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機械検査2級 計画立案作業試験勉強

機械検査2級の学科試験が近い。今週の22日に行われる。午前9時45分までに集合しなくてはいけないので早い時間帯から寮を出発することになりそうだ。実技試験はなんとかパスできそうだが、学科試験が少し不安なので過去問を解いてみる。H29年度の第2問の過去問を第三者が見ても分かりやすいように解説をまじえて説明していくつもりである。

H29年度 計画立案作業試験 第2問

まず、どういった測定器が使用可能なのか見てみよう。ふむふむ、使用可能なのは外側マイクロメータ、測定用ローラ、定盤の3つである。ここで少し意外だったのが測定用ローラの使用数量が1個に限定されていたことだ。他年度の過去問ではからずと言っていいほど測定用ローラの数に使用制限がかけられておらず、受験者のミスを誘っているのだ。今回はその役回りを外側マイクロメータが担ってくれているのだ。当然、外側マイロメータも測定用ローラも1個ずつしか使わない。

分かりずらいがこのワークは定盤の上に乗っている。

一眼見ただけで鋭角になっている部分にいかにも測定用ローラを挟み込んで欲しいように見えた。過去問を数年分解いていると自然とこういう正解への直感力というのが身につくのだ。お望み通りに1個の測定用ローラを左側、右側の鋭角に挟み込んで距離T1 T2を求める。具体的な段取り作業は以下の通りだ。
①測定用ローラ直径Dを外側マイクロメータにより測定する。
②定盤、H面が密着するように、常磐の上に乗せる。
③測定用ローラをA面、B面に密着させT1を測定する。
④測定用ローラをC面、D面に密着させT2を測定する。
⑤測定用ローラで距離Mを測定する。

計算式

t1=x1+D/2
x1=R1cos30°
D/2=R1sin30°    R1=sin-1 30°D/2
x1=sin-1 30°D/2cos30°
=tan-1 30°D/2
t1=tan-1 30°D/2+D/2

N=T1-tan-1 30°(D/2)+D/2

t2=x2+D/2
x2=R2cos22.5°
D/2=R2sin22.5° R2=sin-1 22.5°D/2
x2=sin-1 22.5°(D/2)cos22.5°
 =tan-1 (22.5°)(D/2)cos22.5°
=tan-1(22.5°)(D/2)
t2=tan-1(22.5°)(D/2)(D/2)+D/2

O=T2-tan-1(22.5°)(D/2)+D/2

L=M-N-O
=M-(T1-tan-1 30°(D/2)+D/2)-(T2-tan-1 (22.5°)(D/2)+D/2)
以上だ。

回答はsin cos を数値に変換している。次回から気を付けるポイントだ。

第二問が最も難しいと言われているが初めのとっかかりに気がつけてしまえば後はスラスラを解法が出てくる、過去問をひたすら解くしか勉強法はない。






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