スパークリングワインAmatista DO.Valenciaを飲んで思うこと

地中海沿いに広がる畑から採れるぶどう「マスカット・オブ・アレキサンドリア」は、クレオパトラも愛したといわれる高貴な品種。この品種を使用した微発泡のやや甘口ワインが「アマティスタ DO.バレンシア」だ、ヨーロッパはマーケティングが上手いのと同時に歴史に少し思いをはせるではないか

Sparkling wine (白)だが、あんまり発砲はしない。シャンパンは飲んだことがないので自分は、良いワインと悪いワインを見切れるかという自信がないし、する気もない。

Muscat of Alexandria (マスカット・オブ・アレキサンドリア)と書かれてあるがこれは品種である。北アフリカ原産の非常に古い品種で、ローマ帝国時代、エジプトのアレキサンドリア港から地中海各地に広がった。淡黄緑色(エメラルド色)の長円形の大粒の実をつけ、甘みが強く、強いマスカット香が特徴である。「ブドウの女王」の異名を持つ。スペイン、イタリア、南アフリカでは、生食として、南ヨーロッパ、アフリカ、南アメリカ、カリフォルニア、オーストラリアでは、ワインの原料として利用されている[2]。日本では、生食が主であるが、時折ワインが作られる他、果汁などはアイスクリームや清涼飲料水、ゼリー、和菓子などに使われる。

品種としては紀元前より現在に至るまで連綿と続く非常に古いものであるが高級品種であり続けている。品種改良においては、甘味の基となるため、マスカット・オブ・アレキサンドリアから多くの品種が生み出されている。なお、ジベレリン処理による無種子化ができないため、必ず種子が存在する。このため、味を残しながら種なしにできる品種の開発も進められている。

これがどうやらクレオパトラが愛したという品種の根拠に近いみたいだ。プトレマイオス朝の首都はアレキサンドリアだから、当然クレオパトラも存在したわけだ。クレオパトラは、美人は美人だったらしいがそれ以上にエジプトの財宝と知識を生かしてカエサルとアントニオスという二人のローマの権力者とつながりを持った。マスカット・オブ・アレキサンドリアで作られたワインも使ったに違いない。実際問題ワインビネガーに真珠を溶かして飲むという暴挙をしたと言われるから面白い。それだけ財力があった国だから、他の国のものをあまり飲まなかったという説もあるが

ギリシャやローマはワイン製造していたが下手すれば、エジプトは当時の水準で考えると穀倉地帯として豊かななので、ワインも発展していたのか?

因みに値段は良心的、ワンコイン前後500円前後で買えるし、下手すればコンビニにもある。下手な果物よりも甘いし、下品だが缶チューハイに例えよう。葡萄味のチューハイと頼んだら、少し酸っぱく天然果汁の甘いものがでてきたというものだろうな。それがソムリエとかになると柑橘系とかと評価するが、自分にはできん。だが、これは趣味の世界かな日本酒もこうして売り込んだらいいのに

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?