いかれた君の歌

雨の日の校庭で
傘を差し歩く君を見たよ
水たまりも気にせず
ぐちゃぐちゃな泥道を歩く君
白い靴が汚れてもお構いなしで
鼻歌さえ歌ってる

長い髪が風に揺れ
君の近くは花のような香りがする

気が付くと君のことばかり探している
君と出会ってから僕の頭がどうにかなってしまったんだ
ああああああああああああああああああ

夜の校庭で君を見たよ
校舎の窓に向って石を投げる君
静かな夜に響く破壊音
頬を染めながら楽しそうに笑う君を見て
僕の心は奪われてしまった
まるで夢の中の出来事みたいで
笑い声が夜空にひびく

学校が休みになっても
君は素知らぬ顔してセーラー服で街中を歩く
鼻歌うたって
鉄バット持って
誰も君には近づかないけど誰もが名前を知ってる

気が付くと君のことばかり探している
君と出会ってから僕の頭がどうにかなってしまったんだ
ああああああああああああああああああ
君が好きだ

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