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AC6アセン考察 マシライ軽2vsWランセツ軽2


引き軽2のメインウエポンとは

前回、前々回の記事を見ていただいた方ならお判りいただけるだろうが私は軽2の安定した勝機は引き機にこそある、と考えている人間である。これが事実か否かはともかくとしてこの考えは私の軽2アセンに確実な方向性を与えた。「衝撃力が高い武器でスタッガーを取り、足止めをしながら引くことでABの押し付ける高火力にも対応できるであろう。タンクは肩の武器でAP有利を取引続ける。」と。しかしながら先日Discordサーバー「AC6地下アリーナ」の開催された週末対戦会でAB重2に対して敗北を喫してしまったのである(この結果は相手が重2重ショの3本指に入る実力者であるということもあるのだろうがそれでも勝ちたい)。
なぜ負けたのか、その原因は主に3つが考えられる。

1.回避挙動の甘さ
2.確実にあたるタイミングでも爆導索発射が出来ていない
3.そもそもアセン的に衝撃力が足りていない

1と2はこれからいくらでも改善できる要素であろう。上下引きの選択肢を使っていなかった、アラートが出てからの回避が疎かであった、相手のEN切れを見越した爆導索発射が出来ていない……これらは努力である程度改善できるものである。しかし3はプレイ中の努力でどうこうなるものではない。戦闘中にもう少し衝撃力があればスタッガーがとれていたのではないか……そう思う場面がいくつかあった。それはPSの問題ではなく、アセンの問題なのではないか。いくらランセツが秒間衝撃量に優れるライフルとはいえ、ライフルはライフル。ショットガンにはかなわないのである。そう考えた結果、ある一つの考えが生まれた。「ランセツを一本マシンガンにしてしまえばいいのではないだろうか」

そもそもマシンガンってどうなの

マシンガンの立ち位置のついての個人的考察

マシンガンというカテゴリの特徴は「高DPS、高秒間衝撃、短射程、軽量」である。いかにも接近機体が望む要素を取りそろえた武器である。しかしAC6においては衝撃というのは1度で与えられるものの方がゲームシステム的にスタッガーしやすく、有利である。軽量と継続的に射撃できる点に目を向けなければ基本ショットガンでよい。そんな訳であまり主流といえる武器種ではない事は確かだろう。この点を踏まえると引き機がAB接近機に対して自衛用に持つというのは選択肢として不自然ではないように感じる。引くためショットガンより長い射程が欲しいが、高い衝撃力が欲しい、機体は軽くして速度確保したい。こういった要求には答えられそうなカテゴリである。

使用マシンガン選定

チャンチェン 重マシ、軽量に積むには難しい

AC6には3種のマシンガンが存在する。ルドロウ、チャンチェン、エツジンである。それぞれ適性が違うためそれ等の解説を行いたいが、軽2で使用するにあたってまず最初にチャンチェンを除外する。理由は射撃反動にあり、軽量で使うような腕では射撃反動を抑えきることが出来ないのである。引き機においては弾がまっすぐ飛ぶことが重要なためレティクルの開きによる集弾性の低下は無視できない。よってチャンチェンは除外。ルドロウと比較した際の重量の増加や、その割に上昇していないDPSも目に付く。

ルドロウ バランスのいいマシンガン

ルドロウは一言で言えば高性能なマシンガンである。DPS、秒間衝撃量、直撃火力、弾速などあらゆる点で優れており基本的にこれ一択である。何より性能保証射程115とマシンガン中最長であり、これは引き撃ちに適するということである。問題をあげるとするならば射撃反動であり、フルオート武器の中では最小の反動値ではあるがランセツとのW鳥を行おうとするとFIRMEZA腕程度の射撃反動が必要である(両手でマガジン撃ちきりまで売っていてもギリギリレティクルが開ききらない)。この点は後述するエツジンと大きく異なる点である。なお無印メランダーの反動制御120までくると完全に制御可能になる。

エツジン QBを多用するならば

エツジンはバースト機能に着目した際にお呼びがかかるマシンガンである。単発火力と衝撃は優っているものの、DPSや秒間衝撃量、射程距離などで劣る。その為、エツジンを採用するならばバースト機能に着目する必要がある。バースト機能による利点は2つ。

1.QB中に射撃が途切れない
2.腕部の反動制御が必要ない

まず1だがこれは半分語弊があり、バースト射撃中にQBをすれば射撃は途切れる。が、バースト射撃の合間にQBをすれば射撃が途切れても次弾発射までの間の為ロスがないということである。この性質のおかげで1マガジン中に2回ほどQBを吹かすように立ち回るとルドロウとエツジンのDPS差はほとんどなくなる。近距離においてQBで回避する立ち回りを重視するならエツジンに優位が生まれてくる。まっすぐ引く戦闘ではこの利点は生かされづらいため時には自分からの接近戦が必要となる。
そして2だがバースト射撃の特徴として反動制御が少なくてもレティクルが開いていかない。これは腕部選択の自由度につながるほか、そこで浮いた重量を他の部分に回せるということである。

選ばれたのはルドロウでした

上記のことを考えた結果、恐らく引き軽2に適するのはルドロウであるという結果になった。基本的にQBは下策であり、可能な限り通常射撃を重視していきたいという考えがあるためルドロウを選択した。

実際使ってみた

マシライ軽2 ACfAのライール軽2を彷彿とさせるフォルム

そして出来たのがこの軽2である。ルドロウを装備し、意気揚々と鯖のメンバーとスパーをしたのだが……正直に言って芳しい結果は得られなかった。原因は様々であるがそれを今から記す。

問題点1:貫通距離が短い

非常に単純な話だがライフルと比較して有効射程が短いということはすなわち弾かれやすいということである。その為、引き始めから射撃しだすとランセツは貫通するのにマシンガンは貫通しないという事態が往々にして発生する。跳弾されるときはダメもほとんど出ず、衝撃もたまらない。これでは相手機体をスタッガーさせるはずに持ったにもかかわらず実際に溜まる衝撃量がランセツ以下ということになってしまうのである。

問題点2:直撃火力が低い

マシンガンの直撃補正は195である。に対してランセツの直撃補正は220。いくらマシンガンのDPSが高いと言えども直撃補正25の差は覆せなかった。またいくら反動制御を抑えているといってもマシンガンはそもそも集団性能が低いため距離によっては何発か当たらない事がある。その為、思ったほどダメージが伸びないということが何度かあった。

問題点3:スタッガー中に引きながら火力が出せない

最大の問題点。Wランセツは相手スタッガー中に引きながらも火力が出せることでチャンス時のラッシュと距離を離すことによる戦局の立て直しの2つを両立させることが出来た。しかしながらマシンガンは上記の問題を解決するために近づけばスタッガー明けの反撃を喰らい、距離を離せば火力が出ないという問題を抱えている。

問題点4:中距離機との勝負に負ける

現環境の中距離機、レザ重との戦闘においてルドロウは不利になる。以前のWランセツでは一定距離にてこちらの攻撃と回避が相手の攻撃と回避を上回るためダメージレースで優位に立てていたが、片手がルドロウになったことでその距離がなくなってしまった。軽2を使う以上動きで全機体に対応していきたいのでこれは見逃せる問題点ではない。

結論

引き機で使うのならばWランセツの方がよいだろう。正直に言ってやりたいことと武器を活かした戦闘がかみ合っていない。最初にあげた問題である衝撃力が足りないのはfcsでのカバーや爆導索を丁寧に当てるプレイングなどでカバーするのが良いというのが今のところの考えである。つまりWランセツはまだしばらく私の腕から離れないということである。

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