A.B.C-Z歌会第0回「はじまり・はじめて」≪後編≫

A.B.C-Z歌会第0回 お題「はじまり・はじめて」の後編10首のコメントです。メンバー個人についての歌が多め。前半は下記のリンクからご覧ください。


11  満ち欠けの視線なぞる丸い爪光る目の下交わる「こうせん」【ふみつか】


★怪しげですね。爪や目、しなやかな2匹の猫が思い浮かびました。
★五つ星の裏通りに佇むマフィアみたいなビジュアルの二人が脳裏をよぎりました。バチバチ。
★視点が目、爪、また目、その下……と滑らかに次々移動していく様子がアグレッシブな“動”、月という淑やかなモチーフの“静”、の両方が入り組んでいてめちゃくちゃ素敵です!!
★いい意味でビジネスパートナーのふたり。ビジネスパートナーだけじゃ結ばれない絆が独特でかっこいいですよね。
★二人だけが察する機微、というものがあるのだろうな、と。
★丸い爪かわいい
★ふみつか、それは信頼
★こうせん、をあえて平仮名にしているところが素敵です。
★緊張感をはらんでいても、「丸い爪」なのが刺々しくなくて好きです
★2人の顔立ちや手指の造形をあらためて見つめてしまいました。
★塚ふみ、明るいけど決して甘くない、不思議な関係です。



12  ほほのホクロ繋いでみたら塚ちゃん冬の大三角形【塚田僚一】


★塚ちゃんのホクロ気にしたことがなかったです。今度ちゃんと見てみます!
★同じ写真でも見るたびに新しい発見がありますよね、不思議。星座を宿している感じ、とても塚ちゃんに似合いますね!
★塚ちゃんが生まれた季節、冬の星空が頬にあるという表現がなんとも温かくて運命的!!
★少し字たらずだけれど、つかちゃんにときめく勢いのあるすてきな歌だと思いました。
★顔にすら星座を宿す男、塚田僚一。
★かわいい
★つかちゃんの中に尊い宇宙をみつけてしまった
★頬のほくろ可愛いですよね。
★下の句の語感がすごく良くて声に出して読みたいです。「塚ちゃん冬の大三角形」、新技っぽさもありますね。
★「塚ちゃん冬の大三角形」の語感、彼が言っているところを想像できる素晴らしさ!
★塚ちゃんのホクロ!気づかなかった、今度結んでみよう。



13  眼帯にあの人の教え潜ませて紅き窖(あなぐら)皆を誘う【五関晃一】


★特に詠み込まれていないのに鬱陶しいほどの暑さを感じます。あのおどろおどろしい世界観をこんなにもぎゅっと詰め込めるものなのか…。
★仁朗〜〜〜〜オレだ〜〜〜〜沈めてくれ〜〜〜〜〜〜!!!!!!と思ったところで「紅き窖」という文字にあの舞台のおぞましさを思い出して一気に気持ちが悪くなり冷静さを取り戻しました
★奇子かな。役に五関くんが根付き、ごせきくんにはジャニーさんが根付き、そうやって端々にジャニーズイズムを染み渡らせる伝統者なのだなあと感じています。
★えび担の情緒をかっさらっていく眼帯という強装備よ…
★血の匂いのするそこは天国なのか地獄なのか
★時々あの夏のあの窖を思い出してまたあの日に戻りたいと思うことが何度もあります。この歌を見てまた戻りたいと思いました。
★眼帯というアイテムがこんなにもサマになるのはきっと五関様だけ。誘惑しているという意識がなさそうなところが罪…
★去年の彼の右目は特別でしたね!
★仄暗い、近づいたら後悔する、でも抗えない甘い毒、それが五関晃一の眼帯。
***
★「あの人」はジャニーさんです。奇子の時ブログで「ジャニーさんの息子である自覚と自信を持って」と書いていたのが印象的で、歌に入れてみました。



14  俺は自爆犯皆知らんだろう腹にビッグバンを隠していること【戸塚祥太】


★とっつーらしいなーと思いました。
★ハリー!…はさておき歴代の役柄なのか本人の資質なのかなんとなく不安定で危うい感じがありますよね戸塚さん。ビックバンは宇宙のはじまり、創造の源。あのうねるようなエネルギーをあらわすのにこんなに的確な言葉があったなんて、教えて下さりありがとうございました。
★ダイナマイトよりも遥かに規模感がヤバい宇宙誕生の爆発を腹に巻いた爆弾魔!!!!戸塚祥太はいつでも常識の遥か上空!!!!
★いつだって着火できる、という意志こそが一番の爆薬
★知らんだろうという口調が、らしくて好きです
★ハリー、君はどこかで生きていて
★時々突拍子もないことをするとっつーを表した素敵な歌だと思います。
★しようと思えばいつでも自爆することができそうな危うさと、「ビッグバン」のスケールの大きさが好きです
★彼が何か発信するたびに味わうソワソワとかワクワクよ。
★サラシ巻いて、ダイナマイト握りしめてニヤリ笑ってほしい。
***
★私の歌。ディファイルドで爆弾を持つ役を持っていたけれど、この歌はそれではなく、戸塚さん自身の爆発力について詠んだものです。



15  誕生日終われば夏が始まって、だからどうってわけじゃないけど【五関晃一】


★謎めいた感じが好きです。
★そういえばえび座によれば五関さんの誕生日って春でしたね…。周りのファンが気づいて盛り上がっているときも、御本人は一歩引いて事実を見つめていそうな感じがあります。
★ギャーーーーーーーーーー好き!!!!!!!!アッ…………好きです…………季節の捉え方も五関晃一という人物の捉え方も…………本当に全部好き…………です…………
★この興味のない感じごせきくんだな〜笑
★当たり前のような日々も五関さんを通すと含みができる…
★そんなこと言いそう
★えび担共通認識「6月は春」
★夏にライブをやるのが恒例になっているのでその事をぼんやり考えているのかなあと想像しました。
★五関さんの誕生日が来ると「夏が来るな」と思うので、きっと五関さんが夏を連れてきている
★春と夏の間に生まれた彼の、飄々とした声が聞こえてくるようです…
★五関さんの何にも執着がないところが神様みたいで、好きです。



16  また恋がはじまってしまうゴメンナサイ知らないのに、なんて言うから【戸塚祥太】


★とつブロっぽいなと思いました。心と言葉が裏腹な感じ。
★知らないことに謝れるってなかなか凄いことですよね。そりゃもうキュンとするし、面と向かって言われた日には恋もはじまりそう…。
★「ゴメンナサイ」って言ってるのに全然謝る気なくてめっっっっちゃ好きです!!!!
★恋を始めたのがとつかさん?知らないのに、って言うのが戸塚さん?読み手?
★主語がない分さまざまな解釈ができる歌だと思いました。
★戸塚さんの優しさは毒のように甘いなぁ、と。
★戻れない恋が始まる瞬間!みたいな感じがして素敵
★戸塚さんは人の(人以外も)美しいところや良いところによく気付きそうな気がします
★「恋」と彼を組み合わせることが最高。万物が戸塚祥太に出会ってしまうこと自体が恋…的な物語。
★人に出会うたびに恋して失恋する、そんな戸塚くんのドラマが見たくなりました。多分すごく似合う。
***
★私の歌です。作っている最中は熱病みたいでしたが何言ってんだ。戸塚くんが固有名詞を出すのはよくありますが、突然「みんな知らないだろうに言ってしまった…」などど反省したりして、こちらからしたら「戸塚くんはどれなら我々が知っているとの認識なんだろう」と思うのですがそういう戸塚くんの「言いたかっただけ」みたいな自意識にふれると何度でも恋してしまう、これだから戸塚担はやめらんねェ、そういう心境なのです。ファンの目線でも戸塚さんの目線でも読めるような気がします。



17  いつだって知らないふりをしてあげる「はじめまして」じゃないはずの僕【五関晃一】


★五関くんらしいなーと思いました。知らないふりをするのは優しさ?無関心?
★五関さんの、あの内心で違うことを考えていそうな雰囲気はどこから出てくるんでしょうね…。
★「はじめまして」じゃないのに「はじめまして」してくる五関くん、ずりぃなあ……
★五関くんの飄々したところって魅力だと思うのですが、それを達成するまでの努力を見せないところもまた魅力だなと思うのでした
★全ては五関の手のひらの上…
★わかる!やりそう!
★詠まれた方は五関担でしょうか 五関さんが五関さんである所以をズバリと
★五関くん自身が自分に言い聞かせているような歌で素敵だと思いました。
★五関さんの、気付かれないくらいさり気ない優しさ…。憂いを含んだ感じがお似合いです…
★ああああとても五関さんの五関さんらしさが出ていてすてきです。してあげる、んですよね、五関さんは…
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★自分から多くを語らない彼の若い頃を、ファンになる前から実はテレビで何度も見ていたことに気づいた時の衝撃を思い出しつつ詠みました。



18  心臓をくるり春風ここは海 あなたをかたどる線のはじまり【戸塚祥太】


★柔らかいものがたくさん。優しい歌だと思いました。
★戸塚さんのふわふわとして優しい雰囲気と潮風の匂いが伝わってきます!その雰囲気と裏腹な「心臓」という生々しくて力強い単語とのコントラストも素敵!!
★母なる海がはじまり。彼の奥の奥の方にはまだまだスタートラインが眠ってるのかもしれないと思います。
★柔らかく暖かな風に誘われて海からはじまる戸塚さん素敵です
★春風にのって海に行ったのかな
★戸塚くんのわかめ色の髪が褪せて芽吹いたばかりの様な緑になるのを春も待っていた、なんて言う物語が閉じ込められているみたい
★春風のように暖かくて海のように広いとっつーの愛を表したような歌で素敵です。
★戸塚さんは海からはじまるなと納得してしまいました。
★ピンクのハート、青い海原が見えました。可愛くてほどよい重さが心地よいです。
★春の海、少し肌寒い海岸が戸塚祥太によく似合う。
***
★作者です。Twitterで戸塚さんの曲線が好き…!というイラストを見かけましてそこからの発想です。戸塚さんって見かけや動きはひらがなみたいな曲線で構成されているのに、書く文章や歌詞は漢語みたいなぎゅっと意味が凝縮された感じがあるよな…という訳で前半は漢字多め、後半ひらがな多めにしました!



19  ガタンゴトン思い出せなくなってゆく 人を辞めたのはいつだったかな【五関晃一】


★人でなかったとしてもファンです。
★黄昏れ時にどこか遠いところへ向かう列車に乗っている様が浮かびました。五関さん、異形のものという設定似合いそう。
★銀河鉄道の夜が浮かびました。五関くんの超人的なところと感情を脱ぎ捨てている感じがわかりやすが現れているすてきな歌だと思います、
★俺は人間をやめるぞ…(もはやどうなっても五関さんなら納得できてしまう)
★ちょっと怖い
★「夕暮れの走る電車の扉にもたれ外をぼんやり眺める五関さん」が私にはみえました
★人だけど人じゃない、そんな五関くんのミステリアスな雰囲気を表したような歌で好きです。
★五関さんが人間でなくてもきっと驚かないと思います。
★彼が彼でいてくれる喜びと切なさが凝縮されてますね。心臓がギュウギュウいいました。
★機械の身体を手に入れた後の鉄郎、こと五関晃一。自分の記憶も他人事みたいなところに夢見てしまいます。
***
★これは自分でも満足な出来なのでホメホメするぞ〜〜〜!できるだけ分かりやすい言葉でっていう目標が達成できてて偉い!!!最高!!!「はじまり」って必ず記憶の後ろの方にあってどう足掻いても遠ざかっていくものだから、あえてネガティブな感じにしました!あとは俗で神様な五関くんの孕む矛盾!現場からは以上です!



20  はじまりの一歩は俺たちとみんなで 一緒に踏み出そう「いくよ?せーの!」


★ファンと一緒に進んでくれる優しい感じが好きです。
★\A.B.C-Z〜〜〜〜!!!!/本来コンサートの終わりの掛け声なのに、それが「俺たちとみんな」のはじまりの一歩だという発想がめちゃくちゃ温かくて素敵……!!
★俺たちとみんなで!A.B.C-Z!
★「俺達とみんなで」をこんなにも体現してくれる5人を他に知らない。
★ファンと一緒に歩きだしてくれる優しい感じが出ててよい。
★A.B.C-Zありがとう!
★A.B.C-Zは優しいグループだなあ…!一緒に、とファンの方を向いてくれる幸せ。
★ずっと一緒だよー!!!泣
★A.B.C-Zを好きで良かったって思うのは、決まっていつもこの歌みたいな時ですよね。                             ★この歌を見た瞬間、絶対〆に置く!と決めました。(by 詠草作成者)コンサートの終わりに必ず言ってくれる「俺たちとみんなでA.B.C-Z!」ファンとともにある、という彼らの優しい精神のあらわれをはじまりと結びつけたその発想に乾杯!
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★少しですが解説させていただきます。ライブ終わりのこの声を聞く度に「また会えるように明日から頑張ろう」という気持ちになります。A.B.C-Zのライブに行ったあとの自分はそれまでと違う新しい自分のような気がするのです。改めて頑張ろうという気持ちにさせてくれて、その背中を押してくれる彼らを表しました。


いかがだったでしょうか? 詠み手の意図と解釈が一致してうれしくなったり、自分とは違った見方を得て新鮮な気持ちになれるのが歌会のよいところだと考えております。どれも詠んだ方の気持ちが伝わる愛情あふれた短歌で、このような歌会がスタートできたことをうれしく思います! 参加者のみなさま、本当にありがとうございました。

次回の開催は2~3か月内にと考えております。よろしければご参加ください~!