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SAABのカタチをした電動車を開発中?!

SAABという自動車に乗ったことがある方はとても少ないとは思いますが、第二次世界大戦後に航空産業から自動車の販売を始めたメーカーとして日本のスバルのような「こだわり」のあるクルマ造りをするメーカーです。日本のバブル全盛期ヤナセの販売網から販売されていたこともありとても華やかなイメージでSAAB900カブリオレが東京の街をたくさん走っていた記憶が少しだけあります。その当時は六本木の街はBMWやメルセデスベンツが当たり前で、SAABに乗る人はちょっとこだわりの人、アウディはベンツに乗る家のセカンドカーで良く見かけましたが、SAABの場合は、ちょっとアウトローもしくはスノッブなオシャレさんがさりげなく乗っているイメージでした。

一昨年SAABのクラシック900Sに乗りはじめ、その後、映画「ドライブ・マイ・カー」がヒット。私自身は映画公開前に短い期間で手放してしまったものの、個性的な設計だったが故に手離してみて、SAABロス症候群のような状態を経験。その後しばらくは毎日SAABを探しまくっていました。
当初は9−3や9−5という後継車を見ていたのですが、熱がようやく醒めてきた先月ふと見たクラシックSAAB900カブリオレに手を出しました。今は整備をお願いしているところで再び路上を走れる日がとても楽しみです。

そんな折り、SAAB Planet.comサイトを知りました。世界にはSAAB愛に溢れる方がたくさんおられるようです。SAABの今の動きについて引用を綴ってみます。

自動車メーカーのSAABは2017年に名前が消え、中国恒大集団(エバーグランデ)の電気自動車小会社NEVSになり電気自動車メーカーの準備を進めていたはずでした。

ところが、昨年12月9日フィッチ・レーディングスが恒大集団(エバーグランデ)の部分的デフォルトを認定、続いてS&Pダウ・ジョーンズ・インデックスが選択的債務不履行と認定していた。そんな中、NEVSも300人の従業員の解雇や、生産設備の売却につづき、昨年12月末に破産手続きが終了し事実上SAABは存在しなくなっていた。(下のリンク先から抜粋引用)

スウェーデンの軍需産業であるSAABは存在しつづけるものの、馴染み深い自動車メーカーとしてのSAABは事実上消えてしまったと思い込んでいました。
もうSAABの思想を引き継ぐ自動車は販売されないと思い込んでいたのです。

ところが、今年2022年5月にはSAAB9-3のカタチをしたNEVS 9−3EVの開発車が10台スウェーデンの港に陸上げされたこと。

https://www.saabplanet.com/10-nevs-9-3-ev/

7月にはNEVS本社新会社「Stallbacka Mobility AB」を設立していました。会社の責任者はステファン・アンダーソン・ティルク(NEVS社長)とのこと。

https://www.saabplanet.com/will-nevs-get-a-new-owner-this-spring/

去年までの動きはもはやSAABは消えてしまったのかと思うようなことばかりでしたが、前向きなニュースが続いておりとても嬉しく思います。

そして何より、SAABのことをフォローし続けているSAAB Planet.comサイトの存在に感謝します。

サポートいただきありがとうございます。自分の記事がみなさまの生活の豊かさに少しでも役に立てたら大変嬉しいです。