走法裁判開廷(セントウルS回顧)

どうも。あばたです。辛くもこの土日、エニフS・セントウルSの2つで的中となりました。スッキリはしませんけども!

それでも勝ちは勝ち。秋の南米輸入魚のハイシーズンを迎えるにはまだまだ心許ない資金ですが。

そんなことよりも、スプリンターズS前哨戦であるセントウルSはしっかりと振り返りが必要です。ちゃんと見ていきましょう。特に、色々とあばたより疑惑をふっかけられたレシステンシアはどうだったのか?このあたりキッチリハッキリさせていきたいところ。

・レシステンシアについて

疑惑①

そもそも、このレシステンシアは最後の直線で苦しくなってくると手前をコロコロ変える癖がある。どれだけスピードが乗っていようが、ほんとにパッと見てわからないくらいのレベルで変えてくる。阪神JFなどの映像を参考にされたい。

そして、さらに最近気づいたのは、この時に手前を変えるのは前脚だけの場合があるということ…!通常、手前を変えるときは脚の順番が左右逆転するため、前も後も連動して順番が変わる。この馬はなんと、前脚は右手前、後脚は左手前というとんでもない状態でトップスピードを維持している。しかも回転がめちゃ早いため、手前変えについてあまりよくわからない人が見ると、ずっと同じ手前で走ってるように錯覚してしまう。

そんな疑惑があったんですが、今回はハッキリ確認できました。勘違いではないはず。

ほんの一瞬、頭が大きく下がる瞬間があった時の脚の動きに注目されたい。これは明らかにヤッている。よし、確保だ。

というわけで逮捕です。
しかし、結論から言うと、この動作は彼女の強烈な個性であり、競走馬としての能力を下げるような要因とはなりづらいと思われます。無罪。

この動作が見られるのは、今までのレースから考えるに、早めに抜け出して、併せる馬がいない時だと思われます。スペース的にも気持ち的にも余裕がある時に、この動作により一時の休みを作り粘り込みに活かしていると考えられます。しかも、前脚のみだけ高速で入れ替えロスを最大限カット。なんて奴だ。

併せられて追い比べになった際にはさすがに余裕がないのでしょうか。このような動作は見られませんでした。NHKマイルなど、ラウダシオンに競り落とされたのは、この動作をする余裕がなかったからでしょう。また、差しに回った際にも見られません。

裏を返してみると、早め抜け出し以外の形では、皆さんの認識よりも"使える脚が短い"という可能性がありますよね。これは覚えておこう。

というわけで、この馬の買い時が見えてきた気がします。

・楽逃げ
・2番手追走、早め抜け出し
・内有利

要するに,4角出口1番通過後、直線で併せ馬にならない場合。肝に銘じておきます。もちろん、上記内容が"たまたまである"もしくは、"あばたの目が悪く見間違えている"のどちらかの可能性もあるので悪しからず。

少なくとも、モズスーパーフレアと勝負になるG1スプリント戦線や、今のハイレベルなG1マイル戦線では、脳死で本命にするのはNGだなぁと思いました。信じるか信じないかはあなた次第。私は責任を取りません。美味しい馬券は取りたいですが。


・走法マトリクスについて

画像1

今回予想のノート見てくださった方々、おめでとうございました。ほぼビンゴです。

私の印
◎ピクシーナイト 2着
◯クリノガウディ 3着
▲タイセイビジョン
☆ジャンダルム 4着
△カレンモエ 5着
✔︎レシステンシア 1着
✔︎シゲピン

配当は安いですが、3連複的中です。
ポイントは、通常スプリントと違って、パワータイプ寄りの馬も好走する余地が有る、という点でしたね。

同時に左上のゾーンは純粋なスプリンターの適性ですので、この舞台で勝負できたジャンダルム・カレンモエについては一定の評価をしておくべきです。


着順上位馬などについて

・ピクシーナイトについて

中京巧者の走り方で、走法バイアス?は明らかにこの馬に向いてました。それを差し引いても強い内容だったと思います。ただ、勝ち切りたかった。ずいぶんと安定性が増してきていましたし、フラつきも少なくなったように思えます。手前の所作も特に問題ないですからね。どちらかと言うと右手前にパワフルさを感じるので、左回りのG2となるここはほんとに狙い目だった。

本番は出られるんですかね?
状態維持できれば、中山の最終週にもよく合うような、脚の叩き方・クビの使い方だと思いますが、さすがにここで仕上げてきていたので少し難しいですかね。。

・クリノガウディ
これも順当に強かったですね。内に切れ込むような形もあまり見せず。岩田親父はほんとに素晴らしい調教師になれると思います。人間性は知らん。この馬は中京で徹底的に勝ちを積み重ねていく形でいいと思います。中山だと少し難しいか。いくらなんでも、パワーのベクトルが上方向すぎて、他の競馬場で勝ち負けってのはかなりの荒れ馬場じゃないと難しく感じます。

・ジャンダルム
ゲート出てくださいマジで。
やはり、スプリンターとしての走法的素質はこの中では上位だと感じました。ピッチの速さと脚の伸び方から見るに、(色々と)出られれば面白そうなんですが。

・カレンモエ
やっぱり硬いですよね。ハッキリわかりました。芦毛のせいでうまく比較できないなぁと思ってたんですが、今日のレベルの中に入れば一目瞭然ですよね。この感じで脚を上げようと思ったらクビは高くなりますね。右手前ではやはり特に硬さのある形で走りますので、最後の一押しが全く効きませんでしたねー。これは力負けと言って良いかと思います。G3ならば上位ですので、この硬さを誤魔化せるような、アガリのかかる条件で出たら買えそうです。一生懸命よく頑張れる子は応援したい。


あとは、まぁおよそ力通りかなぁという並びになりました。本番で用があるのは、少なくともこの上5頭では無いでしょうか。

・ラウダシオンについて

これにも触れておきますが、かなりパワー寄りの走法に変わってきた感じがあります。身体が大きくなり、少しバランスが変わってきてるような気もしますね。下手したらダート試し出す可能性すらよぎりました。今日の走法は、調整がうまくいかなかった?ことを差し引いてもあまり印象としては良くないですね。


こんなところでしょうか。
レシステンシアが仕上がってない状態でしたので、馬連から外しました。ですので、3連複のみの的中となりましたが、長期的な収支モデルを考えればこれでなんも問題ないです。少なくとも、レシステンシアを◎打って軸にするような馬券はやりませんね。仕方なしです。


それよりも、得られる見解を積み重ねて、後のホームランに生かすことが大事だと思いますので、実りある1日となりました。


強がってないもん。

それでは、また。