アイビスサマーダッシュの考察

レース傾向

過去10年で父サンデー系の優勝はなし。というか創設以来父サンデー系の馬は1着になっていないレース。ダービーとは真逆の方向性の能力が問われる。近年では父ミスプロ系の異なる馬が4連覇中。この4頭は全て5枠より外。
今更私が論ずるまでもなく新潟千直のセオリーは外枠有利。一昨年のバカラクイーンが1枠から内ラチ沿いを通って3着に粘ったことで、昨年は内枠の4頭が内を通る戦法を取ったが、結局8枠の馬のワンツー。土曜の最終レースも外を通った馬で決まり、内を通る作戦は不発に終わった。

注目馬

5枠より外かつ父ミスプロ系の馬は全部で6頭。中でもマウンテンムスメに注目する。咋秋のルミエールADでは3枠から果敢にハナを奪って2着に好走。今年の韋駄天Sでは最内を通る作戦に出て撃沈(9着)。ただ着差は0.4秒と僅かだった。今回は絶好の外枠を引き当てたがかなりの人気薄。斤量55キロは確かに気になるが、ここでキャプテン渡辺氏の金言を思い出すことにする。
「穴馬を否定する言葉は無視すべし!」穴馬というものはたった一つの理由だけで来る。今回マウンテンムスメを買う根拠は「外枠」「父ミスプロ系」の2点。2点あれば十分だろう。
相手はスティクス。この馬も外枠で父ミスプロ系。本命候補だったが想定より人気になったため相手まで。前走人気で凡走した馬が今回もさほど人気落ちしていないのであれば、わざわざ狙う必要もない。

危険な人気馬

トキメキとレジェーロ。2頭とも前走を距離短縮ローテで激走しており今回は同距離となる。前走の反動で激走は期待できないと読む。特にトキメキは昨年このパターンで人気を裏切った。
この2頭の差しが不発に終わるとなると、マウンテンムスメとスティクスの残り目にもかなり期待できるのだが、果たして・・・

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?