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ジャパンカップ 走法分析

どうも!あばたです!
今週はジャパンカップ。海外からの参戦もあり、盛り上がりそうな一戦!と言いたいところですが、今年は大スター不在で混戦模様ですね。

昨年はコントレイルが居ましたし、馬券的には面白味がありませんでしたが、今年はかなり割れそうな気がします。

そんな中、走法面からはどの馬が評価できるのか。今回もきちっと見ていこうと思います!

例のごとく、スキボタンを押していただくとA評価の馬が見られるようにしてあります。

カラテ

安田記念記事より
後肢の可動域が広く、クビが高めでトビの高さもあるストライド走法。この形でもそこそこの位置で追走できるのは強靭なバネと体幹から成せる強み。マイラーとしてはかなり異質な形で、一見1800m〜2000mがベストなように思える。しかしながら、踏み込みがかなり強く、お釣りの無いようなパワフルなフォームで身体全体を使うため、マイルが良いという判断になっているのだろう。
終いも一貫してストライド走法。ピッチが効くタイプでは無く、加速がスムーズではない。また、身体の使い方も大きいので、馬群を捌くのは非常に難しく、ある程度外目に持ち出す必要もある。この点を考慮すると、坂を登ってからの300mが勝負で、この時点である程度の位置につけておかないと他の馬も末脚は速い。少しこのメンバー相手の好走には、クリアすべき条件が多いか。

天皇賞(秋)記事より
前走はようやく中距離路線へ舵を切り見事1着。
中距離に対応できるようなストライドとトビの高さがあり、特に驚くようなことではなかった。身体の使い方が大きく、重心の縦方向の移動がかなり大きい馬なので、この手のタイプは斤量泣きに注意したいが、本馬は特にそのような傾向はない。
クビがやや高めで脚捌きもかなり強めであるため、本質的には力の要る上がりのかかる馬場で真価を発揮するタイプにも見えるが、やはりG2~G3ではスピード能力も十分足りる。後脚のバネの強さや踏み込みの深さによるものが大きい。追走は問題なくこなしてくると思うが、アガリの速さで足りるかどうか。人気薄からとしては注目度は高い1頭。

主戦場はマイルから中距離へ。そして今回はいよいよ2400mの舞台となる。
後脚のバネとトビの高さを活かすという点では2400mまでは十分守備範囲になると思うが、やはりマイルで走ってきた経験の多い馬ではあるため、道中の走法はやや踏み込みが強い。この点をもう少しリラックスして楽に軽やかに走れればよい。そう考えると動きが制限できる内枠の方が良かったか。終いの切れ味的にはあまり期待できないが、ストライドを活かした粘りこみ・持続的な脚という点は信頼できる。この馬にとってはペースが流れて縦長の展開になった方が良いだろう。

評価 C

ヴェラアズール

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