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何も分からない本当の素人が、生まれて初めてBOOTHで通販した話
並外れた凡才故、sns等に投稿した創作物に♡1がつけば万歳、しがないド級底辺創作者の筆者、私。
ドハマりしてしまったCPの同人文庫を血迷って作ってしまい、その本を血迷ったまま生まれて初めて『BOOTH』を使って通販してみた備忘録。
少し長いのは、自分の実体験をわりとそのまま書いているため。
イベントには出ないけど、本を作ったし通販したい……
どうしたら良いのか分からない……
どこから始めて、何を気を付ければ良いのか分からない……
私自身がその状態のスタートだったため、そんな方のささやかな一助になれたら幸い……。
はじめに
BOOTHのことはご存知だろうか。
今では超有名な『pixiv』が運営する『クリエイターズマーケット』で、簡単にネットショップを開くことができる。
本だけではなく、様々なグッズを作って販売したり、購入したりすることが可能な夢のマーケット。
前回、同人誌を作るのも生まれて初めてで、何もかも手探り状態だった私が、右往左往しながら初めて作った同人文庫。
基本は自分用に作ったものだが、ふと『もし他に欲しい人と言ってくれる人がいたら……』と身の程知らずなことを考えてしまった。
そして思ってしまった。
『できるなら、通販してみたい!』と。
この時点で『こいつはアホだ』と思った人は多いと思う。
今なら私もそう思うが、アホ過ぎて止まれなかった。
最近は同人系でも手軽にネットショップが開ける場所が増えているが、今回の私は『BOOTH』を選ばせて頂いた。
たまには勢いも大事かな、とそのまま突っ走り始める……。
素人、BOOTHに登録して通販方法を考えた
思い立ったが吉日!
勢いのまま、正気に戻る前にBOOTHに登録。
pixiv登録をしてあると、楽に登録できる様子。
BOOTHはWeb版もアプリ版もあるようで、検索によって先人の知恵を得ていた私は、素早くスマホに『BOOTH』のアプリもインストールした。
通販の時にアプリがあると圧倒的に楽らしい。
何でも、注文一覧がとても見やすいそうな。
私の場合はそこまで注文を頂けるとも思えないが気にしてはいけない、正気に戻ってしまう。
早速商品を追加するべく、作業開始!
まず選択するのは、大まかに言えば『自家通販』か『デジタルデータの販売』か『倉庫を利用した通販』の、どれか?
おしながき、とか、他にも色々あるけれど、今回の私には不要。多分この先一生不要。
自家通販? 倉庫発送??
今は色々な選択肢があるなぁ〜としみじみ。
『自家通販』は文字通り、梱包、発送作業、在庫管理を全て自分で、自宅で行うこと。
販売者、購入者、共に匿名でのやり取りが可能な『あんしんBOOTHパック』という発送方法もあるため安心。
梱包方法が分からない……何となくは分かるけれど不安……という私のような初心者のための梱包ガイドもあるので、重ねて安心。
『倉庫発送』は、BOOTHの倉庫に、販売者が先に品物を送って、注文が入ったらそこから自動で、倉庫から直接発送してもらうという方法。
取り扱い部数が多かったり、多忙で梱包・発送作業等が難しいという場合に便利そう。
あともう1つ、後述するが、自家通販の匿名配送『あんしんBOOTHパック』は、名前や住所は知られないものの、大まかな地方はどうしても明らかになってしまう。
このサービスを使えば、倉庫からの直接発送になるので、一切個人情報を明かさずやり取りしたい、という時にも強い味方。
それぞれの事情に合わせた販売スタイルを選ぶことができるのは嬉しいね。
今回の私は少部数の予定なので『自家通販』を選択。
まあ、うん……オタク活動はほどほどにしているけれど、最初に書いた通りの感じだし、余る可能性の方が高いからね……おっと正気に……
ちなみに、通販方法を選ぶ時に目を惹く『デジタルデータ』。
これは文字通り、購入後にダウンロードをしてもらう販売スタイル。
無料での公開もできるので、色々な使い方がありそう。
体験版とかサンプル公開にもオススメとあり、最近はアバターデータなどを無料で配布するのに使っている方もいらっしゃるそうな。
なるほどなるほど、お勉強になる。
これで通販スタイルも決定したし、次はいよいよ商品の登録だ!
素人、商品データを登録する
販売するものを登録しないと『ショップ』にはならない。
早速、初めて作った同人文庫を登録してみることにした。
商品名は、本のタイトルそのまま。
画像も追加できるので、カバー表紙&カバー裏画像と、本文pdfをスクショした画像を登録。スクショ以外にも方法あったと思う。
実物の写真を載せるのもOKとのことだが、私は画像で行く!
カテゴリは、今回の私の場合は『小説・ライトノベル』。
年齢制限とかもある……今回は『全年齢』
で、商品紹介文。
……商品紹介?????
これがまた、地味に書き方に悩む。
何から書くか、どうやって書くか、どんな情報が必要か。
先人の知恵を大いにお借りし、今回の私が書いてみたことは、ざっくりまとめるとこんな感じ。
● 二次創作だったため、作品の略称、CPの略称、本編ネタバレの有無
● 挿絵なしのゴリゴリの文庫本であること
● 本のサイズ、本文のページ数(今回の私はA6文庫、本文は394P)
● 今回は作品まとめ本だったため、どんなお話が何話入っているのか
● 在庫が少数であること(今思うと正直なくても良いと感じるが、自由)
● 発送方法(今回の私は『あんしんBOOTHパック』の『ネコポス』を使用)
● 発送に2~3日かかるかもしれないこと(私も一応社会で生きている)
● ペット・喫煙の有無
● 日本国内のみの領布になること(ここはマジで自由)
ちなみに私は煙草を吸わず、ペットもおりません。どうでもいい。
商品紹介には見出しを付けたりもできたけれど、私はしなかった。
その本を持って何らかのイベントに参加する予定がある場合は、どんなイベントに参加するかの登録をすることもできた様子。
オフイベントのサークル参加、ド陰キャ私には無縁なので設定なし。
右往左往しつつ、この辺の登録が終わると、次はいよいよお金関係の設定。
ちなみに、検索の時に出てくるように推しCP名の略称などでタグを設定することも可能だった。
素人、価格を決める
とうとうきた『価格設定』。
個人的に一番恐れていた設定。
恐ろしくデリケートかつ、大切な設定。
私の設定した値段はここでは出さない。ごめんね。
めちゃくちゃ調べてみて、設定の仕方は色々あるけれど、一概に「これが正しい!」というものはない、と思った。
マストではなく、ベターという感じだろうか。
印刷費はもちろんそれぞれ異なってくるし、相場なんてものもある。
ただ、今回の私が出すものは『二次創作』の同人誌。
何故、本を出したか?
当たり前だが『利益』のためではない。
これはとても大切なことだと再認識。
一次と二次は、全く違う。
基本的な原則をしっかり思い出し、確認することは大切。
私より遥かに分かりやすく『同人誌の価格設定』について説明して下さっている偉大な先人がたくさんいらっしゃるので、気になったらぜひ調べてみてほしい。
あとは無理なく、できる範囲で。
少し話が逸れた気もするけれど、価格設定の後は送料の設定!
素人『あんしんBOOTHパック』を知り、送料を決める
少し前の項目で触れた『あんしんBOOTH』パック。
ヤマト運輸と連携したサービスで、基本的に宛名書き不要で匿名配送をすることが可能な上、送料もオトク。
ここで少々『匿名』についての注意が必要。
名前や住所等はもちろん、お互いに伏せられている。
だがネコポスは発送した荷物に『追跡番号』がつく。
つまり『どの営業所から発送され、どの営業所に到着するのか』まで追跡が可能。
大体の地方が分かってしまうというのは、そういうこと。
荷物はコンビニから発送することもできるが、その場合は『コンビニ 〇〇店』という、地域名称のついた店舗名まで相手に伝わることになるので、ご注意。
営業所も大体地域名がついているので、気になる方はお気を付けて!
当然名前は伏せられているので、余程のことがない限り、的確に住所を割り出されることはないと思うが、この『BOOTH』に開いた自分のショップと、自分のX(旧Twitter)アカウントを連携させている場合は、重ねてご注意を。
ご近所のことを話していたり、ご近所の写真をXに投稿したりしていないだろうか?
身バレの危険は色々なところに潜んでいるから、しっかり気を付けよう。
また少し話が逸れたので、元に戻して、と……。よく逸れるよねとか言わないで。
『あんしんBOOTHパック』の配送方法は、主に3つ!
1つは『ネコポス』。送料は全国一律370円。
基本的に小さな荷物を送るのに最適で、しかもポスト投函してくれる。
本を送るのに最適過ぎる!!
あとは『宅急便コンパクト』と『宅急便』まで匿名配送してくれる。
私は『ネコポス』しか使わないつもりなので上記の二つはよく確認していないが、『宅急便コンパクト』は専用BOXに入れる必要がある感じだった。
専用BOXはコンビニにも売っていたりするらしい。
『宅急便』は、本当に大きなものを送る時以外は使わないと思う。
今回の私の品物は『A6サイズの文庫本』、しかも一種類のみなので、『ネコポス』で何も問題なし。
サイズ
角形A4サイズ(31.2cm以内×22.8cm)以内
厚さ3cm以内
重さ1Kg以内
※「縦11.5cm×横23cm」より大きなものを対象とします。
※ポストに入らない場合は、持ち戻ります。
十分。
厚さ3cm、とてもありがたい。
この厚さ、『BOOTH』は3cmでOKだったけれど、2.5cmでないとダメなところもある様子。
使用サイトをよく確認するのは大切。
あと、ネコポスは『小さすぎても受付不可』という点は注意!
サイズはしっかり確認だ!
今回は『あんしんBOOTH』パックの『ネコポス』なので、送料370円!
この設定の後は、いよいよ在庫数。
価格設定に続いてもう一つ、私が恐れていた設定……
素人、在庫数を設定する
価格関連の設定が終わった……!
次はいよいよ、在庫数の設定。
本の印刷の時点で、とにかく考えに考えた。
めちゃくちゃ考えた。
自家通販であるのと、今の自分の状況では、在庫を抱えることはできない。何もかも『やってみたい』という勢いでやっているだけで、自分は「売り切れ困る!」と思われるような求められている創作者ではないし。
某snsに創作を投稿し、頂ける♡等の数はすっっっっごく多い時で10〜13。
とてもありがたいことに、遥かなる地底まで足を運び、わざわざ見に来て下さる方もいらっしゃるのだ……ジャンルと特定CPの力〜とか言わないでね、分かってるからさ……。
更に、今回は、オフのイベントに出るわけでもなし。
そもそも、私が身の程知らずに文庫を作った今のジャンルには、最高に素敵なものを書かれる凄い絵描きさん、字書きさんたちが数多いらっしゃり、その方たちも勿論、本を出していらっしゃる。
snsでフォロー数よりフォロワー数が膨れ上がっている、才能に満ち溢れたツワモノの皆さんだ。
同ジャンルとは言え、そんな人たちの本を嗜んで来られた方々が、名も無き底辺作者の本を、わざわざ手に入れたいと思うだろうか?
私が並外れた『凡中の凡才』なことは、既に『数字』という形で証明されている。
ああ、もちろん数字が『評価』の全てではないと思う。
当たり前だけれどね。
sns系のあの数字は、ちゃんと心を前向きにさせてくれるものでもありつつ、時に人を狂わせる恐ろしい側面を持つもの、とも思っている。違う意味で血迷って本作った今の私かな?
ただ、今回は本の『数』を決めるので。
日頃、ありがたくも頂けている『数』を参考にするのは間違ってはいないはずと、素人なりに私は判断。
…………。
あっぶね、正気に戻りかけた。
ここまで来たら正気に戻ってはいけない!
……最初は20部あたりが良い、という情報をちらほら見かけたが、私自身の身の程と、snsで頂ける反応の数から考えて、それより少ない数を設定。
勢いで突っ走ってきた底辺素人私、いざ数が決まったら、今更、だんだん不安が募り始める……
……余るだろうなぁ……
……いやいやいやいや、余って当然だろう!
それでもいいから、やりたかったんじゃないのか!
と、私の中のもう一人の私が叫んでいる。
そうなんだよな。正気に戻ってはいけない。
やりたかったんだから、やらせて頂こう!!
素人、先に品物を梱包開始
在庫数も決まったので、その数だけ先に梱包作業をしてしまおうと思い立った素人、私。
お手に取って下さるという方が現れたら、発送は迅速にできるに越したことはない。
封筒に入れないまでも、後は封筒に入れるだけ!の梱包を先にしておくのは大切ではないかと判断。
以前の項目でも触れたけれど『BOOTH』はきちんと梱包の解説ページを作ってくれているし、今はフリマアプリ等も盛んなので、少し検索すれば梱包方法はたくさん見つかる。
今回の私はトレーシングペーパー、OPP袋、クッション封筒を使って梱包した。
トレーシングペーパーを本体サイズに切って、本体に巻き付けて……
![](https://assets.st-note.com/img/1715341800802-fB68vlYA1m.jpg?width=800)
ありがとうカード(裏は名刺っぽくなってる)と、ノベルティ(今回はしおり)とセットにして、シールで留めて、OPP袋へ。
トレーシングペーパーにシールを貼ってるので本体にシールの糊も残らず、カードとノベルティも守れて良い。
![](https://assets.st-note.com/img/1715341473486-HJ1ATKMr7p.jpg?width=800)
本そのものに厚みがある(約2cm)ので、中で折れ曲がったりはしないと判断し、このままクッション封筒に入れることにした。
薄い本ならちゃんと厚紙とセットで入れた方が良さそう。折れるわ。
念の為、ちゃんとイメージ通りにできるかお試しで、梱包した本をクッション封筒に入れてみた。
封筒の種類によると思うけど、中でズレ動きそうだな、という時は改めてプチプチを入れたりして調整。
入れすぎると、厚さオーバーするので注意。
完成形態を、発送用の品物の厚さを測れる定規でしっかり確認!OKだ!
ちなみに、発送用の品物の厚さ測定定規は100均で購入。ありがたすぎる。
梱包……
凄く……楽し、かった………!
素人、とうとう通販開始、直前
ショップの登録、品物の登録、価格や在庫の設定、サンプル画像等の登録、品物の梱包……
全て終わってしまった……
設定が終わるまではショップは『非公開』。
そろそろ『公開』しなければならない。
怖くなってきた。
今更。
公開まで、特にsnsで語ることもなし。
嫌でも正気に戻ってきてしまった。
私は何をしているのだろう。
ダメだ! 戻るな!
必死に奮い立ち(笑)ながら、公開のタイミングを考える。
いつも自分が浮上してるくらいの時間にしよう……。
ちなみに売上のための口座等の登録をしなくても、ショップ開設は可能。
可能、だけど、後からちゃんと登録しないと、当たり前だが売上の振込は無いのでご注意。
き、緊張するッ……
そして大体いつも私が浮上してるくらいの時間になり、私はショップを『公開』。
snsでも、ショップのリンクと共に呟いた。身の程知らずにも過去の作品をまとめた文庫本を作ったから、もしご縁があったら、と。
心臓は止まってたかもしれない。
私は落ち着くため、公開して呟いた後、一旦、お茶を飲むためお湯を沸かすことにした。
素人、通販開始して
本……作れたなあ……
ショップ、開いたな……
通販……始めたな……
そんなことを今更になってやっと噛み締めながら、PCとスマホから離れ、お湯を沸かし、お茶を飲み始めた素人、私。
ふと、スマホが妙に賑やかなことに気付く。
メールの通知が入っていた。
何事かと見たら『BOOTH』からだった。
私の通知表示は送信者だけが表示されて、メールの件名まで表示されないので、本気で何かやらかしたのかと思ってめちゃくちゃ焦った。
そうではなかった。
本の購入通知だった。
……………………。
……わりと、手が震えた。
怖い、という気持ちはまだ抜けなかった反面、凄まじく嬉しかった。
……このジャンルと特定CPの凄さを、改めて思い知りつつ。
……え……?
まさかこんなことになると思わず、部数が少なかったこともあり、私がお茶を飲んでいる間に本は完売……。
本気で信じられなかった。
ジャンル、特定CPの力(略)
普段、地底までやって来て、見て行ってくれる方の優しさだろうか……
血迷って、とにかく『やりたい!』のままに突っ走ってきたけど、私めちゃくちゃ申し訳ないことをしてしまったんじゃないだろうか……。
と、アホすぎる故に今更、悩んだり。
…………。
普段の文章はもちろんだけど、この本は特に、結構自分で、血迷いながらも頑張って作った。
最前線で活躍なさっている、人気で才能に溢れた素敵な創作者の方たちの足元にも及ばないけれど、凡才なりに、その時にできる自分の全力を出した。
二次創作という、お借りさせて頂いている世界観、キャラクターに失礼のないよう、この作品が本当に好きだという気持ちを全力で込めた、つもり。
……サンプルとかも見て頂けたのかな?
少しでも、楽しんでもらえることを祈るのみ……
もう……もう……感謝しかない……
素人、発送場所を考える
次の日見たら、小部数だけどやっぱり売り切れていた。
夢じゃなかったらしい。ワーー!!!!!
お手に取って頂けることが決まった以上、誠実に、丁寧に、迅速に!
予め梱包しておいて良かったと思いつつ、本をクッション封筒に入れながら、発送作業へ。
確認したら、確定した注文は8件。
なので、ヤマト運輸の営業所へ向かうことにした。
コンビニからも出すことはできるが、レジを占領する時間が少し長いと思うので、数が多め(個人的には3件以上)なら営業所持ち込みが無難だと思う。
個人的には、厚みが微妙に心配な時も、営業所に持ち込んで確認してもらう方が安心だと思った。
調べてみたところ、コンビニは厚さを測ることがなくなり、一旦預かってヤマト担当者さんに渡す際にそこで計測し、厚みがオーバーしていると、そのまま宅急便扱いになることがあるらしい。
私は幸い、そこまで営業所は遠くない。
初めてのことなのでめちゃくちゃ不安だし、やはり最初は専門の方がいらっしゃるであろうところで挑戦したい……
どこで発送するか決まったし、あとはそのための準備だ!
素人、あんしんBOOTHパック発送のため、QRコードを用意する
今回、私は『あんしんBOOTHパック』の『ネコポス』で発送することになる。
つまり、初めての匿名発送!
営業所で慌てないために、予め、家でできることはないか、確認をしていく。
まず『あんしんBOOTHパック』で発送する時に大事になるのは『注文番号』と『QRコード』。
特に、注文番号はめちゃくちゃ大事。
匿名なので、これが個人様を認識する唯一の情報になる。しっかり確認。
どれもめちゃくちゃ番号似てて笑った。
そして『QRコード』。
お手に取って下さった方のご注文が『お支払い済』になると、私が発行できるようになる。
このQRコードも、匿名配送にかかせないもの。
注文一覧から『QRコードを発行する』を選ぶと、コード発行の際に選択肢が出てくる。
ワレモノ、下積み厳禁、等の注意書きを2つまで選ぶことができて安心、便利。
ちなみに品名は『書籍:00000…(注文番号)』みたいな感じになっていると思う。
この注文番号、あとから情報を照らし合わせる際に非常に大事になってくるので、消さずにこのままでおくのがオススメ。
QRコードは発行から1ヶ月有効だけれど、個人的には『発送に行くと決めた日に前日に発行』をオススメしたい。
無闇に発行してうっかり有効期限を過ぎて……なんてリスクは避けよう。
営業所ではこのQRコードを『ネコピット』と呼ばれるタブレット端末で読み取っていくのだけれど、スマホから随時QRコードを表示→読取、を繰り返していると、件数が多い時は非常に時間がかかる上に手間取る。
「このQRコード、もう読み取ったっけ?」というミスも出る、かもしれない。
先人の知恵もお借りしながら、私に合う方法は何か無いか考えてみた。
そんなわけで、実践の備忘録。
まずは、QRコードと注文番号が一緒になっている画面をスクショ。
同じ画面にはコードが読み込めない時のために必要な番号も書いてあるので、いざと言う時にも安心。
それを縮小し、Excelに並べて、紙に印刷。
ブーストを頂いた方なら、それも全て、自分だけが分かるように記載。
それを品物にマスキングテープで貼り付けていく、という作業をした。
全て終わった姿はこんな感じ。
![](https://assets.st-note.com/img/1715623019216-ZYGsDnTG3z.jpg?width=800)
QRコードは多少縮小されてもちゃんと読み取ってくれる。
あっぱれ〜!
当たり前だけど、封筒に貼った紙は絶対なくさない、落とさないように。
マステの種類にもよるけれど、扱いによっては簡単に紙ごと剥がれて逝くので注意。
マステで貼っているのは、個の識別のための紙を発送物に貼っているので、剥がれやすさも大切だから。
心配だったら、封筒に鉛筆で薄く注文番号も書いておくと、運悪く複数の紙が剥がれたりしてカバンの中でゴチャゴチャになったりした時も『これは誰のだ!? どの分だ!?』とならないので、更に保険をかけたい時はオススメ。
よーし! 大事に発送だぁ!……嫁に出すような気分だ、知らんけど……
素人、営業所で発送する
発送の品物を持って、近場の営業所へ。
私の行った営業所はネコピットが2台あった。
ありがたい、変に焦らずに済む。
念の為「ネコポスで8件発送します」という旨を受付の方に伝えたら「分かりました! 大丈夫ですよ〜」と素敵な笑顔を頂けた。ネ申だ。
仮にネコピットが1台しかなくて、発送件数が多いなら、なおさら声をかけて、そのことをお伝えしておくのが良いのかな、と思った。
緊張しまくりながら、人生初のネコピットに触れる。
普通にタブレット端末だ!
以下、実際に私がやったネコピット使用手順の備忘録。
① 画面が真っ暗なら画面をタップして『送り状の作成方法を選んで下さい』のトップ画面へ
② 『二次元コードから作成』をタップ
③ カメラモードになるので、発送物に貼ってある紙から直接QRコードを読み取る
④ 読み取り完了すると『印刷しています』の表示になり、近くにあるプリンターが動き出す
⑤ プリンターから、送り状になるA4サイズのシール用紙が印刷されて出てくるので、そのシール用紙に記載された注文番号と、発送する品物にマステで貼ったQRコード付きの紙の注文番号を照らし合わせて、しっかり確認する。
⑥ 注文番号の確認を終えたら、発送する品物からQRコード付きの紙をそっと剥がし(マステだけど慎重に!)シール用紙と発送物をセットにして、カウンターへ出す。
⑦ 『続けてコードを読み取る』にするとカメラモードに戻るので、続けてQRコードの読み取り可能(この項目の③)。『ログアウト』したならトップ画面に戻るので、この項目の①からもう一度。
今回、私はカウンターにいらっしゃったヤマトの方に「シールはこちらで貼るので、シールが印刷されたら発送物とセットにして順番にお持ち下さい」と仰って頂けた。
そのため、私は
コードの読み取り→送り状シール印刷→シールと発送物の注文番号確認→シールと発送物をカウンターへ
この作業にひたすら専念できた。
ありがたい!
カウンターに出したシールと発送物はヤマトの方が確認して下さり、シールを貼り、そのまま発送登録、的なことをして下さっていた。
こういう連携を取るためにも、カウンターの方に軽くお伝えしておくのは大事なことかもしれない。
上にも書いたけれど、発送物にマステで貼ったQRコードの紙は、カウンターに出す時にちゃんと剥がすべし。
ネコピットの扱いも事前に調べればちゃんと出てくる。ありがたい世の中。
BOOTHのページにも使い方が画像付きであるのだが、その画像と今(2024年5月現在)ではネコピットの画面が少々変わっていた(個人的には簡潔になって分かりやすくなったと思う)ので注意。
今回はヤマトさんのサイトの情報をぺたり。
宅急便、とあるが、使い方はまんま、これ。
今回、私が発送するのはネコポス(ポスト投函)なので、お届け希望日時の選択画面がないくらいだった。
全ての作業を終えたら、最後に発送の『ご依頼主控え』を頂いて、終了。
営業所での金銭のやり取りはなし。
控えには到着予定日等も書かれていて、本当にありがたい。
基本的に次の日〜その次の日で届けて下さる様子。
早い、スゴすぎる。
発送が終わって、これで終了……
ではない!!
まだだ!!
発送完了通知をお送りするのだ!!
素人、発送完了通知の送信をする
ネットで買い物すると大体『本日発送しました!』の連絡がくる。
あれがくるの、個人的にはとても好き。
私も品物を発送したので、購入して下さった方へ『発送完了通知』をお送りする。
『BOOTH』(私はアプリを使用)の注文一覧から、発送完了した方へ『発送完了通知を送る』をタップすると、メッセージ欄に色々記入できる。
ここで再度、注文番号と、先程発送した時にヤマトの方から頂いた控えをよく確認する。
QRコードを発行した際、品名の注文番号を消さずにおくと、ここでの照らし合わせが非常に楽になる。
何事も、最後までしっかり確認しようね。
購入して下さったご挨拶と、発送完了の旨、何日に到着かを記載。
ブーストを頂いていたら、しっかりここでもお礼を申し上げることを忘れずに。
ネコポスの追跡用伝票番号は『あんしんBOOTHパック』の際は自動で送信されるそうなので、書かなかった。
これで、一通り終了!
あとは無事に届くよう願い、無事に届いたら、少しでも楽しんで頂けるよう願うのみ……!!
おわりに
ただただひたすら、気持ちのままに突っ走って、何とか無事に終えることができた。
ありがたいことに、全て無事に届いたようなので、本当に良かった。
本を購入して下さった方に、心から感謝。
迅速丁寧に届けて下さったヤマトさんに感謝。
本作りの時からずっと思っていたけれど、本当に、先人の知恵がありがたくて震えた。
価格を決める時、部数を決める時、とにかくひたすら迷うことばかりなので、本当に本当に救われた。
調べたら色々な情報が出てくる今の世の中。
大切なのは、頂けた情報をしっかり自分の中で整えて、自分なりに無理のないスタイルを考えて作っていくことかな、と思った。
私のこの体験も、少しでも参考になるなら嬉しい。
本作りも、通販も、結果としてとっても楽しかった。
私のような地底で蠢く創作者でも楽しい経験にできたのは、関わって下さった方々のおかげだと心の底から思う。
節度と倫理とマナーを、そしてお相手への感謝を忘れず、誠実に!皆さんも『好き』なことを、めいっぱい楽しめますように!
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