見出し画像

J.GARDEN 55 一般参加の記録

J.GARDEN(J庭)55 に行ってきた。BL同人誌の即売会だと理解している。J庭は初参戦、というか、コミック系の即売会が初めて。
フォローしている作家がJ庭のおしながきをツイートしていて気になった。でも商業本もちょっと積んでるのがあって追い付いてないな~どうしようどうしよう。数日迷って、せっかくだし一度見てこようと思った。軽い気持ちで行けるのが東京に住む一番のメリット。

パンフレットは新宿の紀伊国屋で買った。ラスト2冊で危なかった。池袋にフロマージュがないの罠すぎる。秋葉原ならさすがにあるか?と思って部品を買うついでに寄ったら、受け取り専用の店舗だったらしい。仔縞楽々先生の表紙のが欲しかったんだけど、残念ながら手に入らず。

前日夜9時ぐらいからサークルを吟味していた(遅い!!!!!)。いろんな設定と絵柄のイケメンがいてワァ……わくわくしちゃって、気づけば午前3時。絶起のリスクをじんわり意識しつつ寝た。とはいえ予定があれば起きられるタイプだし、この日は異常な早起きをしてしまった。寝不足だが、はやる気持ちを抑えられずに予定より1時間ほど早く出発した。俺が寝るより攻と受が寝ること、それを見届けることのほうがずっと大事だった。

Webカタログが想像以上に使いやすかった。メモに入れたリンクが認識されるところとか、よくできていて感心する。マークしたサークルは「社会人・サラリーマン」「若者」カテゴリのが多かった。へぇ…

時刻通りに開場。ぞろぞろついていって中に入ると、展示場らしい高い天井が見える。目線を下げると、いきなりいやらしい男の子たちのポスターが目に入って「おお…!」って声出た。オタク大興奮。

即売会は戦場に喩えられることもあるけれど、ここは案外平和だった。開幕ダッシュする人の痛バにぶつかって「お前何ぼんやり歩いてんだよ」みたいな眼でにらまれる心配は無用だった。もうちょっと遅く来ても新刊買えたかも。どっかの街の商店街名物の超高速餅つきみたいな感じで、怒涛の勢いで金と本が交換されていて、自分がその阿吽の呼吸に乗れないんじゃないか、という心配も無用だった。心配しすぎ?

壁サー(商業BLが多い)はさすがに並ぶが、それでも自分のお目当てのところは5分ぐらいであっさり買えてしまった。むしろ「こんなに人がいる~~!!え~~すご~~~」と思えて、待ってる時間が楽しかったかも。最後尾の札を一瞬持たせてもらったがすぐにぞろぞろ人が来て、黄色い紙が後ろに流れていった。ただすごく並んでいるところは2時間待ちとかあったみたい。手分けできると、こういうとき強いだろうな。

並んでいるとき、列で隣になった方と「XX先生好きなんですか?」「そうなんすよ~」「いいですよね~」みたいなふんわりした話をちょろっとした。ほんとにちょっっっと話しただけだけど、それだけでも話せるのがあー、めっちゃ良いな~と思ってグッときた。もっと話せればよかった。よくよく考えればリアルでBLの話をする機会がほとんどなかった。一回ひとと飲んだときにBLにハマってる話をしたら若干引かれて、それ以来ブログと引き出し日記に一人でポンポン壁打ちしている(まあ、自分も百合の話されたらついていけないしなあ)。お話の途中で声をほめられた。ありがとうございます。1時間後別のサークルに行き、その声で「おしっことメガネの新刊、1冊ずついただけますか?」って言いました。

行動は主に一撃離脱戦法。1つのサークルで本を頂いたら壁に寄って本を入れて、整理して、また別のサークルに戻っての繰り返し。効率は悪いが他に方法を思いつかない。たぶん、現金は1000円札が9枚と500円玉が3つ、100円玉が7枚とか、それくらいしかなかったんだけどなんとかなった。気づいたら財布が空になってて、一回お金を下ろしてきた。

男性参加者は当然少ない。でも1割強はいたんじゃないかな?買うお手伝いに来ている人もいるかもしれない。筆者はもう自分自身の欲望のためだけに来ていた。そもそも二次元の攻め受けの皆さんも合算すれば男女比はトントンぐらいになるはずなので、何も気にすることはないのだ(?)。それでも全然池袋アニメイトの3Fより入りやすい。広いっていいね。

「10冊ぐらい買うか~」ぐらいの気持ちだったが、数えてみたら30冊買ってた。熱気に弱い。きみ技術書典でもこうだったでしょ。20冊目を鞄に入れたあたりから腰が痛くなってきた。重い荷物を運ぶにはリュックが楽かな?でも混み合う即売会ではちょっと怖い…。

「商業BL番外編のR18同人誌」ってなんというか、抜け道感がすごい。商業の同人…?そもそもあんなにスケベな商業BLがなぜ書店の一般フロアで売れてしまうのか正直わかってないんだけど、番外編を読むと、ウオー、なるほど、こういうことだったのね。力が解放されているのがわかる。

その日の夜、寮の浴場に行って体を洗っているときにリストバンドをつけっぱなしだったことに気づいた。変態紳士すぎる。誰もいないのが幸いだった。


終わってから数日、少しずつ戦利品を読んでいる。最高。行ってよかった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?