BSManagerのススメ
この記事はBeat Saber Advent Calendar 2023の22日目の記事です。予定では自作のBeat Speedrun MODの話をするつもりでしたが、Beat Gatherでいろいろと話をしたので今回はBSManagerの話をしたいと思います。
こんにちは。 @aisponge_ です。
2024年はクリア錬以外もちゃんとやります (血涙)
突然ですが、皆さんはBeat Saberのバージョン管理に苦しんだ経験がないでしょうか。Steamに自動アップデートをかけられ、MODが動かなくなって泣いた、という人は少なくないはずです。
本記事では、そのようなバージョン管理から人々を救う BSManager を紹介します。もう手動のバージョンバックアップなんてしなくていいんだ…
BSManagerとは何か
BSManagerとは、オールインワンのBeat Saberのバージョン、MOD、マップ管理ツールです。平たく言うと、Mod Assistantの上位互換の便利ツールです。
以下は具体的に何をやってくれるのか、という話になります。
複数のBeat Saberのバージョンのダウンロードと独立した管理
Steam版のビートセイバーは、既定では C:\Program Files (x86)\Steam\steamapps\common\Beat Saberにインストールされます。Beat Saberのアップデート時はこのフォルダ以下が上書き更新されます。人々はこの上書きを避けるため、以前のバージョンのBeat Saberをフォルダごと別の場所にコピーする等のアドホックな対応をしていることでしょう。
BSManagerでは、それぞれのバージョンを独立したフォルダに配置されます。それぞれ配置されたバージョンをそのまま起動することができます。
起動オプションは -vrmode oculus, -fpfc, -verboseに対応してます
これによって、例えば「OST 6を試しに遊ぶために1.34を入れたい…」みたいなときに、今使用しているバージョンに手を加えることなく新たなバージョンを試すことができます。
自分はMOD制作の関係で、同じ1.29でもMOD全部入りと最小限の2つの環境を保持したりしてます
MODのインストールと更新
BeatModsに登録された主要なMODをインストールできます。これについては、同様の機能がMod Assistantにもありますね。BSManagerでは、インストールしたバージョンのModsタブを開けばMod Assistantと似たような画面が出てきます。
One-Click Installのサポート
これもMod Assistantにもある機能ですが、BeatSaver以外にもModelSaberやScoreSaberのスキーム (modelsaber:やweb+bsmap:) にも対応しています。(ModAssistantだとScoreSaberのOne-Click Installが出来なかった記憶があるんですが覚えてません)
共有フォルダのリンク
複数のバージョン間や、旧バージョンから新バージョンへの移行時、毎度CustomLevelsやCustomSabersといったフォルダを手動で移動したりコピーしたりしていないでしょうか。あるいは少し工夫して、ジャンクションやリンクを作成している方もいるかもしれません。これらフォルダはBSManagerならワンクリックで共有できます。
バージョンの右上の歯車アイコンからShared Foldersを選ぶとこのモーダルが出てきます。Link allすると、複数のバージョン間で共有したいフォルダ…CustomNotesやCustomSabersといったフォルダがジャンクションに置き換わります。
これらのジャンクションは、BSManager下にあるSharedContent内の対応するフォルダへのリンクとなっています。このフォルダにお気に入りのセイバー等を置くと、上の手順でリンクした全てのバージョンでそのセイバー等を使用することができます。
プレイリストは今のところ未サポートのようです。GitHub issueには上がってるのでサポートしてほしいですね。リンク先を増やすだけな気がするが…うまく動くならPull Request出そうかな…
おわりに
他にもローカルのカスタムマップやカスタムセイバーの管理機能もありますが、特に有用な機能は本記事で取り上げられたと思います。これでバージョン管理に悩む人が減ることを祈ります。
なお、カスタム譜面とプレイリストの管理にはbeatlistがおすすめです
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