走法理論の基礎 2024
4章立ての構成になります。
noteページ内には初版の文を残していきますが、文面の校正やアップデートが入る場合はPDFで更新をしていきます。ご購入いただいた場合は購入後のページの1番下にファイルを添付しておきますので、そちらからPDFをダウンロードしてお楽しみください。
1.なぜ走法理論なのか
今回の改訂版執筆に際し、当初の思いを今一度確認してみる。私の記事の影響によるものとは思わないが、2024年現在ではXなどを見ていても当時よりも走法にフォーカスしたポストがやや増加しているように思える。(少なからず市民権を得てきた状況なのかは分からないが…)
さて、前回の"走法理論の基礎"のリリースから2年と2ヶ月ほどが経過したが、その間私は相変わらず走法の分析を推し進めてきた。各馬の走法を官能評価する"走法採点手法"を取り入れ、データをためながら目を鍛え、様々な知見を蓄積するのに時間を費やしてきた。一般化できるもの、特定の馬のみに当てはまるもの、儲かるパターン、儲からないパターン等…。ある意味馬券的な興味を置き去りにして、好奇心の赴くままにやってきた気がする。
今回改めて、過去記事をブラッシュアップしながら、新しい知見も取り入れつつ、修正すべきところは修正を行い、2024年版としてリリースさせていただく。リリースに際して、以下のことを読者の皆様とお約束できないことを宣言しておく。
①これを読んだことにより回収率が上がる。
②競馬の本質がわかる。
③走法理論を手の内化し、自分で自由自在に使いこなせる。
今回触れる内容については、基本的には2021年版の"走法理論の基礎"を踏襲してアップデートをおこなったものになるが、真偽・正確性に関しては筆者の独自集計である走法採点の数値によってのみの検証となる。要するに、"元となるデータが個人が目視により集計した官能評価値である。"という、客観的にみると信憑性が著しく低いコンテンツであることを自覚している。ゆえに、万人に対して"正しい理論だから回収率に結び付く!競馬がうまくなるよ!"とは大声で言えるようなものではない。したがって、本記事は"競馬を題材とした読み物・コラムの一種"であるという体で進めていく。①②には直結しない。
また、2021年版もかなりの発行部数となったのだが、これによってガチの走法理論屋が増加したという報告はなされていない。読んで「面白いなー」とは思っていただけた人たちの中でも、、「でもよくわからん」が正直な感想だと思われる。その点においての改善は特にアイデアが無い。そのため、今回の2024年版においても③は約束できない。
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