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名古屋RTAオフ2022のXIゴレースを完走した感想(エンゼルを許すな編)

 こんばんわ。あびっさんです。タイトルの通りです。
 エンゼルを許すな。

 失礼いたしました、激情が先走ってしまいました。本記事では今回の「名古屋RTAオフ 2022」での「XIゴ / Quest Mode All Clear(Any%): Night」のランを振り返っていきます。きっちりやるとは言いましたがチャートの更新点と実際のランの反省点だけお伝えします。
 全コースの細かい解説は過去の記事でみ~っちりやっているので、「父さんな、これからXIゴRTAで稼いでいこうと思うんだ」という諸兄におかれましてはそちらも合わせてお読みいただけますと幸いです。

チャート更新点

W1-3「ホーミィの斜め抜け」

 まずはW1-3「マッチョス先生のサイコロ教室~最後の教え~」から。
 ボーグ、ジャイロを抜けてホーミィの箇所です。

 従来の解法では右列でホーミィを1の目のダイスまでおびき寄せてから斜め抜けをしていましたが、ギリギリを攻めればホーミィがアクイを見つけた時のモーションの間に通り抜けることが可能です。
 とは言ったものの、ここに関しては直後のボーグで待たされるので短縮要素にはなりません。少しまとまった休憩時間さんが得られるだけでした。

ここでホーミィを倒さないと「次からは、お手本通りにやろうね。」と叱られる。

W3-1「ホーミィの斜め抜け」

 すこし飛んでW3-1「ウージーと追いかけっこ」。
チクリの斜め抜けジャイロの左ルート通過はRiJS2021やRTABootCampでも披露している通りですが、今回の更新点はその直後のホーミィ

ちなみにホーミィの感知範囲は前後7マス。枝分かれするマスでちょうど見つかる。

従来の解法は以下の通り。
・迂回路に入らず進む
→迂回路出口に立ち止まり、ホーミィの接近を待つ
→ホーミィが迂回路出口のマスに来たところで左に避ける
→斜め抜けで通り抜ける

上記に対し、今回のあびっさんの解法は以下の通り。
・迂回路に入る(ホーミィに一瞬だけ見つかる)
→そのまま迂回路を進み、迂回路を出る(ホーミィが「あれー?」と言う)
→ホーミィの眼前を斜め抜け(もう一度ホーミィに一瞬だけ見つかる)

斜め抜けに慣れていれば難しくない。

 ここはたぶんちょっとだけ従来の解法より速いです。全ての敵を倒すComplete(100%)カテゴリでも流用できそう。

W3-2「2345432の壁」

 続けてW3-2「ジャングルの一番熱い一日」。前半は一緒です。ボーグが左右に往復する地帯を抜けて、チクリが2体いる細道を抜けた先のパズルの解法が大きく変わっています。

チクリが邪魔で進めないので、少なくともどちらか一方は倒す必要がある。

 従来の解法は下図の通りです。

右側の道から大部屋に入り、2の目を点火
→左左左上上と転がす
→4の目の爆風がチクリの乗った3の目に引火して爆発

 しかしこれで満足しないのがRTA勢。なぜなら、チクリの乗った3の目が爆発するとその左隣の2の目に引火してしまい、その2の目のダイスが爆発するまで進めず、立ち止まる時間が生まれるからです。引火したダイスに乗って進もうにも、奥の6の目にはあと一歩届きません。
 この問題は「3の目と2の目を同時に着火する」ことで解消できます。こう書くと簡単に見えますが、実際にやることは「できるだけ短時間で爆発するダイスを」「2個も」「特定の場所に」「特定の目で並べて」「かつ自分は安全地帯を確保してすぐに進めるようにする」無理難題もいい所です。

頭を捻る世界1位と2位の図(本番3日前)

 しかしその翌日、上記の要件をバッチリ満たす解法の動画がXI鯖に投稿されました。手順としては下図及び下記の通り。

左側の道から入り、4の目のダイスを上右右と転がす
→2の目を点火、下の2の目を右上上と転がして3の目に
→6の目の手前の2の目を右下右上上と転がして2の目に

 なおこの解法が共有された当時あびっさんはすでにPS2を箱に詰めていたので実践練習はできませんでした。なのでイメトレだけでぶっつけ本番で通せて本当に良かったと思います。その集中力をもうちょっと別のことに活かしてほしい
 ユウキお兄さん、イベント間近にもかかわらず解法の研究と共有をしてくださり、どうもありがとうございました。

W4-2「氷山と双子氷山」

 お次はW4-2「氷の山をとかすには?」から。動く足場で行ったり来たりしてチクリを倒した先のパズルです。

 まずは前半、今回あびっさんがとった解法は下記の通り。

上上と転がして6の目を点火
→右手前の6の目に乗り、右側の4の目を点火しに行く
→手前の6の目に右側から乗り換えて、上右上上と転がす

 前半の氷山は結局6の目のダイス6個が爆発しないことには進めないため、タイム短縮にはなっていません。氷山が砕けても、破片画面に残っているうちは障害物としての判定が残っており、上図くらいの距離であれば1マス分距離を詰めたところで差は全く生まれないわけです。個人的にやりやすいからくらいのチャート変更です。
 見どころさんは後半の双子氷山です。

右手前の2の目で点火し、その足で左端の5の目を着火。
5の目が爆発するかしないかのところで2の目を点火。
2の目の手前の1の目を2の目の左隣に持ってくる。
3の目を右に1マス転がし、2の目の爆風が3つとも当たるようにする。
このときあえて6の目で着火しておくと、爆発までの時間が長いので事故りにくい。

 こんな感じでハチャメチャに急ぐと、直後の動く床に1周期ぶん早く乗ることができたりできなかったりします。

W5-1「ホーミィの斜め抜け」

 ここからは、あんまりにも難しいので本番では実践しなかった激ムズ斜め抜けをご紹介します。
 1つ目はW5-1「ついにくもの国へ」から。

一度見つかった後、すぐさま左へ避難。
見失って止まっているうちに斜め抜け。

 どこが激ムズなのか。
 実のところ斜め抜けというのは、床の端やダイス、壁などにアクイをこすりつけるように動くのがコツなんです。W4までは床のない所へは移動できないようになっている(見えない壁があるイメージです)ので、床の端に沿って動くことで斜め抜けが簡単にできていました。
 一方でW5では「床から落ちると奈落の底」です。床の端に触れた途端、アクイは「アワワワワ」と慌てふためき、移動を中断してしまいます。つまりW5では「見えない壁が無いので、こすりつけられない」わけで、「敵のいるマスのうちの、敵の当たり判定の無い所をまっすぐ斜めに抜ける」ことが求められます。
 まず安定しないので名古屋RTAではやりませんでした。次回以降のあびっさんの活躍にご期待ください。

W5-2「ダイスの橋をわたって斜め抜け」

 もう一つはW5-2「虹の橋をわたって」から。

 ご覧の通りです。これもこすれません。厳密にはこすりつけること自体はできなくもないのですが、そもそも「ダイスを落としてその上を渡る」というテクニックにおいてはまっすぐ対岸に向かって移動しないとダイスが落ちきるまでに対岸に辿り着けないので、落ちゆくダイスの上で斜め入力している余裕はないわけです。
 練習しても練習しても「うーーーんたぶんこの辺! 違ったかぁ~~」みたいなミスが多発したので、名古屋RTAでは披露できませんでした。

今回の反省点

 あまりキツキツに詰める反省点も無かったので、軽く箇条書きで書いていきたいと思います。
 反省点・要改善点としては以下の通りです。

・○ボタン連打が足りない
・ただの移動で角に引っかかりすぎ
・サイコロ一手単位のミス
・ムッシュ☆グルマンは2ターンで仕留めろ
・3-1もっとスムーズに
・無敵時間中に足を止めない
・もっとネコと和解しろ
・芋虫を許すな
エンゼル絶対許さないんで。

おわりに

 ということで初のオフラインイベント参加でしたが、無事にやり切って帰ってくることができてよかったと思います。関係者の皆様、この度は本当にありがとうございました。
 いずれまたどこかでお会いしましょう。それでは、また。

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