岸田政権の正体と自民党の未来

 2021年9月29日、都内のホテルで自民党総裁選が行われ、岸田文雄が第27代総裁に選出された。

 自民党総裁選では、毎度おなじみの権力闘争あり、プロパガンダありの非常におもしろく、自民党らしい展開となった。

 2021年10月31日の衆議院選挙では、岸田自民党は苦戦が予想される中、野党第一党の立憲民主党が失速したおかげで大善戦、自民党批判の票は日本維新の会が受け皿となった。

 公表させていない話をわかりやすくコンパクトにまとめた。

目次

1.菅内閣の実績と崩壊の理由

2.自民党総裁選を振り返る

3.衆議院選挙を振り返る

4.宏池会とは

5.岸田総理の政権運営と政策

6.二階前幹事長の逆襲と派閥勢力の変化

7.安倍元総理と自民党

8.野党と2大保守政党の可能性自民党

9.岸田政権と株式市場


1.菅内閣の実績と崩壊の理由

 菅内閣は1年で終わった。新型コロナ対策ではワクチン接種が急速に進み、新規感染者数、重症者数、死者数は劇的に減少した。新型コロナ対策の傍らオリンピックを開催し、他にも多くの功績を残した。

ここから先は

5,991字 / 3画像

¥ 500

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?