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Youtubeを始める前に知っておきたかった撮影/編集/企画のテクニック5選

こんにちは。

Youtubeを仕事として取り組んでいるモリグチです。

今回は、Youtubeを運営していく中で、「知っておきたかったテクニック」を紹介します。

今では無事に伸びましたが、最初は知識がなく、無駄な取り組みもしてきました。今だからこそわかるテクニックをまとめました。

※参考までに、1年間運営してるチャンネルのアナリティクスです。

規約により非公開

【読んでほしい人】
・Youtubeに取り組んでいるがなかなか伸びない
・今後成長し続けるYoutubeや動画市場に興味がある
・Youtubeの伸ばし方を知りたい


それでは早速いってみましょう。

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①人に語りかけるように

まずは、最初のシンプルで大切なテクニックは「人に話しかけるようにする」ことです。
Youtubeはテレビニュースではありません。個々人がスマホなどで見る、個人的なプラットフォームです。

そのため、動画の前で話すときやテロップ(字幕)で何かを伝えるときは、「見ている人に話しかける」ような内容にしましょう。

友人や知人にその動画の内容を伝えるように、等身大で話すのです。

話が固すぎると、ユーザーの中に入っていきません。

あなたがインターネットに動画を上げるとなると、こんな風に思ってしまうかもしれません。
「ちゃんと話さないと」
「おもしろくないといけない」
「ハキハキ話さなければ」
「無駄な情報は入れてはいけないな」
となってしまいますが、これはスピーチの作り方です。Youtube用ではありません。

私も運営初期はこのようにしていましたが、この話し方ではコメントも付きにくいですし、ユーザーも最後まで動画を見てくれることが少ないです。

Youtubeは見ている方もリラックスしてみています。
あなたも少しリラックスして話しかけるつもりで動画をつくりましょう。

ターゲットを個人の一人として考えると、動画も柔らかくなるし、見ている方も内容をすんなりと理解しやすくなります。

例えば、ファッションの話をするときの悪い例と良い例を挙げます。

悪い例「今日は30代の男性がファッションで最低限注意すべきことを5つ紹介します。」
良い例「こんにちは。30代になると求められるファッションも変わってきますよね。この動画では、”服装でこれだけは気をつけましょう”というポイントを5つ話していきますね。」

コンテンツにもよりますが、あなたがキャンプの話をしようが、仕事の話をしようが、スピーチをしているような話し方ではいけません。

Youtubeはフレンドリーなプラットフォームです。
色々な有名人やインフルエンサーを親密な距離で見れるから、人気になっているのです。

そのため、フレンドリーに、「ターゲットに直接話しかけるような動画」を意識してみましょう。

※だからといって個人的すぎる話をしては駄目です。

「今日はこんなことがあってさ、昨日の晩御飯がさ、職場のあの人が今度さ…」と自分の話ばかりをしてはアウトです。

相手に価値のある話を、相手に直接話しかけるようなトーンで進めるのが良い、という話です。
相手を気遣いつつ話せる人なら人前で自分本位な話ばかりしないはず、、、ですよね?笑

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②出だしの10秒が勝負

次は、これもYoutubeならではの特徴です。
動画を作る際、「出だしの10秒が勝負」です。
出だしの10秒を工夫して、見たいと思わせることが重要なテクニックです。

Youtubeには動画があふれています。本気のYoutubeクリエイター達が、常に動画を作り続けています。

そうなると、ユーザーは「おもしろい動画を見たい、おもしろくない動画を見て時間を無駄にしたくない」と思いますよね。

そのため動画をクリックした後、無意識に5秒や10秒で動画を見続けるか決めます。

最初のシーンで、こんなものがあれば、ユーザーはさっと他の動画に移ります。
・がやがやした街並みのシーンから始まる
・映画かなと思うほど意味が伝わらない世界観のイントロ
・ムダにかっこいいオープニング
・話している人が「えーっと」「あのー」などスピードが遅い
・本題に関係なさそうな話から始まる「昨日電車でこんな人にあったんですよ、」

こういう出だしをしているとアウトです。
出だしの10秒に気合を入れましょう。具体的にはこんなテクニックがあります。
・本題、動画のテーマに関係のあるポイントを話す
・どんな人に向けた動画か説明する
・動画のハイライトシーンを5秒ほどにぎゅっとまとめる
・続きが見たいと思うようなイントロにする

「自分のチャンネルのことを何も知らない人が最初の10秒を見て、見続けたいと思われそうか?」という視点で考えてみましょう。

なお、こちらが実際のYoutubeの動画の視聴維持率(どのくらいの人が途中で動画を見るのをやめるか)というグラフです。
最初の12秒で58%までグッと下がるのがわかりますよね、このようなグラフになるので、最初のつかみは重要、という話でした。

(そもそも視聴維持率が下がることは問題ありません。動画の内容によります。)

【悪い例】↓ 視聴維持率20%の動画

スクリーンショット 2021-06-09 120318


【良い例】↓
つかみのテクニックを使用した良い動画 視聴維持率50%、動画の長さが少し短い動画ですが

スクリーンショット 2021-06-09 120620


③ターゲットがYoutubeを見ている時間に動画をアップロードする

これはシンプルなテクニックですが、Youtubeアルゴリズムは「新しい動画」「人気な動画」をプッシュしてユーザーにオススメしてくれます。

そのため、「ターゲットがYoutubeを見ている時間に動画をアップロードする」のもおすすめのテクニックです。

例えば、みんなが寝ている深夜3時に動画をアップロードしても、Youtubeを見るのは次の朝の通勤時間や仕事終わりの夜以降になります。

せっかく新しい動画を上げてもターゲットに届きにくくなります。

ターゲットがスマホを触って、Youtubeを見れる時間であれば、新しい動画としてターゲットに届きやすく、見てもらいやすくなります。

ターゲットごとに変わってきますが、Youtubeが最も使われる黄金時間は、「21-23時」です。

他のポイントについても紹介します。

・21-23時のピークタイムに合わせるため、20時ごろにアップロードするのが望ましい
・ただ、その時間は他のYoutuberもアップする時間のため、あえて外す戦略もアリ。

・12-13時の昼休憩時間はスマホを触る人が多いが、職場にいることにより音も必要なYoutubeを見る人はそこまで多くない。
・通勤時間/通学時間は電車でYoutubeを見る人も多い。
・仕事終わり/放課後もスマホを見る人も多いが、家族や友人とのご飯だったり、何かに時間をとられていることが多い。

・主婦向けであれば、夜は家事で忙しいこともあり、平日昼間がベスト。
・コロナ期間で土日は昼間も見られることが増えている。コロナ前は土日昼はあまり見られない時間だった。

時間だけではなく、曜日も考えてアップロードするのも賢い選択です。
最初のリリースでたくさん再生されると、「急上昇動画」として取り上げられたり、Youtubeの拡散機能が使いやすくなります。

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④視聴者の集中力は0と仮定する

次に、少し悪口に聞こえかねないですが、そんな意図はありません。
これは自分も含めたすべてのユーザーが当てはまります。
私たちは「スマホを触ってるとき、集中力はほぼゼロ」です。笑

おもしろいYoutubeの動画を見ていても、すぐに他の動画やアプリを開こうとします。しかも、無意識で操作しています。

Youtubeで動画Aを見ていると思ったらすぐに動画Bに移り、今度はその下の動画Cのサムネが気になる、そういえばInstagramで友達何か更新していないかな?お、ライン通知来た、誰だろう、というように集中力はゼロなのです。

そのため、あなたが作る動画は、集中力が0の人に見られると仮定してこのあたりに取り組む必要があります。

- 長すぎる動画はだめ
より長く見てもらおうと余計なシーンを入れたり、切ってもいいところを残したりして間延びさせてはいけません。5分の動画には凝縮した5分の内容をいれましょう。5分で終わる動画を8分にしてはいけません。すぐに視聴をやめられます。

- テンポよく
動画のテンポも重要です。トピックの切り替えや、シーンの切り替え、同じ話を続けない、音が軽快など、見ていて気持ちの良いテンポを意識しましょう。

- 先が気になるように
興味深いトピックを話していても、ある程度先が読めるとユーザーは見るのをやめてしまいます。
動画の最初に、「最後にお得情報いれてるのでそこまでチェックしてね」など、最後までみないと損ですよ、というヒキをいれることも有効です。

※そう言いながら最後にしょぼい情報しかなかったり、釣り行為や騙されたと思われるようなことはアウトです。信頼されなくなり、2度と動画を見られなくなりますので、ウソはやめましょうね。

- サウンドエフェクト
動画の視聴体験は見た目だけではなく、音声も重要です。
実は音声が占める割合は50%とも言われており、動画のクオリティを大きく左右します。

見ていて単調な動画やいまいち盛り上がりにかけるような動画は音がしょぼいこともよくあります。
最適なBGMを入れたり、適切な効果音(ポンッ、ドンッなどの音)を入れてみましょう。


- 応用:B-Rollや画像挿入を入れる
次は応用ですが、「B-Roll」という挿入動画を入れることも有効です。
動画の見た目の変化をつけましょう。あなたが自宅のカメラ前でキャンプの話をしているときに、キャンプ場や焚火の動画を挿入するのです。
それにより臨場感を伝わったり、見ていて楽しくさせることができます。

B-Rollだけではなく画像でも有効なので、以下ページを参考に。
・ストック動画が無料で見つけられてYoutubeにも使えるサイト

Pexels↓

https://www.pexels.com/

※めっちゃ便利です。良すぎて疑いたくなるレベルですが、2021年6月時点では登録不要で無料で使えます。


・無料写真がたくさんあるサイト。シーンをより分かりやすくするために使える。

Unsplashは海外のものだが、登録不要、下の写真ACは日本のサイトですがメアド登録必要です。

また、写真はそのまま貼り付けるのではなく、エフェクトとしてズームインさせたりスライドさせながら使うことで動きを出せますので、少し工夫してみましょう。


・みんなご存じ、いらすとや

種類が豊富なので使いやすいですよね、日本中で使われているので、多少安っぽくなります。

しかし、あなたが目標とすべきことは、「安っぽく見せないこと」ではなく、「おもしろい動画をつくること」です。変なプライドは捨てましょう。笑

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⑤明確なコンセプト

最後にこれは「こうすれば良い」という簡単なテクニックとしては言いにくいのですが、とても重要なことです。

チャンネルを進めるにあたって、明確なコンセプトを持ちましょう。

「なんとなく自分の好きなものだけを並べたチャンネル」と、「明確なターゲットとコンセプトがあるチャンネル」では、確実にコンセプトありの方が伸びます。

2つのチャンネルがあったとして、どっちが専門的で役立ちそうだと思いますか?

A.モリチャンネル/お金とキャンプ動画、時々料理も
B.モリチャンネル/社会人のための正しいお金の知識を伝えます

知らない人がやっていて、聞いたことがないチャンネルの場合、どちらが伸びそうかは一瞬でわかりますよね。Bです。

このことをわかっていても「チャンネルのコンセプト」を決めきれずにAパターンで進める人が多いです。そうすると伸びません、注意しましょう。

どうすればチャンネルのコンセプトを明確にできるか、一つ選ぶとしたら何にするかを考えてみましょう。

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さいごに、大事な前提

以上で、Youtubeで知っておきたかったテクニック5選でした。


テクニックうんぬん、の前の、そもそもの前提を一つ。

伸びるYoutubeをつくるには、世界共通のシンプルなルールがあります。「価値があるとユーザーに思われる動画をつくること」これにつきます。

勉強している人のために役立つ、暇な時間を楽しく過ごせるなど、他の動画にない価値を提供することが重要です。

この基礎ルールをクリアしたうえでの、今日紹介したテクニックを活かしてみてください。

「いやそんなん具体的にはどうすればええんすか、」という人のために、情報はこちらの記事にまとめていますので、よければどうぞ。

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それではごきげんよう。ありがとうございました。


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