あびこえりか

Social Book Cafe ハチドリ舎 店主。趣味は社会課題解決。「ディスラプタ…

あびこえりか

Social Book Cafe ハチドリ舎 店主。趣味は社会課題解決。「ディスラプター・アウォード・ヒロシマ」「ソーシャルビジネスプランコンテスト」「ヒロシマ平和創造基金国際交流奨励賞」を受賞。

最近の記事

田中美津さんの言葉たち

美津さんの訃報を聞いても現実味がなくて涙が出なかったけれど、美津さんがハチドリ舎に来てお話をしてくださった時の動画を見返していて「世界でたったひとり、自分にとって自分が世界で一番大切なの」という言葉に、大泣きしています。なんて大切なことを伝えてくれたんだろう。 ポリタスTVで深澤真紀さんが紹介されていた田中美津さんの映画「この星は、わたしの星じゃない」が観たくて、トークゲストに真紀さんをお迎えして上映会ができないか、と連絡をしたのが2022年5月。 真紀さんとの打合わせ中

    • 民主主義を実践することが、許せない暴力への抵抗だと思う

      建物が破壊され続け、命が奪われ続け、日を追うごとに状況が悪化していき、悲しみがお腹の底に溜まり続ける苦しい毎日です。 
イラクの時も、アフガンの時も、シリアの時も、香港の時も、パレスチナの時も、ミャンマーの時も、同じ苦しさを抱え続け消えないまま、ロシアのウクライナ軍事侵攻。 「またか・・・」と、さすがにガックリ落ち込んだ2月24日の夜、長崎の林田光弘くんから「広島・長崎緊急同時アクションをしないか」と相談があり、落としていた膝をなんとか立て、翌25日の夜に呼びかけをし、2

      • 長崎、国営諫早湾干拓事業

        あびこさんはいつから、こういった社会問題に興味を持ったんですか?と聞かれてよく思い出すのは 「長崎、国営諫早湾干拓事業」 豊かな干潟にすむムツゴロウを中心とした生き物、そしてその土壌が生み出す栄養が湾の豊かな漁場の所以だった。 平成元年、国が「ここを農地にする!」と、湾を鉄扉で締め切り、干拓工事事業を強引に突き進めた。 魚も海藻も獲れなくなり、漁業は衰退。農業もさほど盛り上がらなかった。 計画から20年経った今も変わらず、海は枯れ続けている。 当時、さして社会問題に

        • ~これからの教育の話をしよう!~公教育とオルタナティブ教育のビミョウな関係

          ※安彦が経営するSocial Book Cafeハチドリ舎で、月に30ほど開催しているイベントをピックアップして、参加者の1人にボランティアリポートをしてもらっています。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ いわゆる義務教育だとルールに縛られる感じがする…など、近年批判の集まりがちな公教育。 社会の中で期待が寄せられつつも、まだまだメジャーではないオルタナティブ教育。 双方に賛否両論ある中、今年に入って福山市が発表した「イエナプラン教育校」の2022年創設の

        田中美津さんの言葉たち

          虐待を受けた女の子に会いに行った日のこと

          「性的虐待を含む、非常に重い話です。心的影響を受けてしまう方はご遠慮ください。」 イベントのただし書に記された文。覚悟か必要だぞ、と自分に言い聞かせて参加ボタンを押しました。  毎日のように目にする虐待のニュース。 どうしてこんなことを起こしてしまうのか。分からなくて、知りたくて。  開催場所は平和記念公園から徒歩10分のところにある「Social Book Cafeハチドリ舎」。 オーナーの安彦恵里香さんは柔らかい笑顔で、「社会の課題解決が趣味!」と言い切る豪気な

          虐待を受けた女の子に会いに行った日のこと