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Looker Q&A:ダッシュボード上のアクション編

集計結果の図表からID単位にドリルダウンできる?

できる。元がIDレベルのデータをLookMLで集計していれば、ダッシュボード上で、図表からID単位にドリルダウンすることが可能。その場合、viewのdrill_fieldsパラメーターで行うとよい。

ただし、drill_fieldsパラメーターは1つのmeasureに対して1つしか設定できない。ドリルダウンする粒度を複数にしたい場合は、下記のように別のmeasureをlinkパラメータで参照すれば実現可能。

measure: UU {
 label: "ユーザー数"
 type: count_distinct
 sql: ${user_id} ;;
 drill_fields: [user_id]
 link: {
   label: "ユーザー属性でドリルダウンする"
   url: "{{ UU_by_attribute._link }}"
 }
}

measure: UU_by_attribute {
 hidden: yes
 type: count_distinct
 sql: ${user_id} ;;
 drill_fields: [user_attribute, UU]
}

図表で複数箇所をまとめて選択できる?

できない。もし必要ならば、フィルターやクロスフィルタリングを活用して、等価な結果を得られるようにしよう。

エクスポートの上限件数は?

Lookerはグラフのデータやドリルダウン結果をエクスポートできる。

BigQuery接続の場合、基本的にエクスポート件数は上限なし。手元でテストして、30MB, 20万件でもエクスポートできた。ただし、Looker側でクエリの煩雑さなどをチェックし、ダウンロード不可能と判断した場合には実行できない。詳細な条件は本ドキュメントにまとまっている。

ざっくり言うと、可視化後の表計算や、パーセンタイル系のmeasureを使っているとNG。

スケジューラーで図表をslackに自動送信できる?数字をテキスト通知できる?

できる。Action Hub機能でslackをONにすれば、スケジューラーにslackが追加される。詳細はこちら

ただし現状、通知文言に結果数値を挿入するなど、メッセージに何らかのパラメータを入れることはできない。slackからコマンドをうってReportを取り出せる、slack botというのはある。

サポートされた者たちから受け継いだものはさらに『先』に進めなくてはならない!!