彼方へ
卯月も半ばを過ぎ
風が散らす花の欠片
頭痛と疲労と憂鬱の中
生きる意味を見失った
情けない程に弱い私は
いっそ
潔く散りゆく花の如くと 願う 日々
記憶は徐々に 霞んでいくというのに
未だ 過去に囚われ 零れる 涙
どうせ 一人で朽ち果てる運命ならば
抱え込んだ全てを投げ出し
疲れきった体を横たえ
一枚
また一枚と 散りゆく花に
この 脆い命を乗せ
遠く 遠く
空の 彼方へと
名津乃 綾
来て下さって 本当にありがとうございます! 読書が大好きで 気がつけば自分でも数え切れない程 詩や短編を 書き続けてきました いつか 本を出したいです! これからも自分ペースで 書き溜めたものを載せていきますので お時間がある時には また是非 覗いてみてください(○´ω`○)ノ