御嶺ワンショットについてのあれこれ

こんにちは、あべちです。今回は御嶺ワンショットについての深く解説したかったことなどをメインに語るだけのカスみたいなオタクの文章なため、無料記事です。

メインの解説に入る前に

今回、２名のYouTubeチャンネルでこのデッキを取り上げて頂きました。ありがとうございます。（まだの方は是非チャンネル登録してあげてください。）

flat-デュエマ工房
https://youtu.be/q38r9T-UpOY
こちらは対戦動画形式+最後にリスト紹介。動きが分かりやすいと思います。

ナートのデュエマnote.
https://youtu.be/AtQNHUKxdOs
こちらは大まかな採用理由や、デッキにかかる値段等を分かりやすく解説してくれてます。

そもそもなんでこんなデッキつくったの？馬鹿なん？

超CSin山形以降続いていたダムド環境。僕は超CSの遠征費のためにダムド購入を渋ったばかりに環境に取り残されました。それ以来全く勝てずにいたため、気分転換におもちゃを触りたくなりました。
それから暫くして迎えた新弾発売。僕の目に飛び込んできたのはこのデッキの核である「白皇世の意思 御嶺」。僕のお花畑な頭にリリアング銀河ダイヤモンドソードで人が死ぬ、という怪電波が（みんなそうだろうけど）。そして、この動きを現実的に行えたとするならば、最近受けを減らしているダムドはゆうに貫通し、基盤として参考にした似たようなアーキタイプである青白スコーラーのヘブフォイグゾーストの受けを全く受け付けずに殴りきることが出来る、と思い、おもちゃを触りたかった感情も相まって、このデッキの制作を決意。当時単価3500オーバーだった御嶺を買い、公認大会や友人とのフリー対戦などを経て形にしました。

このデッキのコンセプトについて

2ターン目のリリアング銀河ダイヤモンドソードで1/6の確率に人生を賭ける、それも良いとは思うのですが、何ターン目であろうとこの3枚がハンドにあり、御嶺が走ると人が死ぬ、ということに着目し、2ターン目に御嶺が捲れなかった時、それ以降のターンのハンドリソースを確保する動きをサブプランとして取り入れ、高確率で安定して早いターンに御嶺を走らせる、をコンセプトに据えました。

採用カードの細かい理由（語りたがり）

【リリアング、銀河、ダイヤモンドソード 各4枚】
最強のメインプランのため最大枚数採用。強いて言うなら銀河の処理中にクリーチャー効果の処理は挟めません。（聞いてるかflat）（予知の処理は先に出来ないぞ）

【ジャストラビリンス 4枚】
サブプランA。リリアング銀河で御嶺が捲れなかった時に撃つと2ドローは確定しているため、更なる銀河やヘブフォイグゾーストを探しに行き、次のターンも御嶺着地を狙うことが出来る。この場合以外でも、ウェイボールプランを取った時は雑に横が広がるため、大量手札補充が出来て相性が良い。STが付いているため、ウェイボールが居れば1/2の確率で受け札にもなるのが⭕。

【パラリラセーリング 4枚】
サブプランB。リリアング銀河で御嶺が捲れ無かった場合に撃つと手札入れ替えと御嶺チャレンジを同時に行い、次ターンのキルの可能性を高めてくれる。そもそもこのカードの両方のテキストがこのデッキに噛み合っているため、割と何処で使っても強い。

【海底鬼面城 4枚】
1tにキャスト出来れば、メインプラン成功の確率を高めながら、御嶺が捲れなかった場合に無くなったハンドを供給してくれる最強カード。相手にも引かせるというデメリットはあるものの、差し引いてでもこちらの益が大きい。

【アストラセンサー 4枚】
メインプラン成功の確率を高めてくれたり、ウェイボールを1マナで起動してくれたりする。とても便利。山下固定も出来るため、下に何を送ったかを覚えておけば、ジャストラビリンスのドロー枚数を考える際、引きすぎる事がなくなる。4マナ帯では先打ちでウェイボールを起動させつつ、足りないパーツや追加の銀河回収による御嶺チャレンジの成功率の爆増に貢献。すごい。しかし、実は回収無しをすることが稀によくある。

【Wave All ウェイボール 4枚】
2の動きパート2。リリアング銀河ダイソがない時はこちらの方が強く、尚且つマナ埋めを見て、そんなに早く走る必要が無ければ、むしろこちらを先に置くことでGRの試行回数を増やせたりする。むしろ相手が早く走ってくるデッキ（赤単など）であれば、こいつを置いておくことで1/2の確率で全てのSTが受け札になるため優先する。実はクリーチャーに選ばれないので、墓地ソ、NEXT、ボルドギ系統のデッキ等にはリリアング以上のフィニッシャーになることがある。気をつけなければいけない点としては、クリーチャー効果の処理なので、銀河の効果の間にウェイボール効果GRは挟めないし、ダイヤモンドソードの後に出たウェイボール効果のGRクリーチャーにはダイソ効果は付与されない。

【ヘブンズフォース 4枚】
受け札と展開札の両方を同時にこなしてくれるカード。青白スコーラーで分かっていると思うが、これとイグゾーストの組み合わせは本当に強い。後述するが、メインプランに絡むこともしばしば。

【イグゾーストIIフォー 3枚】
ヘブンズフォースと組み合わせる事で、最強クラスの防御性能を発揮したり、銀河の追加詠唱をしたりできるため、便利屋さんという感じのカード。ブロッカーによる防御をしてくるデッキに弱い御嶺の道を無理矢理空けることもできる。しかし、青白スコーラーと違って、メインプランに大きく影響するカードではないため、枚数を1枚減らした。

【機術士ディール/「本日のラッキーナンバー！」】
ガチで無理なトリガー（ストップトリガー系統）をケアする際、イグゾーストやGRクリーチャーによる防御によるロングゲームをしながら掘りに行き、伸びたマナでナンバーダイソを決める。必要な対面やシーンが多発しないと踏み、1枚のみの採用に。

メインルート以外の強力なムーブ3選

① 2tウェイボール、3tヘブフォリリアング（ウェイボール処理）ダイヤモンドソード
ウェイボールの効果処理のタイミングを無理矢理ダイヤモンドソード詠唱前にするムーブ。ヘブフォからプレイしたクリーチャーのcip効果はウェイボールの効果と処理タイミングが同じなので好きな順序で処理できる。エモくてすき。

②2tウェイボール、3tウェイボール+アストラセンサー
アストラセンサーのコスト1を最大限に発揮出来るムーブ。守りを固めながら堅実に展開することが出来るため、速攻戦をしなくて良い対面に是非したい。

③銀河ヘブフォイグゾースト銀河ダイヤモンドソード
盤面０から御嶺チャレンジを2回試行することができるムーブ。しかし耐性持ちアタッカーがいないからちょい不安。2t目にウェイボールまで置けて居ると御嶺チャレンジ3回しつつ耐性アタッカーが出来る。さすがに引きだけ。

対面ごとのあれこれ（当時の僕が想定していた対面のみ）

･アナカラーデッドダムド
ひたすら下手くそな青白スコーラーだと思わせる。そうすればデジルムカデが貼られないので、唐突に御嶺が降臨したタイミングで対面が死ぬ。御嶺が出てキルが生まれれば殴っても大丈夫だが、ハヤブサマルで御嶺を止められた場合を踏まえて2枚目の御嶺またはダイソがあると良い。

･シータミッツァイル
早く突っ込みたいし、でもプロジューサーが嫌なので盤面も横に広げておきたいという少し微妙な対面。御嶺+2打点（パワー3000未満必須）あれば貫通すると思って良い。後手ならば3、先手ならば4tくらいまでに御嶺が出てくれると楽ができる。マナドライブ6が達成されてしまうと、相手のGRの捲り次第で防御性能が変動するため、少しやりづらくなる。普段は捲られたくない天啓も、ここでは捲れることを祈るレベル。御嶺ワールドブレイクのおかげで完全水はトリガーになりづらいので、基本的にはジューサーのみを考えれば良い。当たり前だが、踏んだ場合は必ずプロジューサーよりパワーが低い生き物でアタックしていくこと。

･赤単ブランド
相手より早く走るか、盾受け前提のプレイを取るかをじゃんけんと初手ハンドから判断する。基本的には盾受け前提のプレイとなるため、とにかくウェイボールを着地させる。そうしないと盾お祈りの確率すらかなり低くなる。

･赤青覇道
基本的にはクロックは割り切りで殴りに行く。相手の動きが弱く、尚且つハンドにラッキーナンバーがあるならば、ナンバーダイソを狙いに行ってもよい。鬼面城はなるべく貼りたくない対面。正直厳しい。

･ロマノフワンショット
盾1枚踏むだけでゲームが終わるかもしれない体面なので、気持ちチキってしまうが、このゲームは5点+1を作って踏まなければ勝ちなのでとにかく早めに作って殴る。踏んでしまっても全力でロマノフ失敗を祈る。対面のルータープレイの様子次第ではナンバーダイソを狙いに行く。

さいごに

引用RTで「スコーラー入れたら強そう」と来たりしていたので、一応理由を説明しておくと、青白のスコーラー着地を推進するカードは銀河であり、通常の青白スコーラーは銀河をむやみに連打せず、抱えることで安定してスコーラーの着地を狙います。しかし、このデッキでは、真っ先御嶺を立てるチャレンジをしなければならず、動きに噛み合わないからです。僕もラッキーナンバーの枠をスコーラーにして試したことはありますが、プレイがブレるうえに、青白スコーラーよりもスコーラー着地に寄った構築じゃないため、安定した着地ができませんでした。
ここまで書きましたが、どんな対面が来ても「まあでも俺は2ターンキルだし……」と思えば気持ち楽です。まあ僕は本番で1回もしてませんけど。意外と柔軟に戦えて面白いので、是非回してみてください。フリー対戦にもおすすめです。

あと郡道美玲は僕の推しじゃないです。