売掛金のはなし

今まで色々な会社の財務諸表を見てきましたが、
会社規模が大きくなってくるとそれなりに勘定科目も
増えてきたり等、よくあることだと思います。

その中で今回は売掛金について。

結構、売掛金の残高管理をしていない企業は多いと思います。
お客さんに売掛金の明細表はありますか?と聞いても、
「会計ソフト上で補助科目を設定して管理しています。」との回答を
頂くことが多かったです。

売上先が十数社くらいであれば、それでも管理可能なんだと思いますが、
それが数十社もあるとなると仕訳入力も一つ一つ補助科目を入力したり、
管理するのは大変です。
そのうち、補助科目の残高がマイナスになっていたりするのもよくある事象ですね。。

そこで!

そのような会社さんへは売掛金台帳の作成をお勧めします!
売掛金の入金・残高等は、台帳で管理してそれを会計ソフトに打ち込む。
これだけでも仕訳入力の苦痛から多少は解消されるはず!

■売掛金の残高内容が意味不明になっている
 こんなことが考えられませんか?

 ・先方が支払を忘れていた
 ・売上計上したものの先方へ請求を忘れていた
 ・振込手数料の分の処理を忘れてて、そのまま残高が積みあがっている
  等々

 要因はさまざまだと思いますが、台帳を作成すれば、
 ・いつの請求分が未回収なのか?
 ・把握している売上以外のもので不明な入金場合
 ・回収漏れの防止
 ・二重計上の防止や滞留債権の把握
  等々

 有用に活用できますので、まだの会社さんは是非、やってみてはいかが
 でしょうか?

エクセルで簡単にフォーマットを作成することができますよ!
もちろん、台帳の残高と会計上の売掛金の残高が一致していることの確認はお忘れなく。

所属
合同会社UKTGコンサルティング
https://uktg.co.jp/trust/

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