セントウルSを選んだのは誰じゃ。

こんちは。あばたっす。
さて、今週は3重賞ございますが、Covid19-ワクチンやらなんやらで頭が割れてしまうほどの痛みを経験したり、仕事がやばいくらい忙しかったりでなんやかんやで時間が取れそうにありません。

そこでツイッターでアンケートを取らせていただき、1重賞について走法分析を深堀り。残りは簡易診断という形でお茶を濁したいところでした。


選ばれたのは 中京でした。
手前味噌で大変恐縮ですが、私は中京回収率は芝ダート問わず、ぼちぼち高い方です。しかし、一般的には読み解きにくいコースですよね。苦手にされている方も多いんじゃないかと。読み解きにくさの要因としては、まぁ思わぬ馬の激走ですよね。

年明けの中京開催の重賞を振り返ってみましょう。
・京都金杯(中京開催)
 〇ケイデンスコール12人気1着 〇エントシャイデン14人気3着

↑見切れてますが△2 エントシャイデン☆ケイデンスコール

・シンザン記念
 〇ルークズネスト8人気2着

・愛知杯
 〇ウラヌスチャーム8人気3着


・日経新春杯
 ◯ショウリュウイクゾ7人気1着 〇ミスマンマミーア13人気2着 


ざっと上げてみました。ツイートが残っていたのは添えておきました。〇付いてるのは、私が辛うじて拾えた馬です。一部血統読みも入ってますが、やはりメインのファクターは走法です。主流馬場と少し「傾向が違う」というのが頭に入ってるとちょっと幸せみたいですよ。まぁ馬券が取れてるかは別の話ですが。


さて、前置きが長くなりました。

今回の出走馬の分析です。
あきらかに間違えてるだろ!ってのあったらTwitterなどでご指摘ください。
最近、私のnote執筆活動のおかげ(?)か、周りの方が少しずつ走法を見てくださるようになった気がしてハッピーです。同時に、下手なこと書いたら叩かれる!間違えられへん!って変なプレッシャーも。

セントウルS_基本

表の見方を簡単に説明します。
上に行くほど、前脚を伸ばした走り方をしており、下に行くほど折れて地面を叩く走り方になります。また、右にいくとトビが大きく、左に行くほど小さくなります。名前のプレートの色はクビの位置を表しています。赤くなればなるほどクビ高で、青くなればなるほどクビ低です。灰色はニュートラルです。

さて、ばらつきましたね。これはいい感じ。狙いがはっきりしそうです。
ちなみに各軸は、「この距離帯の中での相対評価」であることに注意してください。過去の私のマトリックスを単純比較して、「あー、レシステンシアは、ショウナンバルディよりトビが大きいのかー」って見方はNGです。あくまでも”1200mの馬の中で”相対的に、という位置づけです。

ここに適性ゾーンの枠をいつも通りかぶせてあげます。

セントウルS_一般適性

これはですね。一般的な高速スプリント~マイル戦における適性です。東京&京都をミックスしてみました。ちなみにこの枠なんですけど、近5年の条件が近い開催の結果を統計処理しています。きかいがくしゅうってやつですね。毎週、3勝クラス以上のレース結果を上位5頭走法採点して保存してます。これがまぁしんどいこと。


しかし、中京はこの統計処理がうまく使えません。なぜなら分布のピークが2つあるため、結果がおかしくなるんです。ピーク2つの確率分布関数を予測するのはなかなか大変。やりたくない。なので人力処理です。しんどい。でも数学は少しだけできるの、あたし。

では、本題の中京適性ゾーンです。

セントウルS_中京前半適性

これが中京のカラクリだ。と言い切れたらかっこいいんですが、原因は不明です。全然意味わかんない。左上のほうと右下の方に分布、すなわち好走実績があります。なぜ、このような形になるんでしょうね。血統的に言うとキングマンボ系は左上が多めで、ロベルト系が右下が多いっすね。データが集まってくるともう少し分析も進むでしょうか。
要するに、クビが高い・トビが大きい・叩き気味のパワー気質の、いわゆる「あまり綺麗な走法ではない馬(=あんま強く見えない馬)」が激走する傾向があります。開幕週だとまだ弱いんですが、後半になるとさらにこの傾向は上昇します。

これに関しては独自で集計したデータなので、私の官能評価自体の悪い癖がもしかしたらあるのかもしれません。厳格なデータ派の人はここまで読んどいてもらって難ですが、ここでブラウザの戻るボタンを押していただいても結構です・・・すみません。

気が向いたらCSVファイルは出します。大した価値はないんよ。9,800円ではなく無料で。俺たちの船出だ。

さて、また話が長くなりましたが、これだけで決めることは出来ませんので、ここに持ちタイムやら調教やら、前哨戦における思惑の部分を乗っけて印を打ってみましょう。

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9/11
枠順等により印修正。

◎ピクシーナイト
◯クリノガウディ
▲タイセイビジョン
☆ジャンダルム
△カレンモエ
✔︎シゲルピンクルビー
✔︎レシステンシア

馬連◎-◯▲☆△(4点・厚め)
3連複 ◎-◯▲-◯▲☆△✔︎

3連単
◎-◯-▲☆△
◎-▲☆△-◯
◯-◎-▲☆△
◯-▲☆△-◎

-----以下見解

◎ピクシーナイト
→適性イチオシ。中京の達人が継続騎乗。現状G1だとどうでしょうか。いずれにしろ、ここは勝たないと舞台に上がれない。勝負でしょう。

◯クリノガウディ
→岩田の親父はフ◯カケ君をいじめてないで、どんどん癖馬に稽古をつけてほしい。やっぱり左回りで内向きに差さっていくのはご愛嬌も、この馬は内枠でも外枠でも別にいい。トビの方向がやや上向きで、ゴム毬のように弾みながら進むタイプ。クビ高はやや解消気味で、同時に口向きもすこしずつ良くなってきた。

☆→▲タイセイビジョン
→馬場適性的にはまぁ問題なし。可もなく不可もないため、これが得意!って状況が少し掴みにくいか。リズム的にややゆったりのため、前走で不安視しましたし、結構周りでもお祈り評価(考慮した表現)が多かったんですが、一蹴。ピッチ上がるやん、君。
人気ジョッキーからの乗り替わりは尖り穴党的には美味しいらしいので、ここは狙っておく。

△→☆ ジャンダルム
→適性は端にギリギリかかる形も、やはりこの馬は注目したい。非常に回転力があり、正統派スプリンターという形。案外今回このような馬が少ないため、本線の予想を外した時に台頭してくる可能性が否めない。

▲→△ カレンモエ
→人によって結構印象がばらつく。芦毛はなんか比較し辛いんよね。個人的にはやや硬いフォームに見えるし、クビも少し高く上手く使えない印象。もちろん、能力的には非常にいいものを持ってるが、少し足りないのはこんなところの影響かと。この馬は結構手前のバランスが良くなかったりする(気がする)。左手前が良い。右手前は特に硬さを感じるし、この辺りがどうでるか。追い切り派のぶっちさんも指摘されていた。ただし、左回りの設定にしては、左手前で走りたがる馬がそこそこ誤魔化してしまう舞台でもある印象が私の中で拭いきれないので、ここは印を回しておくことに。

✔︎シゲルピンクルビー
→前走で1200mにメドが立ったか。調子が良い状態で、思ったより疲れてなかったから使うそうな。言葉を真に受ければチャンスなのでは。クビがやや立ち、地面を叩くので古馬重賞クラスだとややスピード負けするが、ここなら。左回り初ですかね。所作の癖的にはそんなにマイナスは無いような気はしてます。

✔︎レシステンシア
→走法一番星。まともに走ってりゃ1番綺麗です。手前変えに色んな疑惑があり、走法裁判中(週中の私のツイートなど参照)。今回は馬連からは外す。ここ勝てなくてもなんの問題もないし、調整過程も微妙。それでも自力を見せつけたいところ。1600がいいと思いますけどね。


(別レースで)ご活躍をお祈り申し上げますな馬


祈 ラウダシオン
→なんかパタパタしてた。ミルコが最終追い切りに乗ってきたら買えない。前に痛い目にあった。
右手前優勢な馬なので、直線はある程度伸びてくるでしょうね。実績もあるし。とは言え1200の馬ではないと言い続けてるので、お祈り。