【考察】京都2歳S

血統傾向

ハーツクライが好相性

京都で施行された2014年〜2019年の6年間でハーツクライ産駒が3勝を挙げている。2歳戦で初めての2000m重賞ということもあり、ディープインパクトの直線スピードよりもハーツクライのスタミナと末脚の持久力が要求されるレースになりやすい。
しかし2017年〜2019年の3年はほぼ人気通りの決着で、しかも3年とも9頭たてという少頭数のレースだった。今年は先週までの馬場傾向を見て検討する。

馬場傾向

ロベルトの血に注目

先週の京都芝は開催が進んできた影響もあり重くなってきた印象。マイルCSは軽い馬場功者のシュネルマイスターが末脚を発揮できず惨敗。外回りコースはタフな馬場で尚且つ末脚の伸びも要求されたが、内回りの2000mでは馬力とガッツが問われた。10Rの近江特別はロベルトの血を持つ馬が2、3着に好走。土曜11Rでも父も母父もロベルト系のマイネルクリソーラが2着。ロベルトは欧州血統の中でもイギリス型でスタミナと馬力に優れる。直線の短いコースや上がりのかかる馬場を得意とする。

注目馬

プレリュードシチーは父も母父も欧州型。母父はイギリス型のメイショウサムソン。ロベルトと同じくスタミナと馬力に優れるサドラーズウェルズの系統。父はハービンジャーでマイルCSを勝ったナミュールと同じ。ベストは東京のような広いコースだが、外を回しても届く今の京都の馬場は合うはず。ほとんどの馬が先行もしくは逃げ切りで勝ち上がってきている中、前走4角5番手から差し切っている点も好感が持てる。

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