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人生3周目のスガワラさん

「あんたなんかそーゆーとこあるよね」
「そんなとこも別に嫌いじゃないけど」
「頑張ってるから偉いよ」
「ま、そんな時もあるよね」
「頑張りたい時だけ頑張ればいいよ」

スガワラさんは私の友人だ。話を聞くのが上手で、いつも褒めてくれたり、下らない話で爆笑してくれる。とっても優しい子なのだ。

スガワラさんはちょっと毒舌だ。いい意味であまり人に興味が無くて、達観している。友人関係は深く狭くという感じ。対して私は広く浅かったり深かったりだ。そして人に興味しかなくてお節介を焼いてしまったりする。それが時に裏目に出てしまうことだってあるほどだ。

私とスガワラさんは全く正反対の価値観なのだ。

そんなスガワラさんとの出会いは小学生の頃。中学までは一緒の学校だった。高校は別々だったけど定期的に会ったりしていた。私の知らないうちにスガワラさんはどんどん考えが大人になっていた。私はいつまでも考えが子どものままだった。ちょっと寂しさを感じてしまった。

しんどい時に悩みを聞いてくれるのはいつもスガワラさんだ。きっとスガワラさんは人生3周目なんだろうなと思う程的確で現実的なアドバイスをくれる。しかも頭も非常に賢く、勉強もできる。私に無いものをたくさん持っていて羨ましいほどだ。


「なんかすごいね。なんでそんなに的確な意見言えるの?」

スガワラさん
「あんたなんかさ、生きるのってか、人間味ありすぎて大変そうだよね。人生1周目なの丸出しで逆におもろい笑」

えそれ今の状況で言う?って事をスガワラさんは言うのだ。ちょっとひどくね?ってくらいのことを言ってくれる。でもスガワラさんはいつもこんな感じだ。こんな感じだからいつも助けられている。感謝でいっぱいなのだ。

スガワラさんと趣味の話で盛り上がる。
スガワラさんとカラオケに行く。
スガワラさんと電話をする。
スガワラさんとちょっとディープな話をする。

スガワラさんとの時間はとっても楽しい。
スガワラさんには幸せになってほしいなと心から思う。

ありきたりな言葉だけど

ありきたりな言葉だけど、いつもいつもありがとうスガワラさん。人生の歩き方を人生3周目のスガワラさんから教わっている。

ここまで読んで頂きありがとうございました!

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