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『BEMANI PRO LEAGUE 2021』 セカンドステージ 第5試合 レジャーランド VS GAME PANIC戦について

1. はじめに

『BEMANI PRO LEAGUE 2021』レジャーランド所属 アドバイザー べあーです。

『BEMANI PRO LEAGUE 2021』が10/2(土)に終了し一区切りがつきましたが、引き続きレジャーランド セカンドステージ各試合の戦略についてnoteを公開します。

今回の記事では、8/14(土)に配信された「第5試合 レジャーランド VS GAME PANIC」の戦略、感想、舞台裏などを書いていきます。


<注目ポイント>
『BEMANI PRO LEAGUE 2021』公式サイトより引用

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2. 戦略(出場選手をどう決めたか)

第5試合のテーマは以下の通りです。

■ 先鋒戦 [テーマ: CHARGE]
■ 中堅戦 [テーマ: PEAK]
■ 大将戦 [テーマ: NOTES]

GAME PANICの選手選出についてですが、
先鋒戦;#MA3#選手
中堅戦;PEACE選手
大将戦;MIKAMO選手
で、ほぼ間違いないと思っていました。

理由は、GAME PANICは「ROUND 1戦、APINA VRAMeS戦がきついため、中堅:PEACE選手+大将:MIKAMO選手の布陣でレジャーランドに絶対に勝つ」つもりでくると思っていました。

先鋒戦については、「ファーストステージで2回しか出場していないため、セカンドステージで3回以上出場しなければいけないこと」、「ファーストステージでも先鋒戦CHARGEに出場しているため」、#MA3#選手だと思っていました。

次に、レジャーランドの選出についてですが、レジャーランドはセカンドステージの選出選手は後半3試合から決定しました。

後半3試合から決定した理由については、以下の記事を参照ください。


後半3試合の選手を決めた後で、各選手の残りコストは以下の通りです。

1-PIN選手;30
DINASO選手;40
G*選手;100
U76NER選手;150

APINA VRAMeS、GAME PANIC戦の出場選手は以下の可能性が高いと予想していました。

<APINA VRAMeS戦>
先鋒戦;KENTAN選手、中堅戦;NIKE.選手、大将戦;UCCHIE選手

<GAME PANIC戦>
先鋒戦;#MA3#選手、中堅戦;PEACE選手、大将戦;MIKAMO選手

APINA VRAMeS、GAME PANIC戦について、レジャーランドはどちらも1~3巡目指名の選手で固めたいと考えており、DINASO選手・G*選手を大将に出すことに決めました。

予想対戦相手、対戦テーマから、G*選手をAPINA VRAMeS、DINASO選手をGAME PANIC戦としました。

そうすると、残りコストから
<APINA VRAMeS戦>
先鋒戦;DINASO選手、中堅戦;1-PIN選手、大将戦;G*選手

<GAME PANIC戦>
先鋒戦;1-PIN選手、中堅戦;G*選手、大将戦;DINASO選手

となりました。


1-PIN選手は「ファーストステージで先鋒戦 CHARGEに出場しているため、GAME PANIC先鋒戦 CHARGEにも対応しやすい」、「SUPER NOVA Tohoku戦の中堅戦CHARGEに出場することが確定していたので、APINA VRAMeS戦でも中堅戦CHARGEに出場すると、2試合分の練習になる。又、得意な楽曲がある。」

G*選手は「GAME PANIC中堅戦のPEAKはG*選手のフィールドでもある」

DINASO選手、1-PIN選手を先鋒戦に出場させることで、APINA VRAMeS、GAME PANICともに「先鋒戦2タテ+中堅戦1勝+大将戦1勝」が狙える布陣

というのもあり、この時はピタッとハマった選手選出だと考えていました。

又、GAME PANICさんの振り返り配信で語られていますが、GAME PANICさんは「先鋒戦;DINASO選手、中堅戦;G*選手、大将戦;1-PIN選手」と考えていたようで、レジャーランドの布陣は予想外だったようです。


3. 先鋒戦 1-PIN vs. #MA3# [テーマ: CHARGE]

<試合結果>
1-PIN選手が2タテしました。

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#自選曲、他選曲予想など

<1-PIN選手 自選曲について>
お互いがプレイしている楽曲では1-PIN選手が全勝しており、1-PIN選手に選曲は完全に任せました。

1-PIN選手は、固定オプションでMAX-10~-20台で安定したスコアが出せるということもあり、「少女アリスと箱庭幻想コンチェルト」としました。

<他選曲予想について>
#MA3#選手の選曲は絶対に「The Best of Both Worlds」だと思っていました。理由は自己ベストが2点差と、課題曲の中で一番競っていたためです。

# 1-PIN選手 自選曲 「少女アリスと箱庭幻想コンチェルト」


<楽曲について>
beatmania IIDX 23 copulaの楽曲 (2015年AC稼働開始作品)
NOTES数;1095
スコア理論値;2190
BPM;134


<試合結果について>
1-PIN vs. #MA3#
☆ 2154 - 2134

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#MA3#選手は精度力が高い選手ということもあり、中盤まで1桁点差の接点でした。終盤のCHARGE NOTESが絡む地帯で1-PIN選手が少しずつリードを広げ、勝利することができました。

#MA3#選手はファーストステージ第6戦目 GAME PANIC vs SUPER NOVA Tohoku戦で、KEEL選手からも「少女アリスと箱庭幻想コンチェルト」を投げられています。

その時の#MA3#選手のスコアはRANDOMでプレイして2098点でしたが、今回は固定オプションでプレイし2134点とかなり伸ばしており、自己ベスト-14と安定したプレイで、次の試合も接戦になると感じました。

# #MA3#選手 自選曲 「The Best of Both Worlds」


<楽曲について>
beatmania IIDX 26 Rootageの楽曲 (2018年AC稼働開始作品)
NOTES数;1128
スコア理論値;2256
BPM;160


<試合結果について>
1-PIN vs. #MA3#
☆ 2209 - 2201

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試合前日まで、#MA3#選手の「The Best of Both Worlds」の自己ベストが非常に高く、配置によってスコアがかなり差が出るため、1-PIN選手はストラテジーカードを使用したがっていました。

しかし、レジャーランドは後半3試合にかけており、この時点ではSILK HAT戦の先鋒戦で「op.31 叙情」用にストラテジーカードをとっておきたいと考えていました。

そのため、この試合でストラテジーカードを使用するかどうかは直前練習の出来を見て、最終的に1-PIN選手に判断して貰うことにしました。

ストラテジータイムで、1-PIN選手が「チームの方針なので、ストラテジーカードは使わないで、必ず2タテしてきます」と言ってくれ、ストラテジーカードは使用しませんでした。

そんな状況下で迎えた試合ですが、両選手ともR-RANDOMでプレイし、中盤のCHARGE NOTESが絡む地帯に入る時点では#MA3#選手が2点リードしていました。

この時の心情を、振り返り配信で1-PIN選手が以下のように語っています。

「中盤のCHARGE NOTESが絡む地帯からが苦手だったので、スコアグラフを見た時に2点差で負けていてマズイ」と感じて焦っていた。

1-PIN選手が中盤のCHARGE NOTESが絡む地帯で若干リードし、最後まで一桁点差の接戦で何とか勝利しました。

この楽曲はトリルや、終盤にもCHARGE NOTESが絡む地帯があり点差がひっくり返る可能性もあったため、祈るような気持ちで試合を見守っていました。

勝利することは容易ではなかったことが、1-PIN選手の喜びのガッツポーズからも伝わると思います。

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<先鋒戦 健闘を称える1-PIN選手>

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<先鋒戦 出場選手のツイート>



<勝利チームインタビュー>


4. 中堅戦 G* vs. PEACE [テーマ: PEAK]

<試合結果>
PEACE選手が2タテしました。

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#自選曲、他選曲予想など

<G*選手 自選曲について>
当初、G*選手の候補曲は「THE BLACK KNIGHT」を考えていました。

PEACE選手は非常に精度力が高い選手ということもあり、「THE BLACK KNIGHT」の最難関地帯で大きく差がつけられないと厳しいと考えていました。

そのため、チーム全員で自選曲を再検討し、G*選手が得意なBPMが速い楽曲である「STEEL NEEDLE」でいくことにしました。

PEACE選手と同じオプションであれば、G*選手に分があり、相手もRANDOMを選択すると予想していました。


<PEACE選手 予想について>
PEACE選手の選曲はスコアが特に高い、「Farewell to Marrakech」「nostos」「Sarutobi Champion is 拙者」「Spica」等を予想していました。

# G*選手 自選曲 「STEEL NEEDLE」

<楽曲について>
beatmaniaIIDX 15 DJ TROOPERSの楽曲です。(2007年AC稼働開始作品)
NOTES数;1269
スコア理論値;2538
BPM;205


<試合結果について>
G* vs. PEACE
2438 - 2469 ☆

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まず初めに、PEACE選手がR-RANDOMでプレイしていることに驚きました。

STEEL NEEDLEは前半が一番難しい楽曲で、G*選手はRANDOMでプレイし、「6,7トリル」が多く、叩きにくい配置でした。

中盤のブレイクに入った時点で、PEACE選手が24点リードしており、そのリードを保ったままPEACE選手が勝利しました。

大会一発勝負でRANDOMを選ぶリスクは分かっていましたが、「RANDOMの配置が悪かったこと」「同じオプションになると読み違えたこと」が敗因だったと感じています。


# PEACE選手 自選曲 「BREAK OVER」

<楽曲について>
beatmaniaIIDX 24 SINOBUZの楽曲です。(2016年AC稼働開始作品)
NOTES数;1210
スコア理論値;2420
BPM;106-150


<試合結果について>
G* vs. PEACE
2352 - 2384 ☆

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PEACE選手は課題曲の中でスコアが高い楽曲がかなり多く、レジャーランドは「BREAK OVER」は読めていませんでした。

ストラテジーカードを使用して他の楽曲にしても、PEACE選手は他の楽曲についても非常に高いスコアを出していたため、ストラテジーカードを使用するつもりは全くありませんでした。

G*選手のスコアも高いのですが、PEACE選手は固定オプションで仕上げてきており、非常に高いスコアを出し勝利しました。

レジャーランドは「先鋒戦2タテ+中堅戦1勝+大将戦1勝」の勝ち狙いだったので、MIKAMO選手相手に大将戦2タテしないといけない状況になり、かなり苦しくなりました。

<中堅戦 G*選手を応援する『レジャーランド』>

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<中堅戦 出場選手のツイートはこちら>



<勝利チームインタビュー>



5. 大将戦 DINASO vs. MIKAMO [テーマ: NOTES]

<試合結果>
お互いが他選曲を勝利し、引き分けとなりました。

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#自選曲、他選曲予想など

<DINASO選手 自選曲について>
DINASO選手が「ASIAN VIRTUAL REALITIES (MELTING TOGETHER IN DAZZLING DARKNESS)」にした理由は、正規オプションで高いスコアが出せるためです。

MIKAMO選手もこの楽曲が得意なことは分かっていましたが、DINASO選手は勝つ自信がありました。

GAME PANICさんの振り返り配信で語られていますが、GAME PANICさんは「最小三倍完全数」「ONIGOROSHI」を予想していたようです。

又、直前練習で「ONIGOROSHI」をDINASO選手はプレイしていましたが、「ASIAN VIRTUAL REALITIES (MELTING TOGETHER IN DAZZLING DARKNESS)」はあえてプレイしていませんでした。


<MIKAMO選手 選曲予想について>
MIKAMO選手はどの楽曲もスコアが非常に高いため、選曲予想が全くできませんでした。

どの楽曲が選ばれてもいいように、DINASO選手は満遍なく練習していました。


# DINASO選手 自選曲 「ASIAN VIRTUAL REALITIES (MELTING TOGETHER IN DAZZLING DARKNESS)」

<楽曲について>
beatmaniaIIDX 28 BISTROVERの楽曲です。(2020年AC稼働開始作品)
NOTES数;1752
スコア理論値;3504
BPM;150


<試合結果について>
DINASO vs. MIKAMO
3280 - 3329 ☆

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試合前日の練習でDINASO選手は3370近く出ており、DINASO選手はかなり仕上がっていましたが、実際の試合では中盤の時点でMIKAMO選手が30点リードし、そのリードを保ったまま勝利しました。

この試合について、振り返り配信でDINASO選手が以下のように語っています。

序盤の時点で、譜面は押せるけど、全然光らなくて「あれ?」と感じた。
この試合で、いきなり高難易度の楽曲をやるのはダメなことに気が付いた。3300点を切ったことが1度もなかったので、悔しかった。


# MIKAMO選手 自選曲 「焔極OVERKILL」

<楽曲について>
beatmaniaIIDX 24 SINOBUZの楽曲です。(2016年AC稼働開始作品)
NOTES数;1901
スコア理論値;3802
BPM;192

<試合結果について>
DINASO vs. MIKAMO
☆ 3579 - 3578

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焔極OVERKILLの選曲は読めていませんでしたが、DINASO選手も得意な方の楽曲で、他に投げられたくない曲があったので良かったです。

MIKAMO選手が選曲した理由は、振り返り配信でMIKAMO選手が以下のように語っています。

「得意譜面で、曲も大好きで、この場でやりたかった。又、普段からよくプレイしていることもあり、安心感がある」「SCRATCH地帯や局所的に難しい譜面でDINASO選手に勝てると考えた」

開幕のジャリジャリしている部分でMIKAMO選手が16点リードしましたが、中盤のSCRATCH地帯が終わった時点でも、点差が15点しかなかったため、まだまだ勝負は分からない状況でした。

後半になりDINASO選手が追い上げていき、リードを奪いました!!

最後の最後まで選手全員で「いける!いける!DINASO頼む!」と応援していましたが、最後1点差で勝利した瞬間、興奮が凄かったです。

レジャーランドの敗北が決定している中、DINASO選手が意地を見せて、MIKAMO選手の自選曲に勝利し、本当に感動しました。
DINASO選手の試合は、熱い試合が多すぎる!!

後から考えると、ここの獲得ポイント3がなければ、セミファイナル進出の可能性がほぼ無くなっていたので、この勝利は大きく、今後に繫がる勝利でした。


<大将戦 出場選手のツイート>


<勝利者インタビュー>



6.最終試合結果

レジャーランドは「先鋒戦2タテ+中堅戦1勝+大将戦1勝」の勝ち狙いでしたが、GAME PANICさんが強く、レジャーランドは負けてしまいました。

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第4試合 SUPER NOVA TohokuがAPINA VRAMeSに勝利したことにより、レジャーランドはこの試合を引き分け以上にしないとセミファイナル進出がかなり厳しくなると思っていたので、悔しかったです。

試合には負けたものの、獲得ポイント5獲得できたことで、セミファイナル進出の可能性はまだ残せたので、次の試合から3連勝して大逆転する意気込みでいました。


<レジャーランド所属選手のツイート>


7. 振り返り配信や、記事等


セカンドステージ 第5試合について、チームレジャーランドで振り返り配信も行っています。選手自身が感じたことを話していますので、良かったらご覧ください!

<レジャーランド 振り返り配信>


又、「第5試合 レジャーランド VS GAME PANIC」について、GAME PANICさんが振り返り配信を行っているので、紹介します。

<GAME PANIC 振り返り配信>


8. 最後に

最後まで読んで頂きありがとうございました。

アドバイザーアリーナやドリームマッチが終わり、時間に余裕が出てきたので、セカンドステージの残り3試合についても、こういった記事を書いていき、毎週公開したいと思います。

他には、「レジャーランドのファンアートを纏めた記事」「アドバイザーとして具体的に何をやってきたのか」といった記事も書けたらいいなぁと思っています。

又、『BEMANI PRO LEAGUE 2021』が10/2(土)に終了し、自分はBPLロスが早くも起きていますし、もっとチームレジャーランドの選手を見たい方々がいると思うので、何かイベントができないかオーナーと相談中です。

チームレジャーランドの活動はまだ続いていくので、引き続き応援をよろしくお願い致します。


9. オフショット写真

ここでは、オフショット写真をのせていきます。

オフショット掲載の許可を頂いた「株式会社コナミアミューズメント様」、「GAME PANICのオーナーである株式会社 レジャラン様」、「レジャーランドのオーナーである株式会社 山崎屋様 」、写真の提供を頂いた「チームSILK HATのオーナーである株式会社マタハリーエンターテイメント様」には、この場をお借りしてお礼申し上げます。

<ヘアメイク中のG*選手>

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<やっぱり半目なU76NER選手と、#MA3#選手>

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<PEACE選手と眠そうな(?) DINASO選手>

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<GAME PANIC選手のみのオフショット>

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1~6枚目 全ての写真:[撮影協力者:SILK HAT 三谷様]





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