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俳句メモ

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俳句を学びながら考えたことや、講座などのイベントで印象深かったことのメモ
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2023年10月の記事一覧

句集の楽しみ方。『かちょふげ』の場合

初めて句集制作に参加した。 名を『かちょふげ』と言う。 俳句ポスト並盛連盟(以下、俳並連)の二周年記念句集だ。 句集ができてわかったが、句集は多分、作者側の方が楽しく読める。 去年まだ俳並連に入ってなかった頃に、一周年記念句集『ふんわり』を読んだが、その時より今回の『かちょふげ』の方が断然楽しい。 なぜか。 背景の情報が豊富だからだ。俳句を読むのに鑑賞力や知識が要求されるように、句集を読むときにも、関連情報があると楽しみやすい。 もちろん句集である以上、純粋に俳句が

自身の句境を深める選評とは 〜まのあたり句会2023秋を受講して〜

秋の大まのあたり句会に参加した。まのあたり句会は前々から気になっていたが、今回初めて参加した。 講師の先生方は、 【青山教室会場】 小川軽舟、堀田季何、神野紗希、岩田奎 【梅田教室会場】 岸本尚毅、山田佳乃、若林哲哉 である。豪華!若い! いわゆる先生同士の句会を見るのは初めてで、楽しく学べた。 本講座に参加して考えこと、感じたことをまとめます。 公開句会から考える、先生方の選評の特徴同じ句会の選評でも自分のような俳句初学者と、先生方では何が違うのか。3点挙げてみる。