個別原価計算

自家用の建物、機械、工具等の製作又は修繕、試験研究、試作、仕損品の補修、仕損による代品の製作等に際しても、これを特定指図書よ発行して行う場合は、個別原価計算の方法によってその原価を算定する。

個別原価計算では、労働が機械作業と密接に結合して総合的な作業となり、そのため製品に賦課すべき直接労務費と製造間接費とを分離することが困難な場合その他必要ある場合には、加工費について部門別計算を行い、部門加工費を各指図書に配賦することができる。

個別原価計算では、特定指図書について個別的に直接費および間接費を集計し、製品原価は当該指図書に含まれる製品の生産完了時に算定する。

個別原価計算における直接材料費は、当該指図書に関する実際消費量にその消費価格を乗じて計算するが、自家生産材料の消費価格は実際原価又は予定価格等による。


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