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長年演劇をやってきたわけですが

 何かいいことがあったかというと、それはもう数え切れないくらい良いことがあったわけで、それを具体的にどうこう言うと、あっという間に原稿用紙300枚くらいになっちゃうので、ここでは書きません。
ホントは良いことなど書けないんじゃないか? と勘ぐられるのも癪なので、代表的な良いことひとつをあげておきましょう。これが果たして本当に良いことなのかどうなのかについては、みなさんの判断を待ちます。
まず、お金目当てで近づいてくる人がいません。どんなに良い人間関係も、お金が絡んでくるとこじれてしまいます。これは身内ですら敵にしてしまうこともあるので、最も注意しなければいけないことなのですが、これに気を遣わなくていいわけです。
ついでにもうひとつくらい良いことを上げておくと、その気になれば身ひとつで道具もなく、年齢性別も関係なくいつまでも楽しめることでしょうか。なんというか、淋しくなりにくい。淋しがり屋さんにはうってつけの芸術ジャンルです。
折角なので、演劇を作る側にいるみなさんにも、観客のみなさんにも、末永く楽しんでもらいたいと思うのです。

多分2018年の「もりげき王」の当日パンフに書いた文章だと思う。

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