貴族への復帰

貴族の様な名字、全国でも珍しいそれは重荷になる。

取り分け、とある配流の様な、名字だと尚更、歴史を調べて唖然とする。
調べてみると在来系のようだがとにかく歴史が古い。
どうしてこうなっちゃったの…って感じです。

母親も馬鹿だなと思った。
こんな名字なら尚更、カセになる障害者にさせちゃダメだよ。
華麗なる一族な名字…気が重い。


この名字を使っていくなら、貴族の復帰が命題になっていた。
それを病気の前から考えていた。

なので子供に託す際に農業など実業に行き着いた。
それも最先端に近いものを。
自身もその知見があったので、自然とそれに行き着くのはわかっていた。

問題は子供がそのように育ってくれるか、自分の教育方針・進路で道を開拓できるか。
最悪の場合、運動部に入っていたほうが良いんじゃないのって例もある。そしたらバスケ部に入れたいと思う。身長が伸びるから。自身も180cmあり、実績がある。
それで電気工事士等でやっていけられる体力を養えれば願ったり叶ったりだ。
時間も短い。子供が30代〜35歳になる頃には介護を拒否する為に、自◯するかもしれないから子供には独立するにはとよくよく言い聞かせておく必要がある。
孫の顔もみて逝ける算段でいる。

そうして孫の代、ひ孫の代で大学進学や貴族としての復帰を目指せられたらなと思っている。
都心の大型一流ビルのような所で働く姿を想像して、思う。
自分も出向で都内の本社ビルに足を運んだことがあってその威容はわかる。
あんな所に働けられれば人生観が変わると共に、貴族の復帰が成立する。
それも実力と経済基盤があれば尚更だ。
経済基盤がある場合は、その管理を含めて不動産系コンサルティング会社やIT系コンサルティングが無難なのかもしれない。

貴族に復帰できれば精神障害の汚名も十分晴れる。嫌われると思うが、随分待遇は変わってくる。それに一般婚さえできればもう後のことは考えなくても済む。

そんな感じかな。
配流されて、ワンチャンスにかけて生きる為に恋愛しての頼朝になった気分。
在来の豪族、北条氏の様な強いバックアップはないけども。
生命の環を繋いでいられればチャンスはある。
それに精神障害は一応1代限りの代物。
後は黙して語らじのつもりで脱していくことを考えていく。

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