メン・イン・ブラック 2019年6月24日
#メンインブラック #MIB #2019年6月24日
#テッサトンプソン #エージェントM
映画観るのが何と7か月振り。
途中観たいものもあっただろうに。
何故か足が遠のいた。
このシリーズ、ピカピカのメタリック調の武器が出てくれば出演者が誰であろうとMIBだと分かるし、その世界観に入ることができる。しかしながら、あの武器はちゃっちい、子供のおもちゃみたい、にも見える。わざとそう描くことによってフィクションであることを(観客に)刷り込んでいるのかもしれない。もちろん先刻ご承知のことではあるけれど、
「気楽に観てね!」
というメッセージとも感じる。
SF映画は数多あるけれど、比較的真面目に”宇宙人とのコンタクト”(願望含む)を描くものが多いように思う。後はコミックスを原作としたヒーロー物。
そんな中でMIBは異色の存在なのかもしれない。
(地球上にて)所謂宇宙人の存在は前提として、人間と彼らとの関係を描いている。一般市民にはショックを与えないように気を使いながら。
MIBのベース(本部?)には多種多様な宇宙人が集っていて、スターウォーズで描かれている(例えば)酒場に集うそれと印象が重なる。この宇宙には多種多様な生き物が存在して当たり前という広~い視野を感じる。そのくせ人間?との関わりは存外に合理的である様に描かれているところが笑える。更に、映画は地球の「地面の上」の話を終始描いている。宇宙空間にエージェントが飛び出すことはない(私の記憶が間違っていなければ)。他のSF映画との差別化の一つかと思う。宇宙空間の場面が一つでも入るとMIBの世界観が希釈されてしまう。
そんな要因があるから人気のある映画なんだと思う。
今回、エージェントMを演じたテッサ・トンプソンが良かった。愛嬌のある役柄にピッタリだった。それが一番の収穫かな。
映画のストーリー自体は昔からよくある展開を焼き直しただけのようでイマイチ。このシリーズが続くとすれば、宇宙人と人間との関係をもっとシュールに描くと面白いと思う。組織の中にスパイがいて、実はあいつが真犯人だった、なんて舞台設定を変えても目新しくはない。
(地球上の)人類だって宇宙人の一種なんだから、宇宙人と人間とを余り区別しない方がいいのかもしれないけど、人間目線でないと(観客には)分かり難いし、何処かの宇宙人目線というのを分かる人が地球上にいるのかな?