってるー! これなら勧めてくれた旦那さんもビックリしはるかな?」と仰ってくれたので「私自身がビックリしてるんで主人もビックリすると思います!」と答えました。
私は癖毛が酷いので(担当さん公認)ヘアアイロンとワックスのやり方も聞いてきました。

何度もお礼を言ってからお店を出て、バットさんには「終わったよー」くらいの連絡だけして終わり。
本当は自撮りして送り付けたかったくらいなのですが、バットさんも楽しみにしてたほどなので送りませんでした。

手帳も買ってお昼ご飯も買って帰宅し、片付けもろくにしないまま鏡に向かって再チェック。
普段なら帰宅後すぐに鏡は見ないのですが、大満足の仕上がりだったので暫くポージングしたり、そっくりと言われた要因のパソコン用メガネを付けてまたポージングしたりしていて、誰も見えていない一とは言えど怪しい人になっていました。

数時間後。
バットさんのご帰還連絡があったので、玄関を開けたら頭のてっぺんだけが見えるように壁に張り付いていました。
鍵を開ける音がしてすぐに
「ただい……、おお、明るい!」
と、言われたので、眼鏡をしたまま顔を出すと、
「めっちゃそっくりやーん、似合っとる! よかったなぁ!」
と、喜んでくれました。

夕食後、折角だからと私服のままではありましたが、今回のモデルとなった写真っぽく撮って欲しいと言ってスマホを渡して何枚かパターンを変えて撮ってもらいました。
そのあと、スマホに入れておいた画像と私を並べて見せたらバットさんが大笑いしてました。

四十半ば、別の場所で断られた、性別が違う。
それでも憧れ続けてチャレンジして、自分も満足して、バットさんも満足してくれたので、思い切ってよかったと思います。

勧めてくれたバットさん、頑張ってくれた担当さんには感謝しかありません。
これからもずっとACEさんを追いかけようと思います。

2021.11.27 えーす

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