新年

あけましておめでとうございます。

めでたいというこで、悪魔の話をしようと思ってます。

学術文庫ですから、学術としての悪魔。

さて、悪魔って何人いや、何匹いるか知ってます?職場に4人いるよ、とかそういうことじゃないですよ。総数です。

悪魔の総数について、カネッティは2つの説をあげている。ひとつはすこぶる厳密であって、4463万5569。もうひとつはいたって大ざっぱであって、計11兆。また、16世紀のフランスで知られた大公の侍医は悪魔の数をかぞえており、計740万9127の悪魔がいて。それを79の君主が支配しているとしていた。この数字は後に修正され新しくかぞえ直したところ、君主72、悪魔740万5920の数を得た。

まったく別の数字ものこされている。それによれば悪魔には6軍団があって、おのおの66部隊を擁し、1大隊はそれぞれ666小隊をもち、1小隊は6666の悪魔で編成されている。とすると悪魔の総計は17億580・・・

もうええわっ!悪魔どんだけおんねんっ!何や軍団て!石原か!たけしか!

真面目やわー、学術文庫。

この後、悪魔の材質とは、という非常にそそられる章に入る。

悪魔の材質とは

 はなはだ厄介な問題に立ちむかわなくてはならない。つまりは悪魔の材質について。

さらにこの後も魅力的な章が続く。

黒のもつイメージ

白というフィクション

魔女の乗り物

追われた神、河童

橋造りが得意

悪魔もヘマをする

恩知らずは人間の方


章を読むだけで悪魔がだんだんかわいく見えてきた。

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