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青田買い大作戦 最終回 ホープフルS

皆さんこんばんは、こんにちは、おはようございます!あばたです。泣いても笑っても最終回の青田買い大作戦。G1ホープフルS編です。最後ですがいつも通りやっていきます!

各担当・コンセプト紹介

走法担当:あばた
血統担当:さーどすてーじ。さん
調教担当:ぶっちさん

この3人で、各視点からのピックアップ馬を2〜5頭上げ、表にまとめます。

データの少ない若駒戦、そんな中でも予想がしたい!
血統は馬の潜在能力や適性を見出し、調教分析で、横の比較をしつつ状態や能力開花を見極める。現状の能力・適性は走法に現れる!

各視点からのおすすめはどの馬か?
印が重なったとき、何が起こるか?

私の興味本意で始まった企画でございます。お付き合いいただくお二方に深い感謝をしつつ、本編へ入っていきましょう。

ピックアップ印

ホープフル

調教からのピックアップ馬

監修:ぶっちさん

アスクワイルドモア
一言で言って大幅な上昇を感じます。体幹がしっかりしており、全くブレずに走ることができているのは完成度の高さではないでしょうか。1週前CW追いでは左手前に変換した後のフットワークは非常に綺麗で、負荷も充分かけることができました。最終坂路追いでも軸がブレずに、綺麗なフォームで駆け抜けています。連動性も抜群に綺麗と感じますし、仕上がりは文句なさそうです。

マテンロウレオ
全体的に綺麗なフットワークではないのですが、体調は良さそうです。右手前に再変換後のトビの大きさは目を見張るものがあり、四肢の可動域も新馬戦時よりも大きく広がっています。気持ちは入っていなさそうで抜け出すとフワフワしていたり、何かと完成度は高くなさそうではありますが、ポテンシャルを感じる追い切りでした。

ラーグルフ
比較動画はないのですが、メンバーの中では順調な過程で来れています。もっとキレが欲しいなという印象ではありますが、1週前、最終と併せ馬を大きく先着しているのも好感です。クビがやや高く、前肢の使い方には課題がありそうですが、立派なトモから生み出される推進力、バネ感を非常に強く感じ、体調はかなり良いのではないでしょうか。

血統からのピックアップ馬

監修:さーどすてーじ。さん

サトノヘリオス
エピファネイア×サンデーサイレンス。
小回りにめっぽう強いアイドリームドアドリーム牝系の出身で、半兄にホープフルS(当時の格付けはOP)を制したエアアンセム、2代母にクイーンSを制したエアデジャブーがいる血統。
エアアンセムは父シンボリクリスエスであるので、本馬とは3/4同血の関係に当たる。
血統構成的には、早熟タイプの馬とは思えず、むしろ少し遅そうにも見えるが、レコードで2連勝。半兄、2代母に続いて中山で激走できても。

グランドライン
ドゥラメンテ×Dylan Thomas。
ドゥラメンテ×Danehill×ドイツ牝系なので、同じ2歳牝馬サウンドビバーチェと似た血統構成。
ドゥラメンテ産駒の初G1が菊花賞だったように、ドゥラメンテ産駒は特段仕上がりは早いわけではなく、DanehillなどのDanzig系とは仕上がりの面で相性が良い。
また、母グランシャルムは短距離~マイルで活躍した馬で、本馬の仕上がりの早さの一端を担ってるといってもよい。
2代母ロイヤルファンタジーG2・独セントレジャーを制した馬。
フルゲートにならなかったのは、ドイツ牝系をもつ本馬にとっては追い風で、馬群にもまれることなく競馬ができれば、馬券内も期待できるのでは。

コマンドライン
ディープインパクト×Tiz Wonderful。
Tiz Wonderfulを持つディープインパクト産駒は、本馬、本馬の全兄アルジャンナを筆頭に4頭中4頭勝ち上がりのニックス配合。
というのも、Tiz Wonderfulがディープインパクトと相性のいいIn Reality,Storm Cat,Seattle Slewを持ち合わせていることに起因する。
母コンドコマンドは2歳G1スピナウェイSを制した米スピード型早熟牝馬で、総じて仕上がりが早いタイプのディープインパクト産駒。血統構成を見ても、スタミナ要素が薄く、ベストは大箱1600-2000。能力は高く、仕上がりの早さを加味すると、十分勝ち切れるのでは。

走法からのピックアップ馬

監修:あばた

全頭診断を別記事でアップしています。ぜひ、詳細はこちらで確認してみてください!

コマンドライン
ストライドが良く伸び、回転力も一定レベルにある。弱点の少ない走法で完成度が高い。追走時にやや窮屈になる面はあるが、スピードに乗せてからはストライドをしっかり伸ばし身体全体が良く連動している。前脚の入り方も、ちょうど良いため過度にスピード適性に寄っているわけではないため、中山2000mでも対応可能とみる。

ジャスティンパレス
コーナリングの所作や手前変え、クビの向きなどはムラがありあまり良くないが、追われてからのトビ姿は素晴らしい形。しなやかな前肢の運びと、連動して後肢が強く踏み込める。走るディープ産駒の走法特徴。

キラーアビリティ
ストライドと回転力、身体の連動性からは明らかに能力上位。脚の使い方はパワフルで、クビの動きはやや硬く映るため、脚比べになると上記二頭に対してキレ負けする可能性はある。

ボーンディスウェイ
適性からピックアップ。
ストライドはやや伸びたらない形で、状態は高め。だが、ピッチが安定しており、テンから終いまで安定感のある走りができる。内前に展開が向けば。

サトノヘリオス
適性からピックアップ。かなりクビが高い走りが特徴。その中でも使い方自体は安定しているため、現状バランスは取れている。リズム良く踏み込み強めに地面を叩くが、ストライドはさほど大きくない。中山巧者の気配あり。



まとめ

今回はピックアップの印がややバラける形になりました!バラエティ豊かな面々の中で、2つの印を集めたコマンドライン・サトノヘリオスには要注目です。各見解を皆様の予想にうまく生かしてくださいねー。ご参考になれば幸いです。

さて、これまで青田買い大作戦を応援いただきありがとうございました。私個人としては大変勉強になることが多く、血統・調教から素晴らしい知見を得ることができました。ご愛読いただいた方々にも、なんらかの知見が与えられていればこれほど嬉しいことはありません。

最後になりましたが、この企画を実施するにあたり、さーどすてーじさん、ぶっちさんには大変お世話になりました。私の興味本位から始まった企画ではありましたが、楽しくやらせていただいて本当に感謝いたします。

リンク

さーどすてーじ。
Twitter:@thirdstagehorse
ブログ: https://thirdstagekeiba.com/
ぶっち
Twitter:@remarkable_u
note: https://note.com/remarkable_u


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