天照大御神と月読命とスサノヲの誕生についての簡単な説明(古事記)
(あらすじ)
伊邪那岐命が死んだ妻の伊邪那美命に会いたくなって黄泉国に行った。伊邪那岐命は伊邪那美命に「私の姿を覗くな」と言われていたのを無視し覗き、伊邪那美命は自分の醜い姿を見られてしまった!
↓
伊邪那美「よくも辱めてくれたな. . . 」という具合にとてもお怒り。
↓
伊邪那美はまず醜女を追わせ、ついには軍勢も派遣した。
それを伊邪那岐は餌で醜女を足止めし、桃で軍勢を追い払った。
この時に黄泉の坂(黄泉比良坂)に岩を置いて、黄泉の国と現世が分けられた。
(いつもどおり、伊邪那岐が投げつけた物や岩は神様になります。)
↓
逃げ帰った伊邪那岐は. . .
伊邪那岐「なんとも穢らわしい所へ行っていたのだ。禊をして体を清めよう。」
↓
禊中(ここで神様が大量生産されます。)
左目を洗う→天照大神が生まれる。
右目を洗う→月読命が生まれる
鼻を洗う→建速須佐之男命(スサノヲ)が生まれる。
以上。
・参考にしている本の(末尾にリンクを貼っときます。)解説を少し載せておきます。
スサノヲノ命は、元来出雲神話の祖神であって、皇室神話の祖神である天照大御神との間には、血縁的関係は無かったはずである。それが共にイザナギノ命の子として結合されたのは、皇室神話と出雲系の神話とを統合するために採られた方法であると思われる。
次田真幸(全訳注) (1977). 古事記(上) 講談社
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?