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GWにて


今年のGWは、久しぶりに家族総出で出かけた。数にして3、4年ぶりの家族旅行だ。
奈良・京都へ
私は柄にもなく四人家族で、今年で兄は21歳、私は19歳だ。
おそらく今回のが最後の家族旅行だろう。

1日目、京都へ。。
平等院、嵐山、金閣寺。 
観光客が多かった。
平等院鳳凰堂の横に列ができている。平等院の中に入るには別料金だった。
……平等とは、名ばかりだ。(これは言ってみたかっただけだ。勿論)
前日大雨だったので、嵐山のいつもは緩やからしい川が活気づいていた。時期が悪かったのか竹林の道の竹達は、蒼白だった。青くもない竹の間から見え隠れしているタケノコに目を奪われる。
金閣寺は、金のお守りに、金粉の〇〇、金のおみくじと金づくしだった。ひとつだけ紫とかゆかりのない色が有れば売れるのにと思うと同時に、そんなに甘くないと思った。まだまだ青いな。竹じゃなく私が。
とにかく人が多かった。
夜は奈良に住んでる兄の家に泊まった。

2日目、奈良へ。。
奈良公園、東大寺、三条通り、。
鹿がたくさんいた。「地元にもいるわ」と思いながら、頭から鼻までの黒いところを撫でる。みんながここを撫でるから黒くなるのだろうか。、、そんなわけない。
東大寺は感動した。日本版シンデレラがあるのならここで満場一致だろうと思った。
三条通りの天井には10〜20mごとに鯉のぼりが飾られていた。が、頭のところと尻尾のところがロープで固定されていて、空に舞う姿もクソもない。醍醐味を失っている。鯉のぼりからしてもいい気分ではないだろうなと思った。「犬に服を着せんな」と似た感情。。これまた、格好ばかり気にして…。こんなことを思う私は厨二病なのかもしれない。構わない。
夜は、兄の家へ。


3日目、京都へ。。
清水寺、帰宅。
三年坂、二年坂、一年坂と登ってゆく。
粋な坂だ。清水の舞台、対して高くない高さだ。が、雰囲気が心を打つ。なぜか懐かしいような感じもする。視覚、聴覚、嗅覚が気持ち良い。
登ってきた坂を食べ歩きしながら、ゆっくりゆっくり下ってく。
その足で、地元広島まで帰宅。




こうして、おそらく最後になるであろう家族旅行が終わった。


こういうのを、歳月人待たずと言うのか。






いや、違うか。。

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